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山姥の里 中条村







  

 山姥って言うと、一般には旅人に宿を貸して悪事をはたらく妖怪だと思われとるが、おらとこの虫倉山の山姥さまはおおいに違うぞ。子どもをとってもかわいがる神さまでな、ほれ昔の男の子は、刈込んだ頭の後ろに毛を少し残しておったろう。それ、《しとしとぴっちゃん》の、子連れ狼の、大五郎のあたまを思い出してごらんな、ここらじゃ「ととっ毛」って呼んだがね。昔の男の子ときたらみんながあたくで、、毎日川で泳いだり、木に登ったりしとってな、溺れたり、枝が折れて落っこちたりするのは日常茶飯事ってやつだった。だけどそんなときは山姥さまが「ととっ毛」をつかんでひっぱりあげてくれるもんで、いのちだけは助かるのさ。ほんと、ありがたい山姥さまなんだけど、いまの子は川や山で遊ばなくなっちまって、さびしいね、きっと。







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