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篠ノ井信里地区市民会議

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  • 更新日:2014年1月24日更新

篠ノ井信里地区元気なまちづくり市民会議

 パネルディスカッションの様子。

開催日

平成25年6月23日(日曜日)  午後2時~

参加者数

112人(男性89人、女性23人)

会場

信里合同庁舎

市側出席者

鷲澤市長、柳沢企画政策部長、西沢地域振興部長、駒津保健福祉部長、小山商工観光部長、三井農林部長、藤田建設部長、藤沢教育次長、小林篠ノ井支所長

会議方式

パネルディスカッション方式

市長説明施政方針

なし

 

パネルディスカッション

 《 信里地区の活性化について》

  •  コーディネーター                                                                   北出俊昭(元明治大学教授)
  •  パネリスト                                                                                風間秋男(農業委員)、青木克彦(信里食育体験民泊受け入れの会)、島田利男(前青池区長)、宮下照代(民生委員)、小池峰子(有限会社たんぽぽ代表)

     

    《開催趣旨説明》

    <コーディネーター 北出俊昭>

    地域振興では、自分の地域に誇りを持たなければいけない。誇りを持っていると、いろんな苦労はあっても知恵が出てくる。ここは嫌だと思っていたら知恵が出てこない。それから、自分の地区の短所と長所を良くわきまえて、短所を減らして、長所を伸ばすということが大事であり、そのために地区をはじめとして、行政も一体となった取り組みが非常に大事である。今日お集まりの皆さまにも、先頭に立って、ぜひこの活動を今後とも継続していただくことを、心からお願い申し上げたい。

     

    《基調報告》

    <パネリスト 風間秋男>

    まず信里の現状についてお話ししたい。

    平成20年、22年に農家から耕作放棄の申し出があり、信里全域の大掛かりな全筆調査を行った。耕作放棄地が、大字有旅で全耕地の27.5パーセント、大字山布施で全耕地の40.0パーセントと、信里全体では140ヘクタールであった。全耕地が410ヘクタールであるから、34.1パーセントが荒れていた。特にひどいものが59.0ヘクタールで、非農地証明を発行し、田や畑から山林、原野に地目変更した。再度この調査をしてほしいという希望があり、今年この追加調査を行う予定である。

    次に、農業後継者問題については、長野市では新規就農者支援事業を平成23年から始めており、昨年は国でも青年就農給付金事業を始めた。両制度合わせて、市内で45歳以下の給付を受ける人が66人に及んだ。ただし、国の制度は、「人・農地プラン」と名付けた政策の一部として実施されており、その地域の農業の将来ビジョンの策定が条件とされた。このプランの基本的な考え方は、耕作ができなくなった地域の農地を大規模化した少数の農家に集約し、経営の安定を図るというものである。信里の地形や現状では、これはかなり困難な所がある。信里の農業の将来ビジョン、将来像はこうすべきだとか、こうあるべきだとか、ご意見があったら、お聞かせいただきたい。                         

    信里は急傾斜地で、生産性が非常に悪く、農産物の生産だけでは生活できなくなり、過疎化がどんどん進んでいる。ただし、救いは、この自然豊かな、景色のとても良い、この信里の古民家を探している人が結構いて、有旅にも若い世代で移住してきた人も結構増えている。信里は、平坦地と山間地の中間地として、通勤可能な地域として、定年後は農業に専念して、この地をぜひ生かしてほしいと思う。信里の粘土質で生産されたミネラル豊富な「はぜ掛け米」は、高い評価を得ているし、特産のリンゴも、篠ノ井地域のふじの共進会ではトップ3の賞を、有旅のリンゴは独占している。毎年、名古屋市や岐阜県の高級スーパーで、リンゴ部会が消費宣伝会をやっているが、大変な人気である。過疎化などの悪いイメージはあるが、信里の良さを再認識して、今後ますます発展させたいと考えている。

     

    <パネリスト 青木克彦>

    民泊関係では、3点についてご説明させていただきたい。まず1番目は、現在の受け入れ規模と受け入れ実績。2番目に、民泊を通じた信里の活性化への取り組み状況。3番目に、今後の課題という形で説明させていただく。

    まず、現在の受け入れ規模は、しなの民泊の会が、3地区の合計で、会員数は150軒、生徒の受け入れ可能人数は414人。うち信里は53軒、146人となっている。受け入れ実績は、平成24年度においては、3地区で21校受け入れ、受け入れ農家の延べ軒数は821軒、生徒数は2,851人、体験料は2,229万9,850円という規模である。今年度は、13校、2,500人の見込みで、26年度は15校、2,300人の予約が確定している。

    2番目の、民泊を通じた信里の活性化への取り組み状況に関して、信里が本当に活性化するためには、次の四つのものを呼び込んだり、交流しなければ、真の意味の活性化はないと思う。まず1番目には人、2番目には物、3番目にはお金、4番目にはプラスアルファである。                                    

    まず、人については、昨年度の生徒の数だけで2,851人、ここに先生方、添乗員、バスガイド、ドライバーを加えると、数百人になるので、3,500から3,600人の人たちが、この信里の地域にお越しいただいた。この数字は、信里の総人口が1,301人なので、信里の総人口の約3倍の方が、信里地域に昨年お越しになったということになる。

