更新日:2023年1月31日
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広報ながの2023年1月号掲載記事
平成19年からエムウェーブ、ビッグハットを競技会場として、全国中学校スケート大会(以下「全中」)を継続して長野市で開催しています。
全国の中学生スケーターたちを迎えるのは、オリンピックや世界大会を開催してきたアイスリンク。エムウェーブのアイスリンク整備を20年近く担当する株式会社前川レジャーシステム長野営業所の中島所長に、お話を伺いました。
アイスリンクをどう整備しているのか、気を遣う点などをお尋ねしました。
リンクごとに整備条件は異なり、気候に順応した氷作りが求められます。一日に氷に乗るのが1,000人なのか、100人なのか、氷上の人数や気温などを常に予測して氷の品質を保ち、管理しています。3月下旬のシーズン終了まで、プレッシャーがかかる日々が続きます。
整備するスタッフとしては、ベストの氷を作ったつもりでも、選手にとって良い記録が出るかどうかは分からない。そこが難しいところで、答えのない中で、日々試行錯誤しながら、やっています。
「氷,良かったな」と思ってもらえると、うれしいですね。
(株)前川レジャーシステム長野営業所取締役所長中島智之さん
「全中」の印象をお聞きしました。
生徒さんたちの「やるぞ!」という気概を感じます。会場に各学校の、のぼり旗が立って、応援などの熱気もありますね。
選手たちが、エムウェーブのリンクに驚いたり、氷がきれいだと言って、緊張感の中でも楽しそうにしているのを見るとうれしいです。スタッフ側の「スイッチ」も入ります。全中の舞台に挑む選手のこれまでの努力を、われわれスタッフが台無しにすることはあってはならない。スタッフ一同で気合を入れて臨みます。競技中に「(選手の)シーズンベストです」というアナウンスが入ると「良かったな」と思いますね。
選手、関係者など、どれだけ多くの人が関わってこの大会が運営されているかと考えると、すごいイベントだなと思います。
エムウェーブ、ビッグハットのアイスリンク整備を20人前後で行っています。全中は両施設で同時開催となるため、特に大変だとのこと。競技用リンクの製氷には習熟した技量が必要であり、また限られた時間で製氷を終えなければなりません。誰でも代われる業務ではないため、万全の体制で大会に臨むそうです。
エムウェーブ製氷スタッフの皆さん
「選手にも、お客さんにも、喜んで帰ってもらいたい。」そう話す中島さん。施設整備の皆さんが心を込めて作り上げた「氷」の上で、今年はどんなドラマが生まれるのか、注目です。
ぜひ、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。(文責:広報広聴課)
広報広聴課
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