ページの先頭です。
メニューを飛ばして本文へ
-
-
-

検索コーナー

現在地 トップページ > みどりのテーブル > 松代地区市民会議

松代地区市民会議

  • 印刷用ページを表示する
  • 更新日:2014年5月13日更新

松代地区元気なまちづくり市民会議

 加藤市長が話している様子

開催日

平成26年2月24日(月曜日)  午後6時30分~

参加者数

129人(男性110人、女性19人)

会場

サンホール松代

市側出席者

加藤市長、寺田総務部長、柳沢企画政策部長、西沢地域振興部長、小山商工観光部長、根津都市整備部長、藤沢教育次長、徳武農業政策課長、越川松代支所長

会議方式

講演会方式

施政方針説明

なし

 自由討議

 《1 地域振興とまちづくりの推進について》

松代地区は、市行政のご支援を頂きながら「振興計画」の策定を進めている。全戸に対するアンケートを実施して、今は最終段階である。この計画が実現するには、市行政のご理解とご協力が不可欠である。そこでまずは、市長をはじめ、幹部の皆さまに、この内容を説明させていただく会議の時間を取っていただきたいということを、冒頭で一つ目の要望としてお願いする。

私は、この計画の中で、「地域振興とまちづくり部会」を担当している。この分野に関係する五つの当面の課題について、提案・要望をさせていただきたいと思う。

一つ目は、拠点施設の設置を含む拠点ゾーンの整備である。松代地区は、旧松代駅もなくなったこともあるが、住民や交流者がそこに行けば何とかなるという、いわば案内や食事、物販などの機能を持つタウンセンター、地区の「へそ」ともいうが、そういう拠点がないことが問題である。長野市でも、歴史的風致維持向上計画で、松代のまちづくりを盛んに研究していただいている。これは、松代のまちづくりの鍵となると考えているので、ぜひ拠点の整備について地元と一緒に検討・促進をお願いしたい。

二つ目であるが、大きな全国的な問題であるが、商店街の空き店舗対策である。空き店舗対策は、詳細な調査、マッチング、あるいは新しく入る方への支援など、大変幅の広い難しい仕事だということは認識しているが、今回の計画において、商工会議所松代支部を中心に新たに取り組むということで計画している。ぜひ、ご支援をお願いしたい。

三つ目であるが、伝統野菜の振興である。長野県で認定された伝統野菜は69種類ある。そのうち長野市は五つある。松代にも、松代一本ねぎ、松代青大きうりがあり、この活用が待たれており、また非常に貴重な地域ブランドと思っている。坂城町では、ねずみ大根とおしぼり料理を一生懸命やっているが、この長野市の5種の野菜、松代の二つを含めて、地区あるいは長野市全体の活性化の起爆剤としていただくよう、市に担当窓口を設けていただき、この生産消費拡大、PRにご支援をお願いしたい。

四つ目であるが、松代観光の弱みといわれているのが、「食」である。「食」のまちと評価されるまでには、大変長い年月の努力が必要と思うが、何よりも松代の「食」を顧客満足度の高い「おもてなしの食」として、良いものとしていくには、関係者の方がこれからどうやっていくかということについて、一致して取り組む戦略が必要だと思っている。そこで、「食」のまち松代の将来に向かって努力する戦略策定を考えている。こういったものにも、ぜひご支援をお願いしたい。

最後に、文化財施設の利活用である。文化財施設はたくさんあるが、お客さまから頂く利用料金や飲食は駄目といった制限がある。よりおもてなしに活用できるよう、そういったさまざまな制限を見直していただきたい。お客さまにとっては、文化財施設でのさまざまな体験は、大変魅力だと思っている。今、具体的に動いているのが、昔の食の形である箱膳体験を考えている。そのようなこともあるので、文化財施設の利活用の緩和をぜひお願いしたい。

いずれにしても、振興計画の実施を通じて、市の新1200万人観光交流推進プランに添って、交流人口の拡大を進めてまいりたいと考えているのでよろしくお願いしたい。

 

《回 答》

一つ目の提案要望についてであるが、市では松代地区でさまざまな事業を行っている。その中で、「長野市歴史的風致維持向上計画」という計画について、これは松代地区だけではないが、松代地区ではこの事業を多く行っているので、この事業について説明させていただく。

この「長野市歴史的風致維持向上計画」というのは、昨年4月11日に国から認定を受けた。目的は、市内各地、特に松代地区は多いが、地域固有の歴史的資産を生かしたまちづくりを推進していくというものである。