    物についても、昨年は21校の学校に対し、信里の特産物であるリンゴを予約販売し、5、6校から注文があり、そのうち1校に私どもの研修旅行に合わせ、直接学校へリンゴを届け、生徒と再会し、交流を図り、学校サイドから非常に感激された。

    3番目のお金については、昨年度2,230万円程度の体験料の入金があり、これは体験料として直接受け入れ農家の方に入金した額で、事前視察時を含めた先生方の交通費やホテル代、受け入れ農家の食材購入代金、これらを含めると、地域経済に対する波及効果はかなりのものになる。ちなみに、平成24年度のJAに対する信里地域全体の販売代金は、野菜が580万円、他の農産物が1,820万円で、合計約2,400万円と聞いているので、これにほぼ匹敵する経済規模になっている。

    最後のプラスアルファは、人・物・金だけではなく、そこに従事する人たちが、生きがいややりがい、誇りを持ってできることだと思う。これだけの生徒を受け入れているので、民泊は、都市住民に対する情報発信力の大きなツールにもなっている。来訪者に対して癒やしの空間の提供になるし、一方、来訪者からは、元気やパワーやエネルギーをもらう相互交流ができているのではないかと思う。

    最後の今後の課題については、五つほど挙げられる。一つは信里地区内での課題、これは、受け入れ農家の拡充、これを引き続きやっていかなくてはいけないし、その中でも、特に若年層の受け入れ農家の拡充、それとその世代への事業のスムーズな引き継ぎを考えていかなくてはいけない。また、信里の各組織と連携した農業体験民泊の推進も大事なことである。そして一番大事なことは、信里地域全体が一丸となった農業体験民泊事業の展開、推進が必要である。いろいろな事情で宿泊の受け入れは無理な方もたくさんいるが、うちは農業体験ができるとか、民話を話すことができるとか、音楽ができるとか、地理、歴史などの埋もれた名人を発掘して、全員参加型の推進と、地域ムードのなお一層の向上が必要である。

    2番目は、強固な組織の構築である。事業を安定的、継続的に推進していくには、体制整備が従来以上に必要である。安全管理対策、情報管理、専任の事務局体制、事務所スペースなど、今後詰めていかなくてはならない問題である。

    3番目は、今後の方向性の検討である。これについては、細かい説明は省かせていただく。

    4番目は、地域内観光資源の有効活用と連携の推進。具体的には、茶臼山動物園や茶臼山自然植物園とも連携した当該事業の推進である。地区内でも緑育マイスターの有資格者などがいるので、特に雨の降った日には、茶臼山自然植物園の有効活用について、管理者と相談しながら進めていくことも一つの方法である。

     

    <パネリスト 島田利男>

    先ほど北出先生から、「まず大事なのは地域に誇りを持つことだ」というお話があった。そのためには、まず自分の住んでいる所を知ることが大事である。

    信里地区は豊かな自然、景観がある。実は、信里には縄文時代から人々が暮らしていた。長い歴史もある中で、身近にある自分の地区の歴史や、残っている文化財、民話や伝承などを掘り起こし、祖先の心を伝えていくことが大切ではないかということを提起してみたい。

    外から信里地区の文化財を見においでになる方もいるので、まず自分の地区の歴史とか文化財について理解し、それを信里全体で共有していきたい。そうすれば、大掛かりでなくとも、有志でその地区に行って、いろいろ話を聞いたり、その地区の文化財を巡るなどもできる。もっと言えば、信里全体でも、今一部トレッキングコース、信里棚田コースの中に文化財などがあるので、文化財巡りができる。それから、もし民話ができれば、小学校とも協力し、子どもたちにも伝えていくことができるのではないか。これが信里地区内でまとまれば、他の地区から来てくださる皆さま方にも見てもらったりできる。これらも活性化の一端になると考えている。

    市の方にも、信里地区にある文化財で、馬頭観音と、裏の方には布施八郎権現というものがあるので、できれば、信里地区に来て、見ていただきたい。

     

    <パネリスト 宮下照代>

    信里地区では、各地域別に7人の民生・児童委員が活動している。私は5人の高齢者の担当で、最低月1回の高齢者のお宅訪問をして、健康状態や安否の確認をしている。

    2期が終わる時期になるが、訪問するたびに、6年前に比べると、本当に高齢化が進んでいることをひしひしと感じる。人は年老いてだんだんできることが少なくなっていくことを身近に感じている。少しでも若い私たちが協力し、住みやすいようにしていったらいいと常に話をしているが、なかなか良い案がない。ただ会食会へ参加し、いろいろなお話を聞くことが中心になってしまっている。

    民生・児童委員が、脳の活性化や体の運動などをやるために会食会に出向くのだが、そこに来ることができなくなってきている。そういう高齢者に向けてどんな活動をしたらよいか、いつも話すのだが、なかなか良い案がなくて困っている。一番心配なのは食事面で、うまくいっていないのではないかと感じる。昔できたことがだんだんできなくなることで、生活のレベルが低下してしまっている。

