ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつの録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
報道機関の皆さんには、定例記者会見にお集まりをいただきありがとうございます。
11日の就任以来、およそ2週間がたった。先週の1週間は、部局長から各部局の事業のヒアリングを行い、公約に掲げた施策の実現に向けて検討も行った。今後も庁内での協議を進め、公約を着実に実現していきたいと考えている。
次に、通明小学校において児童が石碑の下敷きになる事故が発生したことについて、児童とその保護者の皆様に、まずは心よりお見舞いを申し上げる。
事故の詳細については、現在警察が捜査中であるが、市内の小中学校において緊急の安全点検を実施するなど、教育委員会では再発防止を図っているところである。
また、学校以外の市有施設に対しても、安全点検を行うよう指示し、利用者の安全確保を図っていく。引き続き、子どもたちが安全・安心に学ぶことのできる環境整備に努めていく。
次に、12月市議会定例会については、明日25日告示、12月2日開会の予定で準備を進めている。
今回提出する議案のうち補正予算案については、私の公約に関するものを含め、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、「子ども・子育ての応援」と「市内経済の回復」に資する事業を実施するための経費を計上するとともに、来年度からの施設の指定管理に向けた債務負担行為などを計上している。
なお、特に緊急を要するものは、議会初日に議決をいただけるようスピード感を持って進めていく。提出する議案については、後ほど担当から説明する。
次に、信州大学が設置を検討している、情報系新学部について、一部報道では「長野市が誘致する方針」との報道があった。本市をはじめ長野圏域としても、工学部が分割されることに大きな危機感を抱いている。このため、今後、関係する皆様と相談しながら、新学部の誘致について検討していきたいと考えている。
次に、水道事業の広域化については、先日開催された「上田長野地域水道事業広域化に関するシンポジウム」において、研究会における広域化の検討状況について説明させていただいた。今後、さらに検討を進め、今年度末には、「広域化の方向性報告(案)」を取りまとめたいと考えている。水道事業の広域化については、議会や市民の皆様への丁寧な説明を行うとともに、意見を伺いながら進めていきたいと考えている。
次に、就任後最初の週末(11月13日)に、「アグリながぬま」において、旬のリンゴのトップセールスをしてきた。また、先週末(11月20日)には都内において、長野市産農産物の紹介とともに、来年開催される善光寺御開帳をはじめとする本市の観光情報などもPRしてきた。どちらの会場も盛況であり、大勢のお客さんにリンゴなどの農産物を買っていただいた。
長野市はおいしい農産物、優れた観光資源がたくさんあるので、今後も機会を捉えて、積極的にトップセールスをしてまいりたいと考えている。
次に、戸隠スキー場については、後ほど担当から説明するが、来月11日にオープンする。
オープニングセレモニーには、私も出席する。来場者の皆さんとスキーを楽しむ予定で考えている。
戸隠スキー場は雪質もよく、市内からも近くて行きやすいスキー場なので、今年も多くの皆さんにお越しをいただきたいと考えている。
終わりになるが、このところ、全国的にも新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いており、市内の新規感染者もほとんど出ていないという状況である。
これから年末年始を迎えるが、忘・新年会、あるいは旅行・帰省などは地域経済を支える上でも大変重要なことなので、過度の自粛はせずに、感染防止を心掛けながら行っていただきたいと考えている。
私からは、以上である。
概要
令和3年12月長野市議会定例会 予算以外の提出議案についての説明です。
問い合わせ先
庶務課:026‐224-5002
概要
令和3年度12月補正予算(案)についての説明です。
問い合わせ先
財政課:026‐224-5014
概要
第44回人権を尊重し合う市民のつどいについての説明です。
問い合わせ先
人権・男女共同参画課:026‐224-5084
概要
2021‐2022 戸隠スキー場の営業についての説明です。
問い合わせ先
観光振興課北部産業振興事務所:026‐254-2324
概要
長野市公共施設等総合管理計画(改訂案)についての説明です。
問い合わせ先
公共施設マネジメント推進課:026‐224-7592
概要
長野市都市内分権基本方針(案)についての説明です。
問い合わせ先
地域活動支援課:026‐224-7615
概要
第二次長野市消費者施策推進計画についての説明です。
問い合わせ先
市民窓口課消費生活センター:026‐224-5021
概要