この松代地区は、特に長野市の中でも歴史的価値の高い建造物が多くある。また、ソフト的なもので、地区の伝統を反映しているさまざまな祭礼など、人々の生活や活動の中で良いものが多く残っている。そういった古い建物や人々の生活・祭礼などを一体的に活用して、この歴史的風致という形の中で、まちづくりをさらに進めていくというものである。

計画の期間については、平成25から34年度までの10年間をかけて、文化財の保護とまちづくりのマスタープランというものを位置付けて、事業を進めていく。

これは、歴史まちづくり法という最近できた法律に基づいて、長野市が国の認定を受けたものである。

先ほど、国から認定を受けたとお話ししたが、松代地区を一つの重点地区とさせていただいている。長野市の中で、善光寺を中心とし、善光寺と戸隠地区は古道という形で今も残っているが、これを一体とした一つの重点地区として、一つの地区を定めている。歴史的風致の維持向上すべき重点地区を定めるということで、善光寺と戸隠地区で一つの区域を定めている。

もう一つは、鬼無里地区である。こちらは白髯(しらひげ)神社など、いろいろな祭礼が多く残っている。ここでも同じく、一つの地区として、歴史的なものを生かしてまちづくりをしていくという取り組みを始めたところである。

松代地区では、真田邸と大室古墳群、それと若穂の川田地区で、ここを一体的に歴史的資産を生かして、まちづくりをしていくということで、さまざまな取り組みを、現在も、これからもさらに一層力を入れていきたいと考えている。

松代地区では、松代城跡や文武学校などのいろいろな歴史的資産を活用していこうということで、皆さまもご存じだと思うが、道路の美装化、まちなみ環境整備事業などで、これまでもかなり整備をしてきた。今回新たに、長野電鉄屋代線廃止に伴う、千曲川新道活性化プランで、北国街道松代周辺道路の文化財などの周辺道路の整備をしていきたいと考えている。それから松代城跡の東側に、駐車場を少し拡張して、駐車スペースをつくることも進めている。

また、旧松代駅の駅舎の保存・活用を検討する中で、先ほどから、出ているゾーンとして、案内、食事、物販などの機能、そういったものを生かせる拠点づくりや、現在まだ決定事項ではないが、松代地区振興計画の策定委員会にも都市整備部から参加させていただいているが、ご提案の「へそ」となる交流やにぎわいの拠点ゾーンについても、歴史的風致維持向上計画や長野市の総合計画、それから観光振興計画との整合を図る中で、地域の関係の皆さまと、一緒になって調査・研究をしてまいりたいので、これからもよろしくお願いしたい。

                              〔根津都市整備部長〕

 

二つ目の空き店舗対策であるが、市では、中心市街地活性化基本計画に定める区域にある空き店舗に出店する方に対して、店舗改修に要する費用の一部を補助する制度を設けている。松代地区にも該当するエリアがあるのでご活用いただきたい。

松代地区のいわゆる中心市街地の中で、主要地方道長野・真田線の松代荘から来るY字型の交差点(荒神町)の辺りから主要地方道長野・真田線の通りの東側を含めて南の、旧国道403号(現市道松代西233号線)にぶつかる。そして、そこからずっと西へ行き、真田邸と文武学校の辺りの南北の通りを南に来て、旧国道403号とぶつかる辺り(紺屋町周辺)、ここを囲む場所が指定エリアとされている。

それから、今お話しした主要地方道長野・真田線のいわゆるY字の交差点(荒神町)から、ずっと南に来て旧国道403号にぶつかり、その旧国道403号をずっと西へ行って、文武学校から南に来た通りとぶつかる辺り(紺屋町)までの旧国道沿いの通りが、指定している通りである。

指定している通りに面している地域ということで、これらの地域では、いわゆる2種類の補助制度が現在ある。

その内容は、まず改修する費用、改築費と附帯設備に要する経費の2分の1まで補助し、広範囲の指定の地域の中では、1件当たりの限度額は30万円となっている。これらの改修費用などの支援をしていく。また、指定通りの旧国道403号の通りの空き店舗については、その金額を50万円に上げて補助制度を設けている。

ほかにも国の制度で活用できるものがある。具体的な空き店舗などの活用方法が決まった折には、ぜひご相談して、支援を受けていただき、空き店舗をなくす方向で出店を頂ければ本当にありがたいと思っている。

長野商工会議所松代支部の皆さまには、当該物件の、いわゆるまちづくりに対する理解を深めていただいているので、積極的に取り組んでいただいているということに対し、御礼を申し上げる。

