ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつの録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
はじめに、今月(3月)1日に、市役所本庁および支所におけるマイナンバーカードの手続きにおいて、一部業務が行えない事象が発生した。
このことにより、マイナンバーカードを当日発行できないなど、市民の皆さんにご迷惑をお掛けしたことをおわび申し上げる。
原因については、利用するパソコンのシステムを期日までにバージョンアップできなかったことによるものである。
その際、後日郵送で対応させていただくとした100件については、3月3日までに対応を終えたところである。今後は、作業内容とスケジュールについて、複数人での確認を徹底するなど、適切な対策をしっかり取って再発防止に努めていく。
また、昨日も、富士通が管理・運用しているクラウドサービスにおいて、機器が故障したことにより、本市の住民記録と国民健康保険のシステムが停止した。そのため、本庁と各支所の窓口にお越しになった市民の皆さんには、住民異動等の手続きならびに住民票の写し等の証明書の発行を行うことができず、大変ご迷惑をお掛けした。
なお、クラウド所有者である富士通に対し、厳重注意をするとともに、原因の早期究明と、他のシステムに同様の事象が起きないよう指示するとともに、バックアップ機能もしっかり(稼働)できるよう指示したところである。
そのマイナンバーカードであるが、長野市は今後DXを進めていく上でも市民のマイナンバーカード取得をできるだけ早く進めることを考えている。3月1日現在の長野市民の取得率は21.3パーセントである。より多くの市民の皆さんのマイナンバーカードの取得を目指して(市民)また法人にもPRしていきたいと思う。
次に、3月市議会定例会については、今月3日から本日まで、各会派の代表質問および個人質問が行われた。新年度予算案に関するものなど、新年度の施策や展望についての質問のほか、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する質問をいただいた。
ワクチン接種については、現時点で答えられる範囲で答弁したが、国の方針やワクチンの供給スケジュールがまだ決まってきておらず、その対応が決まってから、市の対応の詳細も決まってくるという状況である。報道の皆さんならびに市民の皆さんには、その都度、速やかに情報を提供していきたいと思っているので、よろしくお願いする。
また、「アフターコロナ」に関する質問もあったが、新型コロナの影響による大変な経済の低迷により、飲食・観光、旅館ホテル、公共交通をはじめ、あらゆる産業のパートさん、アルバイトさんなど非正規の弱い立場の人の暮らしを直撃しており、企業倒産、失業や収入減で、生活困窮者ならびに女性・若者の自殺者、家庭内暴力などが増加しているところである。市民の皆さんには、ウィズコロナで、3密を避け、十分な換気を行い、手洗い、うがい、マスク、特に会食のときのマスク会食を徹底していただき、新しい生活様式の中で動いていただきたいと思っている。新型コロナを侮らず、そして恐れずに対応していただくようお願いしたいと思っている。
議会の一般質問においては、ほかにも、さまざまな意見や提案をいただいたところである。十分検討し、今後の市政運営に生かしていきたいと考えている。
次に、今月3日に開設した、ワクチン接種コールセンター(の状況について)であるが、まず、受付件数であるが、昨日(3月8日)までの日曜を除く5日間で、104件の問い合わせがあった。また、主な問い合せ内容であるが、「いつから接種できるのか」「いつ接種券が送られてくるのか」といった問い合わせをいただいている。
先ほども申し上げたとおり、詳細な対応が決まっていない部分もあるが、問い合わせにしっかりと答えていきたいと考えている。
なお、先日開催した記者発表会でも説明したが、市としてはワクチン接種に伴う医療機関の負担が増すことから、何かの支援ができないか、引き続き検討しているところである。
次に、「ながのエール・フェスタ」についてであるが、今月13日に、セントラルスクゥエアにおいて、「音と食の癒し時間」を開催する。
「ながのエール・フェスタ」は、新型コロナの感染拡大の影響を受ける市民の皆さんを元気づけ、落ち込んだ本市の経済を活性化するための一連のイベントを開催してきたものである。昨年9月の「アウトドア・フェスティバル」から始まり、「秋の味覚フードフェス」、「新そばと食の市」と続き、春を迎えるこの時期に、フィナーレとなる「音と食の癒し時間」を開催する。