    先日の研修会では、一番心配なのは、孤立死や孤独死が少なからずあるということだった。アパート暮らしだとお隣の状況がよく分からないで生活している方がとても多いことと比べると、信里地区は割と近隣の関係などが分かっており、随分恵まれていると感じる。元気で働いているお年寄りが多いが、その中でも、けががとても多くなっていると感じる。緊急通報装置の設置を各お宅へ勧めにいっても、割と高齢者は遠慮深くて、隣近所に連絡することを非常に遠慮している。そのため設置も思うようにいかない。この間、設置をお願いして断られた方がけがをされ、隣近所も気付かないで、一晩見つからなかったということがあった。そこに強制的に持っていくこともできなくて、それ以上どういうことができたかと考えた。非常に取り組みが難しいことがあり、これから活動していくに当たり、厳しさを感じている。

    災害時には、民生・児童委員だけではとても対応できない。福祉推進委員や地区の区長にも、もう少し自分の住んでいるこの地域に、1人または2人で暮らしているお年寄りがどれだけいるかということに、関心を持っていただきたい。5から6年先を見て活動すれば、何とか少しずつでも力を出し合って連携していけないものかと感じている。皆さんで助け合っていければいいなと思っている。

     

    <コーディネーター 北出俊昭>

    今の話は、病院へ行く一人暮らしの方が増えてきており、それに対して地域としてどうやっていくのか。治療をやる病院だけでなく、予防なども必要で、介護なども大事になってきて、これから高齢化も進むので、非常に大事な課題である。

     

    <パネリスト 小池峰子>

    私たちがたんぽぽの会を21年前に始めた時には、子育ての最中の30歳代の方から、60歳代の方までいた。私たちがなぜこれを始めたかというと、皆しゅうとめ勤め、子育てをする中で、農家生活に大変大きな不満を持っており、不満の中からは何も生まれない、私たちはできることから始めよう、ということで立ち上げた。

    自分が人生の幕を閉じるときに、信里に嫁いできて良かった、信里に住んで良かったという幕落としをしたい、そういう生活をしたいということが、まず第一にあった。その中で、たんぽぽはどんなことをしていこうかと考えたとき、会の目標として、「農業を基本にして、健康で楽しく農業をしようよ」というのが一つあった。それからもう一つは、今まで農業をしていたのだけれど、自分のお金が欲しいということ。学校に予防注射に行くとき、PTAの会合に行くときだけ小遣いをもらうことではなくて、自分が自由に使えるお金、子どもにもあげられるお金が欲しいということで、「お金になる農業をしよう」とした。三つ目は、「地域に貢献できるような事業をやろう」で、この三つを立ち上げ時の目標とした。これは今、会社になっても同じである。

    平成4年に会を立ち上げて、お金になるということで、直売を始めた。当時の直売は、本当に新しい事業で、農協の皆さんのご指導、市の農政課のご支援をいただき、荒廃地を復元し、野菜を作りながら、直売所を始めた。

    最初は、週2回、とにかく当番でやろうということで始めた。それから1年、2年と土・日曜日だけの営業を続けたが、やはり土・日曜日の営業では品物が余ってしまい、その品物を生産者に返していくというシステムで始めたので、次の日に取りにいかなくてはいけないという直売所であった。

    その中で、例えば当番に当たった人の並べ方が悪いとか、私の品物が後ろだったから売れなかったとか、そういうことがあり、こういう問題は何とかしないといけないと感じ、残った物を返さないような方法を考えようと、農産加工をすることにした。当時、市から補助金を頂き、集落の空いている所をお借りし、農産加工所を造った。皆さんが出した物を返さないように、何とか加工していこうと考えた。3年目からは出した物をお返しせずに、全て買い取りという形に変えた。3年目からは、農産加工品を出し、受け入れた農作物は全部使い切るということでやってきた。

    平成6年からは、食堂も始めた。出された物をどういうふうにして、みんなのお金にするか、そういうことだけを考えてやってきた。いろいろな問題もあったが、会の全員が知恵を出し合いながらやってきた。

    平成11年に有限会社になり、おやきの工場も建てた。これも市の助成金を受けながら、私たち会員は、1口5万円の3口、15万円の出資金で有限会社を設立した。

    6年間やってきた中で、女性、主婦の立場が家庭の中で認められてきたし、お金を稼ごうということが地に着いてきた。何の異議もなく15万円の出資金を出していただけたということは、非常に感謝している。また、活動が少しは浸透したのだと評価している。

    現在従業員が25人、平均年齢65歳で、取り扱う信里の農産物の金額が約1,900万円になる。皆さんにお支払いする給与が2,600万円になり、4,500万円のお金は信里に落ちている。経済効果だろうと思う。やればできると考えている。

    ただ、市も県も、マーケティングに力を入れ、農業公社でも売り場をつくってくれたり、いろいろやってくれており、観光の関係でも、お誘いや催事の通知を頂く。しかし、東京や大阪などいろいろな所からのお誘いには、私たちのような小さな会社では行くことができない。行くと赤字になってしまう。泊まらなくてはならないこともあり、その辺を今後、市の皆さんも考えていただきたいと思う。

    また、6次産業化すれば、農家の収入が増えるといわれるが、6次産業化をして加工事業をしても、入り口はあるが、販売の面の出口を、まだまだご支援、ご指導いただきたいと感じている。