今後も、市としてご支援をしてまいりたいと思っているのでよろしくお願いしたい。

次に、一つ飛ばして四つ目の「おもてなしの食」について、説明させていただく。この「食」については、観光振興課で昨年の3月に「長野市観光動向調査」を実施した。それを3月末までにまとめているが、その中で「長野市を訪問した観光客がしたいこと」という質問項目について、それに対する回答の中で、20歳代で「地元の野菜を使った料理が食べたい」というのが2位となっている。そして「地元のスイーツやお菓子が食べたい」というのが20歳代の若者で4位となっている。年齢層全体の中でも、「地元の野生動物を食べたい」というのも上位に入っているなど、「食」に対する関心は非常に高い実態がある。

「食」を充実させる取り組みは、ぜひ必要であるということで、今後、観光地松代のステータスを向上させることに非常に期待が込められることから、ぜひ成果が上がるよう取り組んでいただければありがたい。

それぞれの「地域に根ざした食」の確立には、地元関係者の皆さまの十分なコンセンサスが必要になってくることなので、すでに動いている取り組みもあると聞いているが、これらを支援することも視野に入れ、風通しの良い議論を重ねて進められるようお願いしたい。

また、取り組みが具体化し、市としてどのような支援をしていったらよいのか、そして市に対してどのような支援を求めるのかが分かってきた段階で、ご相談いただければ、市としてどのような支援ができるか検討してまいりたいと考えている。

また、住民自治協議会に交付している「地域いきいき運営交付金」などのご利用も考えられる。自主財源をまずどうするのかということも検討が十分必要であると思う。

具体的な内容が固まりつつあるところで、ぜひご相談いただきたいと考えている。

      〔小山商工観光部長〕

 

三つ目の「伝統野菜」に関する部分について説明させていただく。信州伝統野菜認定制度という制度がある。地域の食文化に育まれ、地域固有の特性をもった伝統野菜の生産を推進し、より多くの人に提供、情報発信することにより、伝統野菜の継承と地域振興を図ることを目的として、平成19年度に長野県で創設された制度である。

伝統野菜に選定されるには、一つの段階がある。昭和30年代以前からその地域で栽培されている品種であること、その品種に関した行事食や郷土食が伝承されていること、野菜固有の品種特性が明確であるということを審査項目にして、県の中にある信州伝統野菜認定委員会が選定をする。

先ほどのご要望にもあったが、県下では69種類が選定されている。そのうち長野市では、5種類ある。芋井地区の「たたら大根」、戸隠地区の「戸隠大根」、信更地区灰原の「灰原辛味大根」、そして松代地区の「松代青大きうり」、「松代一本ねぎ」という5種類が長野市では選定されている。

さらに、その伝統野菜を使って、伝承地栽培に認定するということで、要するに栽培についても、この地域で育ったものという伝承地栽培という認定制度もある。栽培地域が伝承されてきた地域であると信州伝統野菜認定委員会が確認したもの、あるいは当該品種または当該品種内で改良が加えられてきたものであること。また、固有の品種特性が発揮される方法で栽培されているか、安全を担保する生産履歴が明確となっているのか、あるいは継続的な生産体制が整っているか、といった個々の品質・規格に基づき出荷が行われていること。こういった検査項目があり、信州伝統野菜認定委員会で認定したものというのが、伝承地栽培の品種となってくる。

実は、選定と認定ではだいぶ違いがあり、伝承地栽培になるにはハードルが高い部分がある。認定数は41種類、38団体が伝承地栽培に認定されている。このうち長野市は3種類3団体で、「戸隠大根」では「戸隠おろし振興会」、「灰原辛味大根」では「灰原クーヘン会」、そして「松代一本ねぎ」では、「松代一本ねぎの会」が認定されているということで、それぞれ制約がある。

伝承地栽培に認定されると、さらに良いことがあり、伝承地野菜に認定された野菜、それを原料とした加工品でマークの使用許可の承認を受けたものを出荷販売する際には、マークが使えるというプレミアの付く制度になっている。これを付けることを承認された長野市内の関係のものは、「戸隠大根ぬか漬け」と「戸隠大根しょうゆ漬け」の2種類だけである。こういった部分で、地域の皆さまの伝統野菜の加工品などについてもご検討いただければと思う。