今回は、周辺のワイナリーや市内飲食店が出店するほか、コンサートなども開催されるので、生演奏を聴きながら、食事を楽しんでいただきたいと思う。
次に、今月3日から、本庁舎の市民交流スペースにおいて、「姉妹・友好都市写真展」を開催している。本市の姉妹都市であるクリアウォーター市と、友好都市である石家庄市の美しい景色や、これまでの本市との交流の様子を写真で展示している。
明日、10日は、「国際交流記念ミニコンサート」として、中国の伝統楽器、「二胡(にこ)」の演奏会が行われる。さらに、12日には、ジャスの街でもあるクリアウォーター市をイメージして「サックス&ピアノライブ」を開催する。
写真展は、14日まで開催されているので、多くの市民の皆さんに会場に足を運んでいただければ幸いである。
おわりに、東日本大震災の発災から間もなく10年となる。本市でも、3月11日には災害が発生した時刻に合わせて黙とうを行う予定である。
今月25日から始まる聖火リレーは、復興五輪の象徴として福島県からスタートするが、本市で行われる4月1日に向けて、本市でも準備を進めているところである。
国や組織委員会においては、東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、努力いただいている。本市としても、長野冬季オリンピック・パラリンピック開催都市として、コロナ禍における人々の希望となるよう、東京オリンピック・パラリンピックが大成功することを願っている。
私からは、以上である。
概要
長野市耐震改修促進計画(案)に対する市民意見募集結果及び計画の決定についての説明です。
問い合わせ先
建築指導課 026‐224-6753
Q1(記者)
長野市長選挙の日程が3月2日に開催した長野市選挙管理委員会3月定例会で決定し、さらに前回選挙に出馬した土屋龍一郎さんが立候補を表明しているが、併せて市長の所見を教えてほしい。
A1(長野市長)
(長野市長選挙の)日程が決まったということであるが、議会でも答弁したとおり、新型コロナウイルス、災害からの復興、さらに新型コロナウイルスによる影響を受けての経済対策などが非常に重要な時期であるので、今は残された任期をしっかりと、全力で対応していきたいと考えている。
Q2(記者)
次期任期についての明言はしないということか。
A2(長野市長)
そうである。
Q3(記者)
冒頭の市長あいさつで、東京オリンピック・パラリンピックが成功することを願っているという話があった。一方で海外からの一般観客の受け入れを見送る公算が大きくなったという報道もある。長野五輪のときには子どのたちの海外からの選手団との交流や経済面での効果も大きかったと思う。今回は東京での開催であるが、(海外からの一般観客の受け入れを)見送る公算が大きくなったことについて感じていることと市長が考えている望ましい東京オリンピック・パラリンピックの開催の在り方について思い描いているものがあれば教えてほしい。
A3(長野市長)
今回、今のところ組織委員会では海外からの観客は見送る方向ということであるが、このことについては組織委員会が対応するということで、私からは別段コメントはない。望ましい東京オリンピック・パラリンピック(の在り方)については、選手の皆さんが精いっぱい実力を発揮して、そして今あらゆる映像などしっかりしているので、世界の皆さんに雄姿を見せてほしいと思っている。また、(市で行っている)いろいろある海外交流などについては今後どのようにしていけばよいか現在検討しているところである。
Q4(記者)
長野市長選挙について聞きたい。令和元年東日本台風災害からの復興や新型コロナウイルスなど問題が山積みだが、次の4年間の長野市のかじ取り役はどのような人が適任と考えるか。
A4(長野市長)
今は非常に重要な時期である。特に、少子高齢化(により)、人口、子どもの数がものすごいスピードで減少しており、そのほか新型コロナウイルスによって経済が落ち込んでいる中でさまざまな課題が出ている。まず、これを任期中に、ある程度のめどをつけていく。いよいよ、これからは地方の時代に入ってくる。新型コロナウイルスによって、DXも含めて、すさまじいほどの変化が出てくる。そういうものにしっかりと軌道に乗せるような体制が必要だと思っている。
Q5(記者)
市長は今78歳で、仮に3期目に就任すると80歳を超える。高齢といえばアメリカのバイデン大統領も78歳であるが、80歳を超えて政治を行っていくことについての考えを聞きたい。
