ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつ及び担当課による案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
6月市議会は、6月7日に個人質問が終了し、明日で本会議が閉会する予定である。
議員の皆さんからは、資源再生センターの火災や廃プラスチックなどを含めた環境問題、昨今の事件・事故を踏まえた安全確保の問題、待機児童対策や子育てなど子どもたちに関連した話題を中心に、保健福祉や都市整備など、現下の情勢を反映したさまざまな課題について議論いただき、提案なども頂いた。
なお、資源再生センターについては、自動火災報知設備の復旧のめどが立ったため、7月1日からピットを使わずに直接処理工程に投入する方式で、不燃ごみの受け入れを再開していく。
また、保育士の確保についても質問を頂いたが、保育士の採用試験を本年度は例年より前倒しし、7月に実施する。ぜひ、多くの皆さんに応募してもらいたいと思う。
その他、頂いた意見・提案については、十分検討する中で、今後の市政運営に生かしていきたいと考えている。
次に、「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」についてである。
今週末の6月15日から軽井沢町で開催されるG20エネルギー・環境関係閣僚会合に合わせて、5月31日に長野県と一般社団法人イクレイ日本が発表した「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」に長野市としても賛同した。
また、5月26日には、プラスチックごみについて考えるきっかけとして、河川一斉清掃を実施し、真島の河川敷で私も約150人のボランティアと共にごみ拾いをしてきた。
プラスチック(ごみ)も多くあり、一人一人の行動と地域全体の連携が大事だと改めて感じた。
今後、宣言に賛同した自治体や研究機関とも連携し、本市の特性である自然環境に恵まれた地域資源を生かし、持続可能な社会づくりを進めていく。
次に、5月28日に、阿部知事や県内市町村長と「しあわせ信州 生涯活躍応援宣言」を発表した。この宣言は、昨年9月に私と松本市の菅谷市長が共同提言した、75歳以上を高齢者と呼ぼうという新しい高齢者の定義を基に、知事をはじめ、県内市町村長からも賛同が得られたことから、発表したところである。
宣言にもあるとおり、社会参加を通じて活躍することは、生きがいと健康の増進につながるものと考え、その具体的な取り組みとして、本年度、初めてディスコ(ダンス)大会やカラオケ大会を開催する予定で、6月8日には、もんぜんぷら座でディスコ講座も始まった。
こうしたイベントなどを通じて、人生100年時代の中で、65歳はまだ人生半ばという意識を持ち、経験や能力を生かして、元気で活躍してもらいたいと思う。
次に、長野市男女共同参画月間についてである。
長野市では、6月23日から6月29日まで実施される国の男女共同参画週間を拡大し、7月22日までの1カ月間を長野市男女共同参画月間として、男女共同参画社会の実現に向けての各種啓発イベントを実施する。
今年も、月間直前のプレイベントとして、6月21日に桜スクエアで開催するオープニングセレモニーを皮切りに講演会や講座、男女共同参画サミットなどのイベントを行う。
次に、去る6月1日に東京2020オリンピック聖火リレーのルート概要が発表された。
来年4月2日に本市も実施ルートとなり、聖火をランタンに納めるセレブレーション(聖火到着を祝うイベント)も市役所の桜スクエアで行われる。
オリンピック開催都市として、聖火が再び長野市にともることは非常に喜ばしく、沿道や桜スクエアで、多くの市民の皆さんと一緒に聖火を迎え、盛大に祝いたいと考えている。
具体的なリレーコースやランナーなど、詳細はこれから組織委員会で検討するようだが、長野オリンピックのレガシー(遺産)を感じ、周辺の市町村と一緒に機運を盛り上げ、東京につなげていけるような聖火リレーになればと考えている。
また、関連して、スポーツの楽しさを伝え、スポーツのまちを発信するため「ながのご縁スポーツ大使」を任命する。
詳細は、後ほど担当から説明する。オリンピック・パラリンピックムーブメントの推進とともに、市民の皆さんが、より一層、スポーツを身近に感じ、スポーツや運動習慣のきっかけにつながるよう取り組んでいく。
最後に、昨日6月12日に開催された第89回全国市長会通常総会において、全国市長会の副会長に選任された。
4月には県内19市の代表として、長野県市長会の会長に就任したが、両団体や本年度当市でサミットを開催する中核市市長会を通じて、国や県に対し、しっかりと地方の声を伝えていくとともに、各市間の協調・連携を図っていきたいと考えている。