次に、伝承野菜などについての支援策である。やはり県で創設されているということで、県では、その辺が充実されている。信州伝統野菜認定委員会の職務として、野菜の保存に係る技術的事項に関する助言や活用方策についての助言というのが委員会の職務として定められており、これを実際に具現化しているのが各地区の農業改良普及センター(以下、普及センターとする)で、ここが中心となってそれぞれの支援を行っている。当然のことながら、種を採ることなどの栽培普及に関する支援は、普及センターが中心になって行っている。この部分については、市の農業政策課で専門的な部分を持ち合わせていないので、県の普及センターが中心となっている。

そして、市の重要な支援については、生産グループの方々と連携を取りながら、生産された伝統野菜についてホームページなどでの情報発信や、消費地でのPR活動などにより、認知度の向上、ブランド化を図っていきたい。その中心的な役割を担うのは、農業政策課内にある「新たな農業企画室」であり、そこでは長野市産の農産物の販路拡大、あるいは地域内での地産地消の推進ということで販路拡大を推進している。そこが中心になって進めてまいりたいと考えている。

特に、ブランド化、認知度の向上については、ながのシティプロモーションの一環として、長野市の魅力の掘り起こし、あるいは発信事業というものがこれから進められてくる。市長を先頭に、長野市そのものを全国に売り込むプロモーションが始まるので、その中で位置付けて、長野市産の農産物をまず「長野市ブランド」という確立をしつつ、それぞれの特産品についてブランド化を推進していく方向で進めていきたいと考えている。

〔徳武農業政策課長〕

 

五つ目の「おもてなしの食」の提供の場としての文化財施設の活用について説明させていただく。山寺常山邸、旧樋口家住宅、旧前島家住宅は、それぞれ地元の皆さまの団体に管理をお願いしている。投扇興(とうせんきょう)、ハーモニカのアンサンブル、講演、絵手紙展・体験、遊学の文化祭のお茶会は、いずれも旧樋口家住宅を活用いただいたもので、いろいろな形で、さまざまなご利用を頂いている状況である。

しかしながら、文化財施設を使用するに当たってはいろいろと制限が多いということで、これを何とかしてほしいというご要望と思っている。利用制限があって、利用しづらいという声はお聞きしている。火気の使用、施設損傷・汚損の恐れ、また入場料などを徴収するイベントや飲酒を伴うイベントでは、それぞれで幾つかの制限がある。また施設によってもそれぞれ異なった制限があり、ご利用がうまくいっていないという部分もお聞きしている。どうしても制限せざるを得ない部分は当然あるわけだが、これからそれぞれの施設の使用に関する許可基準を整理してまいりたい。また、あらためて統一的な利用のご案内を作ってまいりたいと考えている。

その中で、使用の目的に応じて、それぞれの条件の緩和についても十分に検討してまいりたいと考えている。その結果として、多くの皆さまにとって利用しやすい環境を整備してまいりたいと考えている。

特に、「箱膳」というお話もあったが、材料代などでお金が掛かってくると思う。飲食自体がいけないというわけではないが、いろいろな制限があり、その中で今は、資料代や参加費などのもろもろで500円という制限がある。その辺の対応についても何かしらの見直しも必要ではと考えている。全体として、できるだけ早急に使用の条件について見直しを図り、分かりやすいもの、あるいは利用しやすい環境整備ということで、最大限内規の改正を行ってまいりたいと考えている。今のお話も参考にしながら、協議しながらお願いしたい。

なお、これは一つのPRで、利用の制限の緩和とは違うが、平成27年度にオープン予定の「(仮称)寺町商家」は、この3月市議会に寺町商家の設置をしていただきたいということで、市議会に条例の改正案を出すところである。現在改修中である。ここにおいては、ワンデイシェフによる飲食の提供、喫茶・販売コーナーを作っていく、あるいは地元特産品の物品展示と即売ということで、そのようなこともできる施設として、現在、改修を進めているところである。今までのどちらかというと見る施設から、さらに使っていただくという施設に改修をしている状況である。松代地区らしい個性ある「おもてなしの食」の提供の拠点となるよう整備を進めていくので、来年の春にオープンになるが、これも一つの「食」の場ということで、大きなものになっていくのではないかと考えている。

    〔藤沢教育次長〕

 

《関連要望》

拠点施設については、何よりお客さまが来られたとき、あるいは地元の方がまずそこに立ち寄るということが何より大事だと思っている。松代地区が発展するかどうかの鍵を握っていると考えている。ぜひ、松代地区の「へそ」が早くできるようにお願いしたい。

それから、商店街の空き店舗関係であるが、ご支援の中身を聞かせていただいたが、早く成功例を一つでも作ることが大事だと思っている。そのためにはソフト面が非常に大事になってくるので、ソフト面のご指導も併せてお願いする。