A5(長野市長)
もちろん体力という問題もあるが、一番は情熱を持ってやれるかどうかということだと思っている。
Q6(記者)
令和元年東日本台風災害から、今年で2年となる。仮設住宅入居期限の2年を迎えることとなるが、延長についてどう考えているか。
A6(長野市長)
延長をするか否かということではなく、仮設住宅やみなし仮設住宅に入っている人は、さまざまな課題があり、それぞれ事情も違うので、できるだけ早く、皆さんが次の生活ができるよう、しっかりと支援をしていきたいと思っている。そういう中においては、期限内に出られる人、災害公営住宅や公営住宅に移る人、自宅に戻る人などさまざまな人がいると思うが、それぞれの事情に合わせながら、できるだけ早く新しい生活に移行できるよう、支援していきたいと思っている。個々の皆さんとしっかりと相談しながらやっていきたい。
Q7(記者)
東日本大震災発生から(3月)11日で10年となる。これに関して、10年という月日の流れについて市長の見解を伺いたい。また、県のまとめでは現在長野市に101人の方が避難生活を送っているという中で、この方たちに対しての市としての考え方、支援の在り方について考えを伺いたい。
A7(長野市長)
東日本大震災から10年ということで、最近は毎日、(テレビなどで)映像が流されている。家族を失い、多くの方が亡くなられた大変悲惨な光景である。私どもとしては、最終的には市民の命を守るということが最大の問題であると思っている。今回、映像を見ながら、改めてどうやったら命を守ることができるか、何とかできなかったのかなと、いつも(映像を)見るたびに思うわけであり、長野市だったらどうしたらよいかというようなことも考えているところである。
そういう中で、長野市にも101人の(避難されている)方がまだおられるということであるが、10年経つと、それぞれの生活の中で(長野市での暮らしに)慣れておられるわけであり、その方たちと一人一人、また一世帯一世帯寄り添った中で、ご家族の意向に添って私どもも対応していきたいと思っている。
Q8(記者)
先ほど新型コロナウイルスのワクチンの話があったが、高齢者向け接種の順番について伺う。長野市には(高齢者向け接種の)対象者が11万人いるが、全国の自治体では、ワクチンの供給状況によって接種の順番を決めるという対応に苦慮しているという話がある。県でも配分や優先順位の考え方を示すことについての検討に入ったという話があるが、長野市としての検討状況、例えば基礎疾患の有無や施設の入所など、順番を考えたり、想定していることがあれば教えてほしい。
A8(長野市長)
例えば市町村によって(ワクチン接種の)順番が違うと「なんであっちはこうで、こっちはこうなんだ」という問題にもなる可能性があるため、県が(方針を)一本にして、(市は)県の方向性を見て調節しながら、また当然周辺の市町村とも同じような形でやっていこうという方向で考えている。そうしないといろいろな面で問題が起きる。また、(ワクチンが)来たら対応できるように、できるだけ早く、速やかに安全で安心して受けられるような体制(の構築)を着々と進めている。
Q9(記者)
状況にもよるかもしれないが、市長自身はどのようなタイミングで(ワクチン接種を)受けるか。
A9(長野市長)
私は一番最後でもよいし、順番通りでもよい。「市長は一番最後で」と言われれば一番最後でも結構である。そこはあまり気にしていない。あまり早く受けるといけないし、ちょうど順番に来たところで受けるのが良いかな、(ワクチンを)打たないのもおかしいし、そんな風に考えている。
Q10(記者)
3月1日に就職活動が解禁されたが、コロナ禍での就職活動の現状や課題について、市長はどのように見ているか。
A10(長野市長)
今本当に就職活動が大変な状況であり、企業も募集をしたいがなかなか学生とうまく会えない。また、先を見通せないという中で、求人も非常に厳しい。しかしそうはいっても人は欲しいという非常に難しい状況であると思う。学生においては、さまざまな企業にできるだけコンタクトを取り、本当に自分のやりたい仕事、やりたい人生を考えて、応募していただければと思っている。どちらにしてもお互い(企業と学生)が積極的にやっていき、就職浪人ということがないように、ぜひお願いしたい。
Q11(記者)
新年度の当初予算でも、若者の起業を見据えたような支援の政策が盛られているが、例えば就職に当たり、市外から来る人と市内から出ていく学生のそれぞれの立場があると思うが、そういった就職に関する支援や後押しになるようなことを市として考えていれば教えてほしい。