    皆さんのおかげで、こうして支援を頂きながらやってこられた。今後も、私たちにできることは、一緒になって作ったり販売したりしていきたいと考えている。

     

    《討 論》

    <コーディネーター 北出俊昭>

    「地産地消」といった場合の最後の「しょう」は、消費の消になる。それは、地元で採れた物を、地元を中心に消費してもらうということ。やはり加工品になるとそれだけではいけなくて、「地産地しょう」の最後の「しょう」は商売の商となる。作っても売れなければしょうがない。地域の需要は限られている。今の小池さんの話は、やはりそういう問題があるというように感じた。これからは地域の皆さんのご援助も必要ではないかと、あらためて感じた。

     

    <鷲澤市長>

    仕入れた物を戻さないということは大変素晴らしいことだ。現実にはすぐに売れたのか。

     

    <パネリスト 小池峰子>

    いいえ。売れない物は、漬物にできるものは漬けた。葉っぱ類は全部おやきの方へ回した。お弁当もやっているので、そちらの方で使うなど知恵を出して、無駄を出さないで全部使うように考えてきた。

     

    <鷲澤市長>

    私は、それが一番すごいと思う。今日お聞きして、全部買ってもらえれば農家の人たちにとってはありがたいことだ。今まで戻されていたものが戻されないということは、すごいことだ。

    こういうものは、今はどんどん伸びていく時代ではないので、規模を考えなくてはいけない。また、一定の物を仕入れて、それをさばくだけの範囲がしっかりしていないといけない。これが商売の一番難しいところで、たんぽぽの皆さまは見事にやっている。

     

    <コーディネーター 北出俊昭>

    最初に風間さんの言われた耕作放棄地は、環境問題や鳥獣被害にも関係してくる。市のご担当の方に、長野市の耕作放棄地の現在の問題点や課題をお話しいただきたい。

     

    <三井農林部長>

    特に中山間地域には、耕作放棄地が多い。今、農業委員会が実態把握をしているところである。「人・農地プラン」のことも農業委員からお話しいただいたので、その耕作放棄地も含めて、今後地域の農業をどうしていけばよいのかということを、プランの中でしっかり地域全体で話し合っていただきたい。中心となる農業者、それから、自分はなかなか難しいというような意向を把握して、そういう中で地域の問題として解決していただきたい。耕作放棄地に関しても、その中で議論していただければと思う。

     

    <参加者発言>

    お年寄りの家庭が増えており、そのお年寄りが働けなくなると、当然、果樹園、水田などの耕作ができない。従って、その耕作地がそのまま耕作放棄地になっていく。特に、1反歩に田んぼが十何枚あるという所もあり、大規模にすればよいという話があっても、実際には難しい。

    いろいろな団体、組合や企業などで耕作するというお話を聞くが、それはそれなりに条件の整った所の話であって、やはり利潤、もうけがなければできない。どういうふうにしたらよいか、思案しているところである。良い方法があれば、ぜひともお聞きしたい。

     

    <パネリスト 風間秋男>

    東福寺、西寺尾の平たん地は、信里から考えたら非常に良い耕作地だが、農業をする人がどんどん減っている。例えば東福寺には、篠ノ井東部という有限会社で、請負耕作するところもあるが、そこも採算を合わせるのは大変なようである。                   

    ご案内のように、塩崎、川柳の平らな方には、ゴトーファームという4、5人雇って大規模でやっている方もいるが、この方も必死に経営されているそうであり、平たん地でもそんな格好である。

    だから、これからお金を掛けて農地に戻すというのも、採算の取れる作物があればよいが、今の現状では致し方ない。市長も、後継者を育てたい、若い人にやらせたいと、骨を折っていただいているが、難しい状況である。

     

    <コーディネーター 北出俊昭>

    去年、島根県の離島にある海士町(あまちょう)の町長の話を聴いた。何もないじゃないかという話になったときに、町長が言ったことは、まず地域を売り出そうと。周りは海だから、いろいろな海産物があって、その海産物の加工をいろいろな形でやって売り出していこうと。それから、貧しいというが、若い人に来てもらわなくてはいけないということで、結婚手当金や出産手当金などを支給して、人を呼び集めるようにしたそうである。

    何を言いたいかというと、信里でも農業だけで暮らしていこうとすると、いろいろな問題があるが、地域全体で考えれば、いい空気や自然もある。東京も近いから、人々が体験にやって来る。だから、農業中心としながらも、地域全体を売り出していった場合、もっといろいろな知恵が出てくるのではないかと思う。これからの課題だと思う。

    群馬のある所に行った時の話だが、群馬の野菜で漬物を作って売っている所があり、東京などのスーパーへ出荷することも大事だが、地域に来てもらって、こういう自然の中で漬物が作られているのだと感じてもらえるのが、一番仕事としても伸びていくそうである。

     

    <パネリスト 風間秋男>

    今、このかいわいで農家創設の申請が一番多いのが大岡地区で、先月も川崎市から夫婦で移住してきて、空き家と、その家が所有している農地まで買い取って生活するという方がいた。大岡地区や信更地区の更府のアルプスが見える所へは結構移住者がいる。そういうのがぽつぽつある。大岡地区は結構多い。

