更新日:2023年2月8日
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ウイルスを保有しているダニに咬まれることにより感染します。マダニが原因の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や、ダニの一種であるツツガムシの幼虫が原因の「つつが虫病」などがあります。
ダニは主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。それぞれの症状が出た場合には、早めに医療機関を受診してください。
潜伏期は6日〜2週間で、おもに発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)がみられ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こします。
治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはありません。
潜伏期は5~14日で、おもに39℃以上の高熱、ダニの刺し口、発疹、倦怠感や頭痛、局所のリンパ節の腫脹などがみられます。
治療は抗菌薬の投与が必要です。予防可能なワクチンはありません。
ダニに咬まれないようにすることが重要です。やぶや草むらなど、ダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)を着るなど、肌の露出を少なくすることが大事です。また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認してください。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
ダニを無理に引き抜こうとすると、ダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、できる限り直接手でダニを取ったり、つぶしたりせず、病院で処置してもらいましょう
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