ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつ及び担当課による案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
先ほど開催した長野市戦略マネージャー就任の記者発表会には、大勢の(記者の)皆さんに出席してもらいお礼申し上げる。
先ほども申し上げたが、4人の戦略マネージャーの皆さんには、今までの経験を生かして、新たな施策の立案・推進に期待申し上げるとともに、われわれもマネージャーの知見を生かし、地域活力の源泉である経済基盤づくりを進めていきたいと思っている。
次に、10月市議会臨時会だが、10月8日に招集する。市議会は、新人議員が10人加わり、女性議員も過去最多の9人となった。われわれも気持ちを新たに、議会対応、市政運営に万全を期していきたいと思う。提出議案の概要などについては、後ほど担当から説明する。
次に、令和2年度予算編成方針だが、10月に入り、令和となって初めての新年度予算編成に取り掛かる時期を迎えた。詳細は、この後担当から説明するが、来年度予算については、第五次長野市総合計画の計画推進重点テーマを実現する事業を中心に、これまでのYOBOU(よぼう)(事業)に加えて、本格的な人口減少社会、Society(ソサエティ)5.0などの時代の変化を先読みし、未来に向けて先手を打つ事業に着手したいと考えている。
しかしながら、既存事業の見直しを行わなければ、事業は増える一方であるので、働き方改革にも逆行ということになる。事務事業の見直しによるスクラップ・アンド・ビルド、選択と集中の徹底を図り、将来に負担を先送りすることのないように、取り組んでいきたいと思う。
次に、10月21日から10月25日まで、長野市の姉妹都市である米国・クリアウォーター市から、姉妹都市提携60周年記念事業訪問団が本市を訪れる予定である。クリアウォーター市とは、将来を担う中学生などの若い世代の相互派遣事業などに継続的に取り組んできている。学校訪問やホームステイといった貴重な体験を通して、国際人としての資質を高め合うことができるものである。
今回の訪問については、本市に滞在中、桜スクエアで歓迎式典を開催するほか、市立長野高校の生徒の皆さんと訪問団(の皆さん)との交流も進めたいと思っている。訪問団の皆さんには、長野の自然、暮らしや生活文化に直接触れ、長野の良さを十分に味わってもらいたいと思う。
市民の皆さんにも、今回の訪問を機に姉妹都市に興味を持ってもらい、姉妹都市交流事業の一層の発展につながることを期待したいと思う。
終わりに、収穫の秋、芸術の秋、スポーツの秋を迎え、市内では毎週末に大小さまざまなイベントが開催されている。
7月に開催宣言をした、2019デンマーク親善フェアも多くの事業を開催する季節となった。10月5日土曜日には、桜スクエアで開催する長野市農業フェアにおいて、デンマークゆかりの食品などの販売と郷土料理や歴史・文化を紹介するコーナーを設置するほか、文化芸術プロジェクトの追加事業として、翌週の10月12日から19日までの1週間、市芸術館展示サロンでデンマークアート展を開催する。
同じく10月19日には、デンマークで著名なアーティストであるドリーマーズ・サーカスのコンサートも開かれる。ぜひ、多くの市民の皆さんに来場してもらい、デンマークの文化に触れてもらいたいと思う。
また、シニアの皆さんがフレイル(虚弱)予防に向け、動いて社会とつながる事業として10月5日に市芸術館で、ダンシングナイトin芸術館を開催する。男女(合わせて)200人の皆さんが参加すると聞いている。私もお立ち台で踊るということで、困っているところである。しっかり練習しなくてはいけないと思っている。
シニアの皆さんが元気になっていく一つの大きなきっかけになればと期待をしている。
私からは、以上である。
概要
令和元年10月市議会臨時会 予算以外の提出議案についての説明です。
問い合わせ先
庶務課 026-224-5002
概要
令和元年度10月補正予算(案)、令和2年度予算編成方針、長野市財政推計についての説明です。
問い合わせ先
財政課 026-224-5014
概要
姉妹都市提携60周年記念事業に係る訪日団受け入れについての説明です。
問い合わせ先
観光振興課インバウンド・国際室 026-224-5447
概要
新たな広域連携促進事業「山の恵みジビエ活用プロジェクト」についての説明です。
問い合わせ先
いのしか対策課 026-224-8470
概要
長野市公営住宅等ストック総合活用計画の改定についての説明です。
問い合わせ先
住宅課 026-224-5424
概要
長野市青少年健全育成フェスティバルの開催、親子わくわくフェスタ2019の開催についての説明です。
問い合わせ先
家庭・地域学びの課 026-224-5085
Q1(記者)
財政指標の推移とそれを踏まえた予算編成方針について聞きたい。(担当課の)説明の中で、令和3年度以降は実質収支が赤字になって、財政調整基金の取り崩しで、令和5年度には基金が4割減というかなり厳しい数字が示された。
ほかの数字も非常に厳しく見積もったと感じたが、指標に対する市長の率直な見方と、どのような予算執行を目指していくのか教えてもらいたい。
A1(長野市長)
大変厳しい見通しである。当然現場(財政課)とすれば、常に固くやっていかなくてはならないという中で(策定した。今後は)、経済発展させ税収を上げるということが重要である。いろいろな意味で、税収を上げる施策を今後的確に行い、このような形(基金が4割減)にならないよう、最悪な事態の中で考えているわけである。
Q2(記者)
本日、臨時国会が召集となり、10月1日からの消費税の増税や安倍首相に関しては、憲法改正など、話題が豊富な国会となりそうである。長野市長という立場に加えて、県市長会長という立場で、国会論戦でどのような議論を期待するか、教えてもらいたい。
A2(長野市長)
消費税率が10月1日から上がり、皆さんの話を聞いていると、節約しなければいけないという声がある。