     

    <参加者発言>

    今日の会議に先立ち、信里地区の課題について、行政の皆さんが検討された、行政の考え方や趣旨などを頂いてあるので、行政の皆さんからお話を頂きたい。

    鳥獣対策もあるが、イノシシに食べられるくらいなら、いっそのこと農業をやめてしまおうかという考えもあり、そのことも信里の一つの特徴である。

    今、高齢化が進んでおり、信里の集落は1集落当たりの人口が少ない。そういう中で、限界集落であるといわれている所もある。近隣の集落から応援をもらうことも、もう限界だという集落がある。集落の統廃合も課題である。地区の役員も、信里では集落の統廃合をして合理的に選出しているが、それも限界に来ている。

     

    <三井農林部長>

    有害鳥獣対策については、昨年のこの席でもお答えしているが、内容については、今日お配りした資料に詳しく記載してある。昨年再質問していただいた折にもお答えしている。

    信里だけに特化して対策することも難しいが、野生鳥獣というものは、こちらが諦めては駄目で、自分たちが野生鳥獣の特性をいろいろ勉強しながら、一気に解決するのは難しいが、対応をお願いしていきたい。行政のできる範囲で、例えば電気柵については、できる限り支援させていただきたい。詳しくはお配りした資料をご覧いただきたい。

     

    <西沢地域振興部長>

    中山間地域活性化の支援策についてお話しさせていただく。

    ご存じのように、市内32地区中、中山間地域を抱えているのは13地区で、篠ノ井の場合は信里地区がある。その13地区には中山間地域の地域活性化推進員を置いている。他の地区以上に中山間地域の活性化、課題解決、それぞれの地域に合わせ課題に向き合っていただくために、180万円プラスして交付金を差し上げている。

    それをここ何年か続けてきたが、今年度から、やまざとビジネス支援補助金制度を創設した。ぜひとも中山間地域を元気にしたいという思いで、1,000万円まで補助する。これは、今までの地域のコミュニティー、住民自治の範囲ではなく、ビジネスとして捉えて、事に望んでいただきたい。その事業の提案と、実際にやっていく内容をお示しいただき、3年間に分けて、1,000万円まで補助できる。ただし、2割の自己負担はある。この春、2,000万円の予算を付けて募集を開始した。1カ月ほどの間に、40件以上の問い合わせがあり、そのうち16事業の応募があった。今審査をしている最中だが、信里地域委員会からも農産物加工事業ということで、手を上げていただいた。その他に、中山間地域の課題解決のために、集落でいろいろな体験活動をしてはどうかとか、さまざまな事業があった。それらを含めて、来週、選考委員会で決定させていただく。やまざとビジネス支援補助金は、今までの施策よりもはるかに思い切った施策になっており、今年度の受け付けは終わったが、来年に向けていろいろな単位でご応募いただける事業なので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいとの思いでご案内させていただいた。

     

    <参加者発言>

    やまざとビジネス支援事業など、さまざまな中山間地域の活性化にお取り組みいただき、また、地域奨励作物(麦、大豆、ソバ)に対しては、市の単独事業で上乗せ補助する制度がある。

    農業は、業として成り立たないから困っているというのが実情である。さまざまな補助事業を充実させ、会社勤めしているよりもうかるような農業が普通にできるような状況でなければ、後継者不足は止まらない。今以上の積極的なご支援をお願いしたい。

     

    <参加者発言>

    農業用地が荒廃しており、一部の地域では、地籍調査が進まないので農地の流動化ができない、譲渡ができないという話を聞く。信里地区ではどうなっているか。また、今土地が安くなっていて、農地としてはなかなか取引できない状況だと思う。農業自体がもうからないから、土地も安くなっている。

    また、何年か前に、田舎暮らしの募集をしたところ、全然応募がなかったと聞く。原町などの方面では、本当に積極的にやられていて、私はどちらかというと、農地だけではなく、一般の住宅地や、権堂などの中心市街地も一緒にやるべきだという気がしている。その辺りのご意見を伺いたい。

     

    <パネリスト 風間秋男>

    先ほど申し上げたように、荒廃地について申請していただくのは、その土地を農地に戻すという考え方よりも、もう農地に戻しても、生産性が上がらないので、逆に山林、原野にしていった方がよいのではないかという考え方である。

    もう一つ申し上げたのは、信里の南部の方はリンゴの生産地で、この頃の温暖化もあり、非常に品質の良いものが出てきている。篠ノ井全体のリンゴの生産の中では、信里の特に有旅地区のリンゴはトップである。これは進めていけばよいと思う。これから新わい化など、市の農林部で推進していただいているが、さらにご支援いただければと思う。

    また、アンズの需要が増えてきている。ただ朝日の当たる所は、霜にやられそうだが、逆に信里は朝日が遅く当たる場所もあるので、これは一つの検討課題かなと思う。傾斜地をいかに有効利用するかが大事である。

     

    <参加者発言>

    最初に北出先生から、地域に対する誇りについてお話しいただき、島田さんも地域に誇りを持って生きること、そして、小池さんからは、ここで生まれ育っていること、生きていることの良さ、そんなことについてお話しいただいた。

