更新日:2023年2月8日
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鬼無里地区奥裾花自然園内のブナ林
※数値はすべて令和4年4月1日現在、面積は小数点以下四捨五入のため合計があわない場合があります
長野市の総面積は83,481ヘクタール、森林面積は52,494ヘクタールで、総面積の62.8%が森林です。長野、豊野、中条地区は比較的森林率が低いのに対し、その他の地区の森林率は高く、戸隠、鬼無里、長野地区には国有林があり、特に戸隠地区では民有林よりも多いことが特徴的です。
※国有林とは国が所有する森林、民有林とはそれ以外の、個人、企業、地方自治体、集落などが所有する森林
総面積 |
森林面積 |
国有林面積 |
民有林面積 |
森林率 |
---|---|---|---|---|
83,481 |
52,494 |
11,042 |
41,452 |
62.8% |
長野市の森林の約79%を民有林が占めています。民有林の約49%が人の手で植林した人工林です。
民有林面積 |
人工林面積 |
天然林・その他面積 |
人工林率 |
---|---|---|---|
41,452 |
18,400 |
23,080 |
49.6% |
長野市の民有林で最も多い樹種は「その他広葉樹」です。針葉樹で最も多いのはスギで、カラマツ、アカマツと続きます。
※複層林(樹種や樹齢、樹高の異なる樹木から構成される森林)59.13haを含む面積のため、民有林面積とは異なります。
スギ |
ヒノキ |
サワラ |
アカマツ |
カラマツ |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
9,415 |
383 |
2 |
2,715 |
7,514 |
49 |
クヌギ |
ブナ |
ナラ |
その他 |
竹林ほか |
---|---|---|---|---|
539 |
506 |
1,488 |
17,428 |
1,412 |
森林の林齢の構成を見ると、人工林は41年生から60年生、天然林は51年生から70年生に大きな偏りを見せています。スギやカラマツの標準伐期が40年であることから、多くの森林が伐期を迎え、利用できる大きさに達しているといえます。
国および県の補助を活用して、計画的に森林整備をすすめています。(単位:ha)
※市営林整備は除く
事業の種類 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
---|---|---|---|---|---|
人工造林 | 0.94 | 0.47 | 0.32 | 21.70 | 12.62 |
下刈 | - | - | - | - | 17.40 |
除伐 | - | - | - | - | - |
枝打 | - | - | - | - | - |
間伐 | 310.93 | 187.62 | 147.93 | 157.36 | 94.36 |
野兎防除など | - | - | - | - | 1.52 |
合計 | 311.87 | 188.09 | 148.25 | 179.06 | 125.90 |
長野市は市営林野3,850ヘクタール(市有林3,466ヘクタール、分収林384ヘクタール)について施業計画に基づき造林保育事業を実施しています。
※分収林(ぶんしゅうりん)とは、土地所有者が土地を提供し、他の人(公団、公社等も含む)が費用負担あるいは造林をして、そこから得られる林産物の収益を互いに協定した割合で分配する契約(分収林契約)の山林のこと
|
平成29年度 |
平成30年度 |
令和元年度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
---|---|---|---|---|---|
造林 |
- |
- |
- |
- |
- |
保育 |
40.80ha |
29.63ha |
10.60ha |
17.19ha |
1.99ha |
簡易作業路 |
1,088m |
1.578m |
- |
669m |
- |
森林は木材、山菜、きのこなどの林産物の生産はもちろん、きれいな水をたくわえる、山崩れや水害を防止する、レクリエーションの場となる、炭素をたくわえて地球温暖化を防止するなど、わたしたちの生活に様々なめぐみをもたらしています。しかし、近年、外国産木材の輸入量増加や、木材の需要減少となどによって、林業は産業としてとても厳しい状況にあります。その結果、手入れ不足で荒廃した森林の増加や、林業の担い手の減少が深刻です。このような情勢のなか、長野市はよりよい森林の整備と林業の振興を図るために、計画的な森林の手入れや、林業の経営基盤の整備を推進しています。そして、かけがえのない森林の育成と保全に努め、市民が自然の恵みと豊かさを享受できる調和のとれた森林を目指しています。
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