広報ながの2022年7月号掲載記事
歯の本数が減ったり、舌や喉、口の周りの筋力が弱くなったりするなど、口の働きが衰えることをいいます。
「かみにくい」「むせやすい」など、ささいな症状から始まるため、年のせいと諦めがちですが、そのまま放っておくと、全身の状態が悪化する恐れがあります。
昨年実施した市のアンケート調査では、高齢者の61.2パーセントが「1年以上歯科医院へ行っていない」ことが分かりました。
何年も歯科受診をしないと、歯周病の進行やかみ合わせの変化など、口の状態が悪化し、オーラルフレイルの危険性が高まります。早めの取り組みにより、予防や改善が期待できます。下記を参考に取り組んでみましょう。
口を大きく動かし、「パ」「タ」「カ」「ラ」を発声。三三七拍子のリズムで発声すると楽しくできます。
痛みなどの症状がなくても、毎年、歯科医院で歯、歯ぐき、入れ歯などを診てもらい、何歳になっても、しっかりかめる状態を維持しましょう。
市では歯科医師会と協力し、オーラルフレイル予防に効果的な「くちの体操」を紹介する動画を作成しました。市ホームページやYouTube(ユーチューブ)で公開しています。動画を見ながら、ぜひ実践してみてください。
地域包括ケア推進課