    信里小学校の学校目標は、1番目に「信里を語る子ども」。こんな学校目標が掲げられている。私は幾つもの学校を歩いてきて、この郷土愛に関わっての学校目標が一番上にある学校は初めてである。こちらに去年からお世話になって、どう考えたらよいのかと、ずっとそのことが頭の中心にあって、今日もお話を聴かせていただいていた。この学校目標は、昭和57年ごろに郷土愛に関わって、初めて学校教育目標の中に入ってきたが、平成になる頃、一番上に掲げられた。私は教員になって三十数年になるが、学習の枠組み、学習指導要領がこの間大きく4回変わり、そして5回目を数えている。これが掲げられてから30年もたつが、学習の内容が大きく変わる中で、私は今子どもたちを見ていて、あらためてこの学校目標を頂いていることに、本当に深く、先輩たちの知恵を感じながら、これを大事に受け継いでいければと思っている。

    学校を紹介する文章の最初に、「働くことをいとわない子ども」、そんな姿が書かれていた。こういう表現も、いろんな学校を歩いてきて初めてである。それは、例えば花作りを30年やっていて、たくさん賞も頂いているが、日々の生活の中に子どもたちがこういう経験をする場がずっとあって、受け継がれてきた重みをすごく感じる。

    保護者の方には、小さい学校で、下の大きな学校へ行ったときに、社会性が身に付かないのではないかと心配される声がたくさんある。私も当初そんなことを思っていたこともあったが、むしろ今、この状況の中で子どもたちは、1年生から全校の前で話さなければいけない場面があり、非常に堂々としてしゃべる。中学校の連絡会があるが、信里の子どもたちが自己表現ができなくて困るなどという話は、一度も聞いたことがない。むしろ、自分なりの考えで行動できる子どもだといわれることの方が多い。

    防火・防犯学習をやっており、消防団の方の操法のコンテストもあり、ちょっと見てきたのだが、これも30年来続いている。地域と学校が結び付くことによって行われている教育活動というものが、非常に大きな力になっていると思う。私はこういう場にいるので、こんなことを感じることができるが、学校の中にいる先生方は、なかなかこういうことを理解する場がないので、私が学校に戻って伝えることが使命だと思う。

    一方では、例えば、地域の文化の話をされたが、今年お見えになった先生の中には、埋蔵文化財センターにおられた先生がいて、先日も5、6年生を連れて学区内の古墳を学んできた。学校の先生の中には、いろいろな力を持った者もいるので、いろいろな所で役立てていただければありがたいと思う。

    来週は、一人暮らしの老人の方に花配りをする。花配り単独で考えていたが、先ほど、一人暮らしの方をどうやって地域で、ということが、子どもたちのキーワードになるのではないかと思う。いずれにしても、まちづくりについて、子どもたちの将来という視点を持って、今後もこういう話を続けていただければと思う。

     

    <コーディネーター 北出俊昭>

    被災地で、今まで地域に全く関心のなかった子どもたちが、防災問題を通じて、自分たちの住んでいる所を見直すような動きも出てきている。それは、非常に残念な被害を受けてそうなったのだが、今のお話は、信里でそういうものがあれば、これは何物にも代え難い貴重な財産ではないかと思う。

    今日の話を受けて、皆さんが自分なりに考え、少しずつでも実践していただくことをお願いして、ディスカッションを終わらせていただく。後ほど、(有)たんぽぽから新商品の試作品が配られるが、そのPRを少し、小池さんからしていただきたい。

     

    <パネリスト 小池峰子>

    貴重な時間をお借りして、これから地域の中でこんなことをしていったら、いけるんじゃないかということを含めてお話ししたい。

    直売をして、今の時期、タケノコが出ているが、会員だけしか出していない。信里地区を見渡すと、秋古の辺もどこを見ても竹がある。信里のブランド品を作る中で、今ある物を何とかブランド品として開発できないだろうかということを今年のテーマとし、その中で「タケノコを使った料理」を考えている。今日は、試作品を作ってきたので説明させていただく。

    それからもう一つ、鳥獣被害の関係で、ジビエの料理、これはたまたま出会った鹿肉のコロッケをお出ししたい。これも私たちの所でいくらでもコロッケにできる。市でも、こういう加工所の物を使いながらできることがあるのではないかと考えている。

    たけのこ料理の方は、たけのこ汁を作った。志賀高原ではネマガリダケを使ったたけのこ汁が出されている中で、淡竹(はちく)というものも考えに入れながらやったらどうかということで、たけのこ汁、たけのこのおやき、たけのこのきんぴら、それから、みそとマヨネーズで味付けした天ぷらである。これも何とか商品化できればよいというふうに考えている。あとは、たけのこご飯のもと、これを今試作で出し、お弁当の注文を頂くと、時期の物で、たけのこご飯の弁当を出している。

    地域にある資源をもう一度見直して、市政の中で、やまざとビジネス支援事業という非常に良い施策も出されたので、こんなことも検討しながらやっていければ、荒廃地の問題も少しずつ解決できるのではないかと思う。試作品の味見をしていただき、これは商品価値があるとか、ブランド品として開発できるというようなご意見を頂ければありがたい。

     

     

