更新日:2022年12月13日
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広報ながの2022年11月号掲載記事
毎年11月から翌年の4月ごろにかけて、ノロウイルスによる感染症や食中毒が多発します。非常に感染力が強いため、感染予防のポイントをしっかり守り、ノロウイルス感染症・食中毒を予防しましょう。
ノロウイルス感染者の便やおう吐物に含まれるウイルスが、人の手などを介して食品を二次的に汚染した場合や、食品がもともとウイルスに汚染されていた場合に食中毒が発生します。
ノロウイルスが付着した手で食品を汚染してしまう場合のほか、二枚貝はノロウイルスに汚染されている場合があります。カキなどの二枚貝(*)は、身の中心温度を85度以上にし、90秒以上加熱しましょう。その他の食品も、この加熱条件を参考に十分加熱しましょう。
*…販売されている「生食用カキ」は、ノロウイルスについての基準はなく、「ノロウイルスに汚染されていない」ということではありません。
特に食事の前、トイレの後、調理の前後はよく手を洗いましょう。液体せっけんを泡立てて洗い、ペーパータオルや個人のハンカチを使うことで、より感染のリスクを減らすことができます。
塩素系漂白剤を使用して消毒する方法が有効です。用途に応じて適切に水で薄めて使用しましょう(表)。
※〔注意〕アルコールや逆性せっけんの通常の使用方法では、ノロウイルスに対する消毒効果がほとんどありません。
ノロウイルス感染者の便やおう吐物には、ノロウイルスが大量に含まれているため、次のように処理しましょう。
家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度5パーセント)を原液とした場合 | |
おう吐物や便の処理時の消毒用(0.1%) | 食器や布巾などの消毒用(0.02%) |
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500ミリリットルのペットボトルにキャップ2杯分の塩素系漂白剤を入れ、水を加えてよく混ぜる。 | 2リットルのペットボトルにキャップ2杯分の塩素系漂白剤を入れ、水を加えてよく混ぜる。 |
※塩素系消毒液を作るときの注意
|
例年、全国でふぐ毒による食中毒が発生しています。中でも、自分で釣ったふぐを自ら調理し、食べて食中毒になる事例が目立ちます。
ふぐ毒はテトロドトキシンという猛毒で重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。有毒部位は種類によって異なるため、素人判断で調理することは大変危険です。
ふぐ営業届出が必要です。ふぐ処理者認定試験に合格したふぐ処理者を選任し、保健所に届け出てください。
※交付された届け出済証は、掲示することが義務付けられています。
※詳しくは市保健所食品生活衛生課にお問い合わせください。
市保健所食品生活衛生課課
お問い合わせ先
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