A11(長野市長)
今までは、長野から出ていく人が約6割以上という中、帰ってくる人が約4割という状況である。そんな中で長野市においては、専門学校や長野県立大学、長野保健医療大学、清泉女学院大学看護学部もできてきている。そういう意味では、だいぶ地域に定着してくる(就職の)形が増えつつある。また地方回帰という中で、私どもも長野市の魅力をしっかりとお伝えしながら、(企業と学生との)良いマッチングができるように、できるだけ支援をしていきたいと思っている。
Q12(記者)
緊急事態宣言が1都3県で延長が決まったが、その影響について、長野市としてはどのように考えるか。
A12(長野市長)
(1都3県における緊急事態宣言の延長について)国の判断は適切だったと思う。長野県にとっては、まだまだ(経済的に)厳しい状況が続くと思う。首都東京を中心として、その経済力の波及は大きな力となる。その意味では、(1都3県での緊急事態宣言)延長が決まったので、経済の回復を含めて厳しい状況が続くと思う。そのような中で、行政として、どのような支援ができるか、もう一度見直しながら対応していきたいと思っている。
Q13(記者)
長野市では来年度から中山間地域の投票所を減らす動きがあるが、松本市では移動投票車を導入することが明らかになった。長野市でも今年多くの選挙が控えている中で、投票率を上げるための施策など何か考えはあるか。
A13(長野市長)
一つは、(投票日の)前日(の土曜日)に期日前投票所を篠ノ井(支所)と豊野(支所)に2カ所(新たに)開設する。それと今回少し(投票所が)減少するが、(投票所が遠くなることで、投票所に)来られない人に対する(移動支援策として)タクシーとか交通の便等含めて、できるだけ地域に寄り添って対応できるように、支所(等を)中心に、中山間地域(の投票所が)がそのような状況にあるので、(利便性の確保・向上を図り)投票率が落ちないようなかたちの中で対応を進めている。
Q14(記者)
ワクチン接種について、国からの供給量がかなり少ないと見込まれている。市町村が準備を行う中で、スケジュールを立てるにも、国からの方針が示されなければ難しいところがあると思う。国に対して早くスケジュールを示してほしいなど、市長が何か考えていることはあるか。
A14(長野市長)
国の方も、結局日本でワクチンを製造しているわけではなく、外国頼りだというような状況もあるので、たいへんな努力をしていると思う。今のところ何とか早くきてほしいと願うばかりである。
Q15(記者)
冒頭の(市長)あいさつにもあったが、前回のワクチン接種に関する記者発表会の中で、医療機関の負担軽減のために支援することを検討しているという話があり、現在も検討を進めているとのことだが、あれから具体的に進んだ話などはあるのか。
A15(長野市長)
市保健所で検討を進めているが、具体的な報告はまだ受けていない。
Q16(記者)
前回の(ワクチン接種に関する)記者発表会では、ワクチン接種が可能な医療機関は、132施設あり、目標の140施設に届かせたいということだったが、あれからワクチン接種可能な医療機関の数は増えているのか。
A16(市保健所健康課長補佐)
現在、市内の医療機関に対し、最終的に協力できるかどうかを、今週中の締め切りで調査を実施中である。(調査結果について)公表できる段階になったら、皆さまにお知らせしたい。
Q17(記者)
長野市長選挙について、現段階では、まだ(選挙に)出る、出ないの表明はないようだが、今後その判断をする時期のめど及び判断をする基準について、今の考えを聞きたい。
A17(長野市長)
基準というのはない。判断という面で見ると、あまり遅からず早からず、という状況だと思っている。迷惑を掛けない中でしっかりと(判断を)していきたいと思う。
Q18(記者)
基準はないということだが、あえて挙げるならどういう点を考慮して判断をしていきたいか。
A18(長野市長)
災害からの復興、新型コロナウイルスなど、今さまざまな課題が山積しているので、できるだけ早く方向付けをしていくという中で、時期も含めて対応をしていきたい。
Q19(記者)
前回(の市長選挙で)対抗馬だった土屋龍一郎さんが出馬の意向を示しているということになったが、これについての受け止めはどうか。
A19(長野市長)
特にコメントはない。
Q20(記者)
そういう人が出てきて、いいとか悪いとか含めて現段階では特にないか。
A20(長野市長)
特にない。
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