    《鷲澤市長からの総括コメント》

    今はアイデア不足の世の中である。農業だけの問題ではない。日本中がアイデア不足。アベノミクスでは、金融政策と、素早い財政政策、三つ目の成長戦略というのが「三本の矢」としてある。この「三本の矢」として何が出てくるのか、いまだに出てこない。それが一番の焦点だ。どんなアイデアが出てくるか。

    具体的に申し上げると、現在やっていることで、太陽光発電がある。国は税金をそれほど投入していないが、償却ですごいことをやった。太陽光パネルで電気をつくる発電設備は、初年度で全額償却してもよいという税法の一部改正である。自然エネルギーに関しては、1年で償却してもよい。これは、企業、特に中小企業にとってものすごく大きい。太陽光発電施設には8億円、10億円というお金が掛かるが、設備を初年度で全部償却してしまうとそれだけ赤字になる。いったん赤字になり、翌年からは全部それを回収してくるわけで、実は、税金を払わずに仕事ができることになる。私は、その範囲を広げてほしいと言っている。「三本の矢」とは、実はアイデアを求めているのだということを、皆さまもきっちり把握していただき、アイデアをお互いに出し合うことが大事である。

    それから、今日のお話の中で、やまざとビジネス支援補助金制度ということで、結構なお金を支援する。ただし、これは、「やまざと」でないと対象にならない。この制度も大事なのはアイデアである。アイデアがあれば支援する。先日、応募を締め切り、かなりたくさん出てきたが、審査を通ったものには補助金を差し上げる。ただし、条件は、中山間地域で仕事をすることであり、ぜひ検討していただきたい。

    鳥獣対策のお話もたくさん出たが、それに対しては、若穂地区にできた食肉加工施設の建設費用を補助した。建設費用は1,500万円程度である。ただし、これは地元住民が経営を行っている。建設場所は、どこでも良いというわけでなく、住民の皆さまの反対もあり、決まるまで1年以上かかった。一番大変なのは、駆除してから1時間以内に処理しないといけないそうで、信里に加工施設を造るという手もある。場所さえあればできる。これも一つのアイデアであり、検討していただきたい。

    今日は、とにかく小池さんは本当にすごいなと思った。いつも勉強させてもらっている。小池さんの(有)たんぽぽも一つのアイデアである。年間で7,000から8,000万円の売り上げがあるということは大変なことで、そこへ持っていくまでに私が感心したのは、仕入れた物を返さないということである。返さないということは大変なことだと思う。商売をする上で一番難しいのは仕入れである。仕入れがきっちりできないと、なかなかうまくいかない。

    それともう一つは量である。どの範囲でやるのか、どのくらいの量でやるのか、これが決まらないと駄目である。大きくすればよいという時代は終わった。小さい量でもいいから、それを確実にやっていくことが大事な社会になってきた。数量を稼いでやっていこうというのは、昔のことで、私が会社を経営していた12年前までは確かにそうだった。今、私の経営していた会社の売り上げは、以前の半分になっている。半分でもやっていかなくてはいけない。そのためには、店を閉めたり、いろいろなことをやりながら、持たせるわけである。しかし、小池さんのところは、これからも右肩上がりでいけそうである。

    孤独死の話が出たが、これもやりようのない困った話である。これから長野市は、新聞販売店、電気、ガス、水道などの事業者の皆さまと協定を結び、もし何か少しでも気になったことがあれば、夜中でも、長野市のこの電話番号に電話をしてくださいと、そうした連絡をしてもらう。そういうものをつくったが、ここにはいろいろな問題がある。全部解決できるかは分からないが、いろいろな人たちが、いろいろな目で見てやっていくことが、ある意味では大事だと思っている。

    それから、商品の加工の話、6次産業化という問題もあった。6次産業化の一番の問題は、売るのが下手だということである。また、商品が長持ちしないということである。6次産業化を図る上で一番大事なことは、農業の工業化である。工業化すると、少なくとも加工品になり、農業製品が一般商品と同じように扱えるようになる。商品を長持ちさせるためには、工業化以外にないと思っている。ぜひ皆さまも、そういうことも考えながら、頑張っていただきたい。

    地域奨励作物の話も出た。対象は、ソバと小麦と大豆の三つである。地域奨励作物支援事業で奨励金を交付してきて、効果は間違いなくあった。小麦と大豆とソバだから、すぐ腐る物ではない。その点で、野菜というのは難しい。私は、皆さまにぜひ農業をきっちりやっていただきたい。

    私が実施した施策に、新規就農者の支援事業があった。年間120万円で2年間対象になる。そうした施策によって人を育てたいのである。新規就農者の問題に関して言うと、国は「人・農地プラン」を作らなくては駄目だと言っている。私はそういうものは要らないと考えている。もちろん支援制度はあった方がよく、国のように複雑な手続きを取ると、必ずうまくいかなくなる。だから、私は個人でも支援対象になるようにしたつもりである。

    今日はいろいろなお話を頂いた。これからどんなことをやればよいかというと、私はアイデア不足だから、皆さま方からのアイデアを頂きたい。もらったものについて、できるかできないかは、行政が判断する。何でも良いとはいかないが、ぜひアイデアを出してほしい。新しい農業をつくるという気概を持ってほしい。