その中で、どうやって経済を活性化させて、国民に財布のひもを緩くさせるかといった施策を取っていくのか。また今回、10月から3歳から5歳まで幼保の無償化という中で、保護者の負担も軽減される。節約と同時に、国民の消費が停滞しないように、施策を的確に行ってもらいたい。
Q3(記者)
自治体の財政運営や自治体経営に関して、(国会で)議論になりそうなものは想定されるか。
A3(長野市長)
消費税率を上げる中で、地方消費税率も上げていくということであるが、先ほどの幼保の無償化についても、最終的には自治体の負担が増える状況にある。そうならないように国にお願いをしていきたい。
Q4(記者)
イトーヨーカドー長野店が閉店の意向を示してから、およそ1カ月たつが、市民の声や市の取り組みに何か進捗(しんちょく)はあるか。
A4(長野市長)
近隣の住民は、(長野店が)なくなれば大変なことになるという危機感や心配がある。市としてもそれらを受け止めている。
ただ、(建物所有者の)長野電鉄と(長野店を経営する)イトーヨーカ堂は、正式な発表をしていないので、動向を見ながら、どのように対応すべきか考えている。
Q5(記者)
権堂周辺では、若い人たちが古民家を改装して飲食店や古着屋などを営業しているが、権堂の街並み全体を市長はどのように受け止めているか。
A5(長野市長)
(商業の中心が)長野駅周辺に移っているので、権堂の(集客力の)低下は大きくなっている。善光寺と長野駅の中間点であるので、昔のようにはいかなくても、それぞれの店が繁盛するような対応をしていかなければと思っている。
県庁緑町線とセントラルスクゥエアが来春に完成し、次の善光寺御開帳までに供用開始する。セントラルスクゥエアから権堂周辺に向けて、もう少し歩きたくなるような道路整備を考えている。
市のできる範囲でやると同時に、地域の皆さんのがんばるとの声も聞こえてくるので、それらも含めて支援を考えていきたい。
Q6(記者)
財政推計は、前回はいつ策定して、それも5年間のものなのか。
A6(財政課長)
前回の財政推計は、平成30年3月に策定している。前回は、推計期間を10年間とし、当初予算をベースとしたが、今回は決算をベースとしている。そこが大きく変わっている。
Q7(記者)
(前回の推計と今回の推計では)全体構成は変わらないのか、内容が大きく変わっているのか。
A7(財政課長)
大きなくくりでの分析内容は変わらないが、推計方法であるとか、今回は推計に対する分析を入れている。それらの部分で今回は精度が高くなっていると考えている。
Q8(記者)
(推計期間を)10年間ではなく、5年間にした理由は何かあるのか。
A8(財政課長)
10年間というスパンを考えと、制度改正があったり、経済動向が大きく変化したりする。そこまで読み切れない部分があるので、5年間の推計とした。
Q9(記者)
今回の推計を見ると、財政調整基金がどんどん減っていって、市債も高くなり、経常収支比率も上がっている。今回は5年間であるが、これを10年間にスパンを広げた場合、5年間では底を打たずに、これからどんどん悪化していくといった感じではあるのか。
A9(財政課長)
財政推計は、今想定される要因を全て実施した場合に、こういう推計になるというものである。なので、実際この財政推計を基に、こうした状況に至らないように、予算査定や事業の調整、計画的な事業推進で、事業の平準化を図り、実質収支が黒字になるような財政運営を進めている。
もう一つ10年間に関しては、読み切れないところがあると説明したが、財政推計は今後、毎年推計していく中で、来年にはまた新たな決算に基づいた推計を行っていく。そういう意味では、少なくとも5年間あれば直近の計画策定ができるとの判断となっている。
Q10(記者)
財政運営をちゃんとしていけば、令和3~5年度の実質収支がゼロということは回避できる見通しということか。
A10(財政課長)
そういう財政運営を行っていきたいと考えている。
Q11(記者)
市長は「最悪の中で考えていく」と発言したが、最悪とは、どういうことを想定しているのか。
A11(長野市長)
今のままで行き、何の手も打たなければこういう状況になるとの財政課の説明である。そうならない形の中で、全力で産業振興を含めて前進を図る施策を行っていくものである。
Q12(記者)
予算編成方針、3の2の(2)「事業の見直しと財源の確保」で9点挙げているが、この中から市長が各部局に重点的に出した指示があれば教えてほしい。
A12(長野市長)
イの「産業の振興、就労の促進、フレイル予防による健康寿命の延伸うんぬん」、これは特に重点的に指示している。それとアの「例外なく全ての事業を見直し、必要性、緊急性等の高いものを厳選すること」、これも各部局に指示している。
Q13(記者)
アで「必要性、緊急性等の高いものを厳選すること」とあるが、具体的な数値の目標など現段階ではあるか。
A13(長野市長)
(具体的な)数値ではないが、人員配置については、今の人員の中で働き方改革などを行いながら、人員が増えないよう人事異動も含めて考えていく。また、各部局には(公共施設の)統廃合なども考えていく必要があると指示している。
Q14(記者)
先ほど、幼保の無償化について話があった。給食の副食費の扱いについて、長野市は国の指針に基づき費用を徴収する予定だが、他市町村では減免するところもある。長野市としては、減免しないとのことでよいか。
A14(長野市長)
食事はどこにいても取るものであり、幼稚園・保育園を利用していない子どもも食事は取るので、公平性を考え、副食費については負担してもらう方針である。
Q15(記者)
平等性の観点については理解できるが、小・中学校の給食へも考えを広げ、学校教育の食費そのものの考え方を見直すことなどは考えているか。
A15(長野市長)
低所得者層などを含め、負担できないような家庭については、しっかりと対応していきたいと考えている。
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