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門前商家の概要


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 移築保存した商家は、「油問屋三河屋庄左衛門商店」と称し、善光寺表参道である中央通りから東側に100mほどの東町通りに面していました。江戸時代中期頃から菜種油製造問屋で菜種油(水油)や蝋燭等を扱っていました。
 戦前までは長野市内で唯一の大規模製造所で、大正期には年間約660石(119,057l)の油を製造していました。戦時中まで、店先から中庭を通り奥の土蔵(シメヤ)まで菜種油搬出用のトロッコ線路(総延長約33m)が延びていました。
 母屋は、言い伝えでは弘化4年(1847)の善光寺地震の直後から3年ほどかけて再建したと言われています。
 母屋は、中央1間を通り土間とし、正面向かって左側を店とし、その奥に帳場・座敷(仏間)・茶の間が並んでいました。
 また、屋敷構え全体では、軒裏まで漆喰で塗り固め、中庭を囲む土蔵群と塗り籠められた高い塀によって、隣接家屋からの延焼を防止しようという防火構造になっています。
 幕末の門前町商家の生活を伝える重要な建物です。

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