    地域に誇りを持つことも大事であるが、一番ベースになるのは、皆で食べていけることである。食べていけるものを作らなくては駄目である。市長はすぐお金の話をすると言われるが、私はそれが一番重要なことだと思う。それができない限り、なかなか世の中は変わらないというのが、持論である。

     

    『担当課:地域振興部(都市内分権課、市民活動支援課)、保健福祉部(厚生課、高齢者福祉課)、商工観光部(産業政策課、観光振興課)、農林部(農業政策課、森林整備課)、都市整備部(公園緑地課)、教育委員会(文化財課)』

     

自由討議

《1 作曲家小山清茂音楽記念館(仮称)創設について》

4年前、小山清茂先生追悼コンサートが、400人を超える市民の皆さんの参加の下に、盛大に開催された。作曲家小山清茂先生を検証するため、信里区民の総結集の取り組みと、加えて市当局、教育委員会の絶大なるご厚情、ご支援のたまものだった。

よくホップ・ステップ・ジャンプといわれるが、追悼コンサートは、第1段階のホップの夢の実現だった。先生の命の火をどんな形でもよいので、ともし続けられたらとの願いから、合唱団が産声を上げた。

本日意見を申し上げたいのは、第2段階のステップとして、小山清茂先生の生誕の地である信里の村山健康スポーツセンターに、先生の資料展示館を設置していただきたいということである。貴重な資料を、後世にきちんと伝えていきたいと願うからである。何をどのように手掛けていけばよいのかということはもちろん、新たな実行委員会の設置など、地元の基盤形成もこれからである。ぜひご指導、ご支援をお願い申し上げる。

何年かかるか分からないが、ジャンプ段階としての小山清茂先生音楽記念館の実現を夢見ながら、歩み続けていきたい。

 

《回 答》

村山健康スポーツセンターは、平成10年に、旧信里小学校村山分校の跡地利用としてオープンした。一番利用の多いのが体育館で、社会体育で利用している。他にも会議室、料理教室などがあり、現在では、年間約1万8,700人が利用している。

今回は、スポーツセンターに併設し記念館を創設するというご提案で、目的は、音楽文化の発展、また信里地域の活性化である。具体的な提案は、スポーツセンターにケースを設置し、小山清茂氏の楽譜などを保管、展示する記念館を創設してほしいということである。最終的には、独立した記念館をというご提案である。

音楽家小山清茂氏を市民の方に広く知っていただくことは、大変重要である。現状においては、それぞれの個人の資料室的なものは設置しないこととしており、小山清茂氏のみを対象とする記念館の設置は困難である。いずれにせよ400点に上る資料の活用も考えなければならない。課題として、資料を公開するには、資料の整理、楽譜などの著作権の保護が必要である。また、資料が劣化・散逸していく恐れのある中で、活用に向けた研究をしていきたい。今の段階では、市として、独自に個人の方の物を主体的にどうこうすることは難しい。地域の皆さま方が主体となった形で、活用に向けた創意工夫をし、市も一緒に研究したい。その第1歩にしたいと考えている。

現状においては、地域の活性化を含めた中で、一緒に研究を始めたいというのが、本日の回答である。

〔藤沢教育次長〕

 

《関連要望》

せっかく地域で盛り上がってきた事業なので、「設置は困難」ではいつもと変わらない。ぜひ検討してほしい。

村山健康スポーツセンターには大きな空き部屋があるので、この活用はどうか。記念館という立派なものでなく、資料館程度を想定している。今回は、当面の策として、小山先生の資料を生かしてほしい。われわれも、資料の整理をやるつもりである。一緒に研究するという言葉の実践を明日からお願いしたい。ご検討をお願いする。          

 

《関連要望回答》

一緒に研究したいと申し上げたのは、今年、文化芸術推進課もでき、住民の皆さまが主体的にどう使うのか、どう使っていきたいのか、ただ展示するだけでなく、どう使うのかも含めて考えていただきたい。また、管理の仕方も難しい部分があると思う。それも含めて、まず研究を始めましょうということである。

〔藤沢教育次長〕

 

『担当課:教育委員会(文化芸術推進課)』

 

《2 茶臼山トレッキングコースへの啓発看板の設置について》

本年10月10日から12日の3日間、早稲田大学高等学院中学部の皆さん122人が来られる。そのとき、茶臼山トレッキングコースを歩くことになっており、この間トレッキングコースにはクマも出るという話があったので、大変憂慮している。安心、安全な観点から、安心してトレッキングできるよう、クマなどを近寄らせないために、食べ物などを山の中に捨てないことの啓発看板を沿道に立ててほしい。クマもシカやイノシシも、人間の食べ残しなどの餌をまいておくと、それに釣られて生活圏に入ってくる。沿道には特にそういう物を捨てないように、看板を設置することを希望する。       

 

《回 答》

市では、観光案内として、分かれ道などに案内板は出すが、ごみや食べ物を捨てるなということになると、環境部に相談して対応してまいりたい。案内板も、この地域の風光明媚(めいび)な景色との関係から、やたらに立ててもよいのか思案する。最低限のことは検討させていただきたい。

 

〔小山商工観光部長〕

 

『担当課:商工観光部(観光振興課)、環境部(生活環境課)』

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