第五次長野市男女共同参画基本計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
人権・男女共同参画課:026‐224-5428
概要
第四次長野市地域福祉計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
福祉政策課:026‐224-5028
概要
予防接種に関する事務の特定個人情報保護評価書(案)についての説明です。
問い合わせ先
市保健所健康課:026‐224-9964
概要
第三次長野市スポーツ推進計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
スポーツ課:026‐224-5083
概要
第三次長野市環境基本計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
環境保全温暖化対策課:026‐224-5034
概要
長野市一般廃棄物処理基本計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
生活環境課:026‐224-5035
概要
長野市空家等対策計画(案)についての説明です。
問い合わせ先
建築指導課空き家対策室:026‐224-8901
Q1(記者)
就任後、本日でちょうど2週間たったかと思う。市長にとってどんな2週間だったか。率直な感想を教えていただきたい。
A1(長野市長)
日に日に慣れるというよりも、改めて身の引き締まるような思いで市政をあずからせていただいている。これまでの間、各部局長から事業の説明があったり、先ほど申し上げたようにりんごのセールスに出向いたりということで、忙しくもあり大変充実した2週間だったと考えている。
Q2(記者)
先ほどのあいさつの中で、信州大学が設置を検討している新学部に対して誘致を検討していく、という話があった。誘致を検討する理由について改めて教えていただきたい。
A2(長野市長)
長野市としてはスマートシティ構想を進めていきたいと考えている。そのような中で信州大学が、現在情報系の新学部を検討しているという状況であり、私たちとしては、これからの人材をしっかりと確保したい。そんな中で長野圏域としては、人材育成機関は長野市に置くべきではないかと思い、過日広域連合の首長の皆さんにはそのようなお話をさせていただいた。詳細については今後関係の方々と調整をして進める準備をしていきたいと考えている。
Q3(記者)
基本的には誘致をしていく方針ということでいいのか。具体的にいつどのような形で信州大学に働きかけるのか。飯田市が既に誘致の働きかけを進めている中で、実際に誘致していくということであれば、結果的には競合する形になると思うが、そのあたりのスケジュール感、方針ということでいいのかどうか、ということを教えていただきたい。
A3(長野市長)
基本的には方針である。現在のところ信州大学から詳細な情報、あるいは信州大学としてはっきりとした明確なものが出てきていない。そうは言ってもそれを黙って見ているのではなくて、あくまで方針としては持っていたい、ということである。
Q4(記者)
10月31日投開票の衆議院議員選挙で、市内の高齢者施設の関係者が公職選挙法違反容疑で逮捕された。この事件への受け止めと、市長として再発防止に向けての取り組み、何か考えていることがあるか教えていただきたい。
A4(長野市長)
選挙は公明公正に行われるべきものと考えているし、そのような観点で選挙管理委員会には引き続き実施をしてもらいたいと考えている。私としては全てを知るわけではない。報道での情報しかないが、大変残念なことが起きた、という認識を持っている。
Q5(記者)
再発防止ということで何かできるものがあるのか、防ぎきれないものも、もちろんあるかと思うが、そのあたりはいかがか。
A5(長野市長)
今後、選挙管理委員会と一緒に議論していきたいと考えている。
Q6(記者)
昨夜、長野市に長く住んでおられた(元)AC長野パルセイロレディースの横山久美選手がパートナーの女性との結婚を発表したが、このことについてコメントをいただきたい。
A6(長野市長)
非常に喜ばしいことだと考えている。ぜひ、横山選手には引き続き素晴らしいプレーを私たちサッカーファンに見せていただきたいと思っている。
Q7(記者)
横山選手はアメリカに渡ってからトランスジェンダーであることを公表して大統領がコメントを寄せるなど非常に反響を呼んでいる。今回の結婚に関して日本の同性婚をめぐる現状を知っていただきたいと思い報告したとコメントしているが、長野市のパートナーシップ制度の導入について、現時点での導入に関して考えを聞かせてほしい。
A7(長野市長)
先の選挙の公約の中に、私も多様性は掲げている。他の自治体では既にパートナーシップ制度を取り入れている自治体もあるので、参考にしながら担当部局と調整を進め、検討したいと考えている。
Q8(記者)
