長野市立博物館特別展示 川中島の戦い

こぼればなし

旭山城

善光寺の南西にある旭山の山頂の山城です。長野市街地からは西に尖った山として一目でわかります。
弘治元年第2次川中島の戦いにおいて、武田信玄の調略に応じた善光寺の堂主・栗田氏が、武田氏の援軍のもとに籠った城です。信玄はこの城に弓800張、鉄砲300挺を送っています。
この戦いは、大規模な戦闘がないまま約200日間に渡って膠着状態になりました。この時、今川義元が和議の仲介に入り、両軍が撤退となりました。これに伴って、旭山城は破却されます。

旭山展望台から善光寺平を望む

写真提供 : (公財)ながの観光コンベンションビューロー

旭山全景

写真提供 : (公財)ながの観光コンベンションビューロー