私からは、以上である。
概要
令和元年度 長野市男女共同参画月間についてのお知らせです。
問い合わせ先
人権・男女共同参画課 男女共同参画センター 026-237-8303
概要
ながのご縁スポーツ大使についてのお知らせです。
問い合わせ先
スポーツ課 026-224-5083
概要
大型恐竜ニューデザインコンテスト開催についてのお知らせです。
問い合わせ先
教育委員会 博物館 026-284-9011
Q1(記者)
(市長は)全国市長会の副会長に就任したが、全国の市の代表として、国などと向き合うこともあると思う。どんなことをやっていきたいと思っているか、副会長としての抱負を教えてほしい。
A1(長野市長)
長野県市長会の会長、全国市長会の副会長になり、市民の声や地方の声を国に届けるチャンスが到来した。昨日、全国市長会の会長、副会長で首相官邸や自民党などに要望活動をしたが、その際、前向きに検討するといった回答もあった。どんどん(国に要望を)伝えていきたい。
Q2(記者)
地方の声を(国に)届けるとのことだが、具体的に届けたいと思っていることがあれば教えてほしい。
A2(長野市長)
保育園、幼稚園、認定こども園の管轄が、(国では)厚生労働省、文部科学省、内閣府と分かれていて、方針がそれぞれ異なっていることや、中小企業の声を(国に)届けていきたい。どうしても、(国では)東京や大企業中心の考えになってしまうが、さまざまな地方の声、中小企業の声を含めて届けていく。
Q3(記者)
中小企業の声とは、地方の中小企業のことか。
A3(長野市長)
そうである。
Q4(記者)
地方の中小企業の声としては、どのようなことが挙げられるか。
A4(長野市長)
東京から地方へ本社の移転を含めて企業を移転する際、中小企業には、より税制面などで優遇措置を取ることなどを要望していきたい。
Q5(記者)
資源再生センターの火災について聞きたい。先日の市議会委員会の中で、最初に現場に行った警備員がピットの中の煙を確認していたとの話が出たが、火災から2カ月経過している中で、(火災発生)当時どういうことがあったのか、市民に対して十分な説明がないのではないか。
市議会には、(センターの)復旧に向けたスケジュールや費用についての説明はあったが、今後の再発防止につながる当時の検証に関しては、まとまった説明はない。市民、市議会への説明責任について、どのように考えるか。
A5(長野市長)
職員が現場を確認し、消火を試みたという時間的なロスはあったが、人間誰しも、その場に直面すれば、まず自分で消火を試みるのは当たり前である。今後は、警備会社が警報を受信すれば、すぐ消防に通報するという態勢に変更する。
今回の反省事項は多いので、市民の皆さんにはまとめて報告したいと考えている。
Q6(記者)
文書か何らかの形で報告するのか。
A6(長野市長)
それを含めて対応をしたい。
Q7(記者)
例えば、広報ながのに掲載することも考えられるが、いつ頃、どのよう形で行うのか。
A7(長野市長)
できるだけ早くまとめて、議員を含め市民の皆さんにお知らせするが、その方法については今後考えていきたい。
Q8(記者)
資源再生センターの火災の件だが、今後の見通しが立っていることや具体化していることはあるか。
A8(長野市長)
熱感知器を設置し、作動した瞬間に警備会社から消防に通報することを検討している。また、ピット内のごみを一定の高さ以上に積まないようにする。
Q9(記者)
シニア向けのディスコ大会について聞きたい。長野市は寝たきりゼロへと言っているが、要介護の前の段階であるフレイルの予防に向け、社会参加を促すためにこのようなことを行うと理解している。ディスコ大会に向けた講座を含めて、どのようなことを期待するか。
A9(長野市長)
フレイルの予防に取り組んでいるが、65歳以上の仕事に就いていない人の8割が、あまり運動をしていないといった統計がある。(こうした人を)できるだけ外に誘い出して、人との触れ合いや話し合い、ボランティア活動など、いろいろなことに取り組んでもらうことが大切だと思っている。
特に、男性は外出しない割合が大きいので、男性をどんどん外に誘い出して、元気にやってもらいたい。元気に取り組んでもらうことは、ディスコ、カラオケに限ったものではないが、今回は、この二つをあえて行っている。
Q10(記者)
6月8日と本日、ディスコの講座が開かれ、それぞれ30人ほど参加したようだが、本日参加した男性は3人とのこと。高齢の男性を誘い出すことは難しいことと思うが、具体的な対策があれば聞きたい。
A10(長野市長)
