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ホーム > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症 > その他の感染症 > 感染性胃腸炎の予防について

更新日:2023年2月8日

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感染性胃腸炎の予防について

感染性胃腸炎とは(主にウイルス性)

※一般向けの情報です。飲食関係の方については長野市保健所・食品生活衛生課へお問い合わせください。

感染性胃腸炎とは、ウイルス・細菌などの感染により発症する病気の総称です。

感染性胃腸炎は年間を通して発生しますが、特に乾燥の強くなる11月頃から春先にかけては、ノロウイルスを主とし患者が増加します。また、乳幼児ではロタウイルスによる胃腸炎の発生が多く、5歳までにほとんどの小児が感染します。

脱水などの合併症による重症化の可能性もあるため、日頃から手洗いをこまめに行うなど、感染予防に努めましょう。

感染経路

ウイルスに汚染された水や食品を飲食することによる経口感染と、おう吐物や糞便などに触れた人の手を介した接触感染があります。

症状

ノロウイルスでは感染してから発症まで12時間~48時間、ロタウイルスでは2日~4日の潜伏期間があり、発症するとおう吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が起こります。なお、全く症状の出ない場合もあります。通常症状は数日で治まります。

治療

ウイルス性の胃腸炎は特別な治療法がないため、症状に応じた対症療法が行われます。

  • 特に乳幼児や高齢者では、下痢症状が強い場合脱水症状を生じることがあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 市販の下痢止めを使うと回復が遅れることがあるため、自己判断での服用はやめましょう。
  • 高齢者の場合おう吐物が気管に入ることで肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。おう吐症状が治まったら水分補給を十分に行い、消化しやすい食事を摂りましょう。
  • 症状が治まった後も、数週間はウイルスが便中に排出されます。引き続き十分に手洗いを行いましょう。

※なお、病原性大腸菌などによる細菌性胃腸炎は、抗生物質での治療が有効です。

感染を予防するには

手洗いを十分に行う

帰宅後や排泄後、調理前、食事前等、こまめに石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

適切な消毒の実施

ノロウイルスは、アルコールに対する抵抗力が強いため、アルコール消毒はほとんど効果がありません。塩素系漂白剤で消毒を行いましょう。

※細菌性の胃腸炎については、アルコール消毒が有効です。

消毒方法
  • 感染者の便やおう吐物は、速やかに片付けます。その際は、ビニール手袋やマスクを必ず使用し、直接触れたり、浮遊したウイルスを吸い込まないようにしましょう。
  • 便やおう吐物は、ウイルスが飛散しないようペーパータオルなどで静かにふき取ります。
  • 便やおう吐物を取り除いた後、十分に換気を行った上で、0.1%に調整した塩素系漂白剤をペーパータオル等にしみ込ませ、十分にふき消毒を行いましょう。
  • 汚れた衣類や寝具類は、汚物を十分に落とした後、0.02%に調整した塩素系漂白剤に30分程度つけ置くか、85℃以上の熱水に1分以上つけ置きします。その後、他の衣類等と分けて最後に洗濯します。布団などすぐに洗濯できない場合は、よく乾燥させ、スチームアイロンを使って高熱にあてると効果的です。なお、塩素系漂白剤の種類によっては、消毒時間が異なる場合があります。製品の用法・用量を確認しましょう。
  • 紙おむつは素早く丸め、乾燥する前にビニール袋等に密閉しましょう(乾燥するとウイルスが空気中に浮遊し、吸い込むことで感染する場合があります)。
  • ドアノブ・テーブル・おもちゃ等、手が触れやすい場所や物に対しては、環境消毒を行います。0.02%の濃度に薄めた塩素系漂白剤をペーパータオルなどにしみ込ませて拭き、10分程度経ったら水ぶきをしましょう。

その他

  • 症状のある時には他の人とタオルなどは共用せず、個人で使いましょう。
  • 下痢症状のある時には、入浴はシャワーだけにするか、家族の中で最後に入浴します。特にお尻は石けんで丁寧に洗いましょう。

関連ページ

塩素系漂白剤の各濃度に対する作り方

嘔吐物・下痢便の処理方法/次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方(PDF:1,084KB)

ウイルスによる感染性胃腸炎予防

細菌による感染性胃腸炎予防

細菌による食中毒(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

保健福祉部
長野市保健所健康課感染症対策担当

長野市若里6丁目6番1号

ファックス番号:026-226-9982

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