この制度に関しては、3年前に加藤前市長が意識調査を踏まえた上で、この制度はどこまでできるか他の自治体の事例を踏まえて研究しているところと答えている。今の(回答にあった)検討していくというのは、それよりも踏み込んだものということで認識してよろしいか。
A8(長野市長)
今回の選挙戦あるいは議会の方々からも、例えばアパートを借りられないなどいろんな意見をいただいているので、意見を踏まえながら、検討を進めていきたいと考えている。
Q9(記者)
(説明のあった)補正予算案の中で、子育て応援給付金については、市長が選挙の時に掲げていた公約のひとつであると思うが、予算案として12月議会に提出することについての思いと、初日に可決された場合の給付時期について教えてほしい。
A9‐1(長野市長)
私としては、かつて、長野県の教育委員を務めていた時にも困窮家庭の問題についてはよく聞いていた。特にコロナで傷んだ経済の中で、ご苦労されている家庭、収入が激減している家庭が多数見受けられる。公約の中に子育て応援の給付金を掲げていたので、今回の補正予算の中には、公約の実現、思いを反映させるために計上した。時期の詳細については、担当から説明する。
A9‐2(子育て支援課長)
スピード感をもって給付することが大切であると考えている。今の時点では、12月20日の週に支給をしたいと考えている。
Q10(記者)
申請が必要なのか、それとも市から自動的に振り込まれる方式なのか。
A10(子育て支援課長)
今、国の方で、子育て世帯のひとり親とひとり親以外の世帯の給付金の支給をしているが、その方々に対して上乗せする形で支給させていただくので、こちらからのプッシュ型というかたちでお支払いする予定である。
Q11(記者)
基本的には振込方式でよいか。
A11(子育て支援課長)
そうである。
Q12(記者)
石碑の事故について、先ほどのあいさつにもあったが、市でその後、不具合のある石碑について調査をしていたと思うが、調査結果が出ていれば教えてほしい。
A12(教育委員会事務局教育次長副任兼総務課長)
現在、19校24件と報告が上がってきている。ただ、学校から追加で連絡が来ており、現在調査中のため、今後数字は変わってくると思う。
Q13(記者)
週末に東京でトップセールスを行っていたと思うが、その中で、リンゴもさることながら、移住相談の窓口で実際に移住を検討している夫婦の話を聞いていたかと思うが、そのような取り組みについて、県でもコロナ後を見据えての重点施策としていろいろ取り組んでいるが、市として今後どのように活動したいか、考えを教えてほしい。
A13(長野市長)
先日のリンゴのトップセールスに加え、長野県の事業としての移住促進フェアを見させてもらい、率直なところ非常ににぎわっていたなという感想である。それだけにこの長野県に対しての移住の希望は多いと実感している。その中で、長野市としても、そういった機会を利用しながら、できるだけ多くの人にこの長野市の魅力を知っていただき、関心を持っていただいて、移住していただけるよう、施策をさらに展開をしていきたいと考えている。
Q14(記者)
来月1日から災害公営住宅の入居が始まるが、みなしを含めた仮設住宅に住んでいる高齢者には、引っ越しが自分ではなかなかできづらいというような人もいると聞いている。以前、前市長が記者会見で、市としてできる範囲のことをやっていきたいという考えを示していたが、引っ越しの開始が迫ってきた中で、市として何か取り組む考えがあれば教えてほしい。
A14‐1(長野市長)
来月から入居が始まるが、とにかくクリスマスやお正月を本当に落ち着いた状況の中で、過ごしていただきたいという思いがある。
A14‐2(住宅課長補佐)
引っ越しに悩んで、実際にどう動いていいのかわからない人がいる。生活支援・地域ささえあいセンターの職員や市の職員などが個別に話を聞き、具体的なアドバイスを行っており、引っ越しがうまくいくようにつなげていきたいと考えている。
Q15(記者)
基本的には個別の相談に応じているということでよいか。
A15(住宅課長補佐)
そうである。
Q16(記者)
先ほどの子育て施策(に関する質問)のところで、公約にも盛り込んでいたからということであるが、改めて市長としての子育てへの給付金に対する思いを伺いたい。
A16(長野市長)
このコロナの状況で傷んだ経済の中で、大変ご苦労されている世帯の方々、ひいてはそのことが子どもたちに影響を及ぼしている現状がある。そのような低所得の子育て世帯を支援するために独自にこの給付をさせていただきたい。やはり、私としても困ったご家庭、お子さんを助けたいという一心で行いたいと考えている。
Q17(記者)
信州大学(の新学部の誘致)についてだが、先ほどこれから取り組んでいきたいということで、信州大学から特に今のところ示されていないということではあるが、市長としても誘致したいということが報じられているところだが、信州大学から何かリアクションだったり、聞いていたりするのか。
A17(長野市長)
