長野市稲里町下氷鉋に所在します。字名を塔之腰と言います。諸角は両角などとも記されます。
永禄4年の八幡原での戦いにおいて、81歳の老骨に鞭打って戦ったといいます。この戦いの最中、武田信玄の弟・信繁が戦死すると、「我もお供つかまつらん」とわずかな手勢を率いて、上杉軍と奮戦しましたが、それも及ばず、敵に首を落とされてしまったと伝わっています。
地元では、「もろずみさん」と愛され、「諸角講」もあります。

諸角豊後守の墓