いろいろな所で、高齢の男性の参加が少ない状況はある。PRも含めて、やっていきたいと思う。考えられることに取り組んでいく。
Q11(記者)
資源再生センターの火災の件で教えてほしい。対策として熱感知器を導入するとの話が市議会であったが、どういうものを導入するのか。また、導入する時期はいつか。
併せて、今回初動対応に問題があったと市長も以前から発言しているが、2カ月経ってもまだ詳細な経過報告がないことについての認識を聞かせてほしい。
A11(長野市長)
できるだけ早く、状況や今後の対策を説明したい。現状復旧を急いでいるが、(今回の)原因と初動対応について、反省を含めて報告しないといけないと改めて感じている。
現状では、熱感知器の設置の検討や、できるだけごみを積み上げないことなどを見直しすることで進めている。
Q12(記者)
対応マニュアルについて、空振りでもいいから通報するとの話があったが、もともとマニュアルはあったのか。
A12(長野市長)
警備会社から担当の職員に連絡して、担当の職員から消防へ通報する手順になっていた。その手順が時間的なロスを生んだことが、火災が大きくなった原因ではないかと思っている。
Q13(記者)
明文化されていて、マニュアルとして引き継がれていくものなのか、共通認識なのか。
A13(広報広聴課長)
詳細は、担当課に確認してほしい。
Q14(記者)
今後は、空振りでもいいから通報するということを、明文化してきちんと引き継いでいくとのことでよいか。
A14(長野市長)
よい。
Q15(記者)
冒頭のあいさつで触れた保育士採用のことを聞きたい。本年度は前倒しで採用試験を行うが、前倒しの効果と目的を聞かせてほしい。
A15(長野市長)
私立の保育園からは、市立と私立を併願している人がいるが、市(の合否発表)が遅いと、いつまでたっても私立に返事が来ないとの話があった。こうした私立側からの要望を踏まえ、できるだけ早めに(採用試験を)行う。
もう一つは採用の面で、今後、(年齢の上限を)26歳から29歳へと上げたいと考えている。保育士の確保については、養成校への訪問なども含めて対応している。現役保育士の職場説明会や、以前保育士をやっていた潜在保育士のための研修会を行うなど、さまざまなことに取り組んでいる。
保育する場所はあるが、保育士が足りない。量の確保と、質の向上に向けて、両面から対応していきたい。
Q16(記者)
私立保育園の方が早く採用内定を出し、市立の採用内定が遅かったため、私立に人材が流れていたということか。
A16(長野市長)
そうではなく、私立保育園と市立保育園を掛け持ちで(応募)する人は、どうしても市立保育園を優先する傾向があるようなので、市立保育園(の採用試験)を早く行えば、合否が早く分かるので、私立保育園も早めに採用できるということである。
Q17(記者)
市立と私立の試験時期を重複しないようにするということか。
A17(長野市長)
そうではない。市の合否発表が遅いと(私立保育園の採用も)遅くなってしまうので、(市立の採用合否を)早くすれば、(私立も)早く採用することができるということである。
Q18(記者)
金融庁の(金融)審議会の報告書の中に、老後30年間で2千万円が必要との報告が含まれていたことが話題になっているが、その件についてどのように考えるか。
A18(長野市長)
2千万円と聞くと、非常に大きな金額だなと私も思った。夫が95歳(で妻が90歳の世帯で、年金のみでは不足するの)で月5万円(の赤字で30年間)ということである。
国でも、できるだけ対応をしていくとのことなので、数字だけが先走りしたと感じる。
Q19(記者)
数字が先走ったとの市長の認識だが、麻生金融担当相が、政策のスタンスと合わないとの理由で(報告書を)受け取らないと発言している。長野市でも、有識者の考えを取り入れて、政策に生かしていく取り組みがあると思うが、その中で(麻生金融担当相の)発言をどのように見ているか。
A19(長野市長)
2千万円という数字だけが表に出てしまい、不安になられたのではないかと思う。長生きをしていくということは、健康のリスクと同時にそういうリスク(お金もかかること)もあることを、自分たちでも認識することは大事なことだと思っている。
Q20(記者)
スポーツ大使について聞きたい。今回、(長野市では)初めての任命となるが、長野五輪から20周年を迎えたことや、東京五輪を控えての時機もあると思うが、これまで(スポーツ大使を)任命してこなかった理由と、このタイミングで任命する意義を教えてほしい。
A20(長野市長)
長野市が、スポーツを中心としたまちづくりに取り組んでいく中で、ちょうど東京2020オリンピックもあるので、(オリンピック)レガシーを呼び起こしながら、長野市をPRするということで、岡崎朋美さんにお願いをした。