現在のところは、我々としては情報収集に努めている状況であり、特に信州大学から何かご連絡をいただいているということはない。
Q18(記者)
冒頭のあいさつの中で、学校の石碑に関連して、学校以外の市有施設についても安全点検を行うようにということだが、それについて少し具体的に説明していただきたい。
A18(広報広聴課長)
担当は管財課になるが、本日同席していないので、後ほどご確認いただきたい。
Q19(記者)
信州大学の新学部について、先ほど長野広域連合の方に協力を呼びかけたという話があったが、いつごろ、どういった場で呼び掛けたのか、どういう立場の人に対して呼び掛けたのか、確認したい。
A19(長野市長)
先日開催された広域連合理事会が終了した時点で、私の方から広域連合の首長の皆様に提案をさせていただいた。
Q20(記者)
今後のスケジュールの関係で、情報収集中ということであるが、学長とかに会う予定とか、そういったスケジューリングというか調整はしているのか、それとも今後(調整を)していく予定か。
A20(長野市長)
現在のところ具体的な日を決めて予定をすることは考えていないが、私どもとしては市内の経済界の方々、さまざまな方々にご協力をいただけるような、まず、私どもとしての体制を整えていきたいと考えている。
Q21(記者)
(信州大学の新学部は)情報系の学部ということであるが、今長野市内に工学部があるが、それとの区分けについてはどのようなお考えか。
A21(長野市長)
それについては大学側の判断になると思うので、私としてはコメントを差し控えさせていただきたい。
Q22(記者)
先ほども話があったが、東京でリンゴのトップセールスをしたが、その中での手応えと改善点、今後の展開はどのように考えているか。
A22(長野市長)
私が法被を着て、また報道機関の皆さんにも取材に来てもらったので、それを見て、何かやっているのか、何があるのかと関心を示した方は大勢いたと思うし、結果として大変なにぎわいがあった。ただ一方で、やはりお客様の中には、リンゴといえば青森県だと思っていたというような方々も多数いたということを考えたときには、やはりリンゴの産地である長野市としては、より一層のPRをすることによって、リンゴといえば長野、長野といえばリンゴがおいしい地域だというところまで持っていかなければいけないということを感じて帰ってきた。
Q23(記者)
今後の展開として、リンゴ以外に何か考えているもの、予定しているものはあるのか。
A23(長野市長)
私は(PRすべきものは)長野市のすべてだと思っている。この空気、水、そして自然、来年開催される善光寺御開帳、日本一の門前町大縁日など、長野市のすべてをPRして、多くの皆さんにお越しいただき、おいしい食べ物をお買い求めいただきたいと考えている。
Q24(記者)
ノルディックスキーの関係だが、今週26日からワールドカップが始まる。2月には北京オリンピックも開催が予定されている。長野市の渡部暁斗選手にこの前インタビューしたときには、荻原市長にも期待しているという話もあった。(荻原市長と同じ)ワールドカップ通算19勝とトップで並んでいるが、逆に荻原市長から、ワールドカップとオリンピックそれぞれ、渡部選手に期待することを伺いたい。
A24(長野市長)
渡部選手から期待されるということは大変光栄である。渡部選手はワールドカップで現在19勝ということで、かつて私が選手時代につくった記録と横一線で並んでいる。今季中には20勝、あるいはそれ以上の勝利を重ねて、日本の新しい未来、新しい記録をつくってもらいたいと考えている。また、来年2月に開催される冬季オリンピックでは、やはり金メダルを獲得してもらいたい。ご承知のとおり、これまで2大会続けての銀メダル獲得だったので、年齢的なことも含めて考えると、いよいよ渡部選手にとっては(金メダルを獲得する)機会も少なくなっていた中で、(北京オリンピックの)機会を最大限に生かしてもらいたいと考えている。
Q25(記者)
金メダルを取るには、これからどのようなことが一番大切だと、荻原市長は考えるか。
A25(長野市長)
年齢的には、もう30を超えて若い選手とは言えない状況になっているので、体をよくいたわりながら、北京オリンピックにピークが来るような調整をしてもらいたいと考えている。
Q26(記者)
市長はどのように観戦するか。
A26(長野市長)
基本的にはテレビ観戦になるのではないかと思っている。
Q27(記者)
補正予算の件だが、子育ての給付金以外に、市長の思いを汲んだ予算、事業があれば教えていただきたい。
A27(長野市長)
一言で言ってしまえば「全て」ということになると思う。これだけコロナで傷んだ市の経済を回復させるために、この子育て給付金もそうだが、地域クーポン券やキャッシュレス決済など、この街の経済をとにかく元気にしたい、というその一心で、今回補正予算を提出させていただいた。
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