戸隠地区山岳情報・登山計画書(令和4年6月)
山岳情報(戸隠地区遭対協)
戸隠山・戸隠神社において令和4年6月15日に開山祭・安全祈願祭が開催されました。
開山祭に先立ち、戸隠地区山岳遭難防止対策協会および救助隊では、登山道調査を実施しました。
6月15日現在、高妻山(九勢至~十阿弥陀)・乙妻山・西岳・黒姫山(西登山道峰の大池)には残雪があります。
登山計画書様式
長野県では、平成28年7月1日から「長野県登山安全条例」に基づき、指定登山道を通行する際には、登山計画書を「長野県知事に届出する」こととなりました。
届出の様式、方法等は、長野県ホームページをご覧ください。
「登山計画書」を提出しましょう!(長野県ホームページ)(外部リンクが開きます)
戸隠地区様式は下記からダウンロードください。
登山計画書様式(戸隠版)PDF [PDFファイル/236KB]
登山計画書様式(戸隠版)エクセル [Excelファイル/40KB]
戸隠連峰ガイドマップ(登山計画書裏面) [PDFファイル/732KB]
登山道状況
調査対象:高妻山・乙妻山、戸隠山(表山)、黒姫山(西)、飯縄山(西)・西岳
高妻山
信州山のグレーディング:4D、標準コースタイム:9時間・日本百名山
・コースが長く、アップダウンが多いので、時間と体力に余裕を持って行動すること。
・残雪は6月下旬まで、九勢至~十阿弥陀の間の急斜面(山頂直下)にあり。
毎年滑落事故が発生しているため、特に下山時の滑落・踏み抜き注意。
高妻山頂~乙妻山までは残雪あり。
・弥勒尾根新道は、道はわかりやすい(笹の株などのつまずきに注意)
・牧場~一不動の大洞沢沿いは、倒木、土砂崩れなどにより登山道がわかりにくいところがあるので、看板、ピンクテープ等を確認して進むこと。
特に滑滝下(沢を渡るところを見逃し、まっすぐ行ってしまいやすい)
戸隠山
信州山のグレーディング:3D、標準コースタイム:7時間(奥社~戸隠牧場の縦走)、ヘルメット着用推奨地域。
・蟻の塔渡り・剣の刃渡り(ナイフリッジ)や多くの鎖場は、技術が必要。三点支持を身につけること、慎重に行動すること。
・蟻の塔渡り・剣の刃渡りは、三点支持で通過する。技術に自信が無い限り、立って渡らない。
・五十間長屋、八方睨のポイントで道を間違えやすい。休憩後は特に注意。
・八方睨~屏風岩間の稜線上の道幅が狭いので、滑落事例あり。蟻の塔渡りの後も気をつける。
・一不動~戸隠牧場の下りは、沢筋で鎖場もあり、渡河も数箇所あるので、マーキングを見逃さないよう注意。
(特に滑滝下。高妻山の項を参照)
黒姫山
信州山のグレーディング:3B、標準コースタイム、7時間
※大橋林道~西新道分岐~黒姫山頂~峰の大池西登山道~大ダルミ~大橋林道コース
・大橋林道から新道は問題ない。(分岐までの登山道は竹藪多い)
・山頂から西登山道(峰の大池、大ダルミ方面)は、例年6月下旬まで残雪があるので、道迷いに注意し、目印を確認する。
天狗岩周辺は、岩が大きく歩きにくいので注意。
・新道分岐~大ダルミ周辺は、戸隠竹細工の森であり、ネマガリダケ(竹の子)採取は禁止です。
飯縄山
信州山のグレーディング:2B、標準コースタイム:5時間(西登山道(中社)~山頂~瑪瑙山~中社ゲレンデ)
・登山道は、基本的に問題なし。残雪なし。
・飯縄山山頂から北、瑪瑙山・霊仙寺山への分岐の道迷い注意。
西岳(戸隠連峰)
信州山のグレーディング:5E(推定)、標準コースタイム:10時間、ヘルメット奨励地域。
・非常に難易度の高い危険な山で、登山ガイドや経験者の同行が不可欠。
【一般登山道ではなく、バリエーションルートです】
・ナイフリッジや鎖場は、クライミング技術が必要。ヘルメット奨励。
・残雪はほぼなし。稜線、鎖場は崩落があり、毎年状況が変わる。
・本院岳裏(八方睨側)のトラバースはロープあり、通行注意。
・採草地(大平)~楠川~鏡池の間、崩落により道が悪いところあり
・奥社登山口→本院岳→西岳→P1→採草地→鏡池の逆時計回りルートを推奨。
戸隠地区山岳遭難防止対策協会
長野県「山岳情報」について
長野県内の山岳情報、火山、登山道、山岳通信などは、長野県のホームページをご覧ください。
長野県「山岳情報」ホームページ(外部リンクが開きます)
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