岡崎さんは、明るいキャラクターでもあり、長野オリンピックを含めて5回オリンピックに出場するなど、北海道出身だが、(長野市のスポーツ大使に)ふさわしい人なので、お願いをした。
Q21(記者)
先ほど聖火リレーの話もあったが、(オリンピック)レガシーと絡めて、岡崎さんにはこんなふうに活躍してほしいと思うところはあるか。
A21(スポーツ課長補佐)
身近にできるスポーツをテーマにして、市民と交流できるイベントなどを考えている。
具体的には、オリエンテーリングのように、地図を見ながらポイントを加算して楽しむロゲイニングや、飯綱高原ウオーキングフェスティバル、パラ・スポーツデーで、市民が一緒に楽しめて、(スポーツをする)動機付けになり、オリンピックムーブメントにつながるようなことを考えている。
Q22(記者)
いろいろな自治体にスポーツ大使はいると思うが、長野市としての独自色や、特長を出すための市長のアイデアなどはあるか。
A22(長野市長)
岡崎さんの明るいキャラクターを生かして、いろいろな所に出てもらいながら、市民と触れ合う中で活躍してほしい。いろいろな場所で、岡崎さんが長野市のスポーツ大使だとPRするキャンペーンなどを行い、長野市のPRにつなげていきたい。
Q23(記者)
話題になっている老後資金2千万円について、長野市に問い合わせはあるか。
A23(広報広聴課長)
直接担当する課はない中で、(広聴業務を担当している)当課には、今のところ意見などもらっていない。
Q24(記者)
報告書を受け取る、受け取らないは別として、高齢者は2千万円ないと駄目だということは大変なことだと思うが、市長の受け止めを聞きたい。
A24(長野市長)
人生100年という時代に、元気でいることが大事であり、75歳、80歳で終わりではなく、皆さんに100歳まで元気で活躍するという気持ちを持ってもらい、それには今何をしていかなければならないかということを考えてもらいたい。
ボランティア活動、有償ボランティアもあるので、今までの経験を生かしながら、さまざまな形で活躍してもらうように、市としても応援をしていきたいと思う。
お金のことも、健康と一緒に考え直すきっかけになるのではないか。
Q25(記者)
小・中学校のプールだが、県内では、プール授業を相当の施設を使って行うところが増えてきている。長野市もモデル事業として、本年度から実施するが、市長の基本的な考えや方針を聞きたい。
A25(長野市長)
今まで、プールは小・中学校にはあるものと考えられてきたが、使用するのは夏の2カ月間で、設置費や維持費を考えるとお金がかかる施設である。今は、紫外線の問題など健康被害も取り沙汰されるなど、保護者も含めて、だんだん考え方が変わってきている。
一方で、子どもたちに水泳というものをしっかり覚えてもらうと、いざというときに役に立つ。また、スポーツとしての水泳に取り組む際、しっかりとコーチを受けることが大事である。
民間の施設では、年間を通じて(水泳の授業を)行うことができるので、授業も平準化できる。上手に工夫すれば、このモデル事業は良い例になるのではないかと期待している。
市では、山王小学校をモデル校として、1年生から4年生までは民間のスイミングスクール、5・6年生はサンマリーンながので水泳授業を実施する。市内には79校(の小・中学校が)あり、一律には移行できないので、順次、試行をしながらこの方向にもっていきたい。
Q26(記者)
外部で(水泳授業を)行うことの、市長が一番感じているメリットとデメリットを1点か2点挙げてほしい。
A26(長野市長)
メリットは、インストラクターに専門的な指導を受けることができることと、天候に左右されずに年間を通して授業を組むことができることである。
デメリットは、移動の問題や、どれくらい受け入れ可能かといった問題がある。デメリットもあるが、メリットを生かして、子どもたちにしっかりと安全に水泳というものを教えていきたいと思う。
Q27(記者)
少子高齢化で、税収が厳しくなっていく中で、市民プールも本年度縮小の方向になっている。今の市長の話では、モデル校の様子を見ていくとのことだが、今後の方向性としては、学校のプールは新規に造らず、モデル校のような形をとっていくことがベースだと考えてよいか。
A27(長野市長)
よい。
Q28(記者)
長野市に小・中学校はたくさんあるが、いつまでにどれくらいとのめどはあるか。
A28(長野市長 加藤久雄)
今はない。新しいプールもあるので、それぞれの学校の実情を踏まえながら、対応していきたい。
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