更新日:2023年2月8日
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平成29年7月現在、感染症発生動向調査における手足口病の患者の報告数が増加しており、全国的に流行しています。
口の中の頬や舌、手のひら、足の裏、足の甲、お尻などに、水泡性の発疹がでる感染症です。
乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
ほとんどの発病者は数日のうちに治りますが、まれに髄膜炎や心筋炎など様々な症状がでることがあり、重症になることがあるので注意が必要です。
手足口病は、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する場合と、唾液や鼻水などに手が触れることで感染する場合があります。潜伏期間は2~7日程度です。
特に、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。
発病を予防できる薬や特効薬などの特別な治療方法はありません。経過観察を含め、十分な水分補給、栄養補給、安静等、症状に応じた治療となります。経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこが出ない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
口の中の水泡がつぶれて口内炎がひどくなった場合、食事を飲み込みづらくなるため、刺激のあるものは避けて、のどごしの良いものをあげましょう。
接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理をすることが重要です。特に保育施設などの乳幼児の集団生活の場では、感染を広げないために職員と子ども達がしっかりと手洗いをすることが大切です。
手洗いは流水と石けんで十分に行い、タオルの共有はやめましょう。
治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排出されます。また、発病しないままウイルスを排泄している場合もあるため、日ごろからの手洗を習慣づけましょう。
長野市における発生状況は、長野市感染症情報をご覧ください。
長野市感染症情報
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