伝統野菜であるが、五つ伝統野菜がある自治体は長野県ではほかにない。これは非常に貴重なものである。生産者グループのご支援を頂いているということであるが、五つもあるので、ぜひそれぞれの生産者を集めて、組織的にブランド化していくことをお願いしたい。レシピ開発や純正な種を維持していくのは大変な仕事である。その辺のご支援などいろいろとあるので、まずは組織的に動かしていくということでお願いしたい。

それから「食」の関係であるが、私どももこれから一生懸命やっていく。前向きなお話を頂いたと思っている。具体化のあかつきには、ぜひご相談に乗っていただき、ご支援をお願いしたい。

文化財の利活用関係であるが、前向きなお答えということで聞かせていただいた。松代地区に文化財の保存や修復で、大変なお金を入れている。ただ、そのお金は、利活用して、にぎわいができて初めて生きてくると思っている。ぜひ、緩和の検討の話があったが、地元の一生懸命利用している者も検討の場の中に入れていただいて、文化財が全国の皆さまに喜ばれるような活用ができるようにお願いしたい。

 

『担当課:地域振興部(都市内分権課)、商工観光部(産業政策課)、農林部(農業政策課)、都市整備部(まちづくり推進課)、教育委員会(文化財課)』

 

《2 歴史文化を生かしたまちづくりの推進について》

大きく分けて二つある。一点目は、松代地区は「長野市の南の玄関口」という位置付けをぜひお願いしたい。高速道路で来ると長野インターチェンジで下りるが、そこは松代地籍であり、松代地域を挙げてインターチェンジを誘致する運動を展開し、請願インターチェンジとして整備したインターチェンジである。こういった場所の中で、大室古墳群から象山地下壕まで、歴史的な文化遺産が時代を越えて集積したまちということで、全国的にも誇るべきまちではないかと思う。こういった資産を生かして、地元住民または企業も含めて、観光推進を図っていきたいと思うので、市行政としても、今後とも「長野市の南の玄関口」として、環境整備、歴史文化遺産を生かしたまちづくりについて、特段のお力添えをお願いしたい。

二点目は、善光寺御開帳あるいは新幹線金沢延伸ということで、これと松代観光について、松代にとっては絶好のチャンスであり、正念場であると考えている。前回の回向柱奉納といった中では、松代に来る人が割と少なかったという感じを受ける。

一番目として、市長直轄の新幹線延伸・善光寺御開帳対策プロジェクトの中で、松代地区への観光客誘客を主要テーマの一つとして、取り上げていただきたい。また、松代地区のことを詳しく分かる方をプロジェクトの中に加えていただきたい。

二番目は、御開帳に来た人は回向柱に触れるが、その回向柱が松代地区から奉納されているということは、ほとんどの人が知らない。長野市民もあまり知らないといったような現状と思う。回向柱に触れて、松代に行ってみたいなと、回向柱は松代地区から出ているのだよといった中で、松代地区へ回遊できるようなPRをぜひお願いしたい。前回の善光寺御開帳のときには、残念ながら松代に来る人はアンケートで5パーセントくらいだった。小布施町などには13パーセントくらいの人が行ったというような傾向が出ている。松代に来ていただく取り組みを地元も一生懸命やるので、行政としても取り組んでいただきたい。

三番目は、善光寺御開帳の期間中に、善光寺・松代間のシャトルバスを運行していただきたい。松代へのアクセスがバスだけなので、非常に弱い。善光寺から松代に行きたいと思ったときに、さっと乗れるようなシャトルバスを、乗りやすい料金、また間隔も30分程度おきに出るといったような利便性のある取り組みをしていただきたい。

四番目は、御開帳期間中、市長も毎日がお祭りとおっしゃっているが、松代地区においても、期間中、毎日のようにおもてなし活動をしていきたいと思っているので、松代支所への人員配置と、事前に準備をするといったことも含めて財政支援をお願いしたい。どうしても回向柱奉納に松代では力を入れて、この間1,500万円ほどの募金を集めて回向柱を奉納する。それに力を注いでしまうので、なかなかおもてなしまではできていなかったが、今回は絶好のチャンスと捉えて頑張っていきたいので、全面的なご支援をお願いしたい。

五番目に、JR長野駅が整備されている。新幹線を降りたったときに、松代地区に行きたくなるようなPR活動、先ほど駅の構内におけるPR活動などがあったが、松代地区に行くバスはどこから出るのかといった中で、非常に分かりづらいのが今までの例であった。スムーズな誘導ができるようなサイン(案内標識などの設置)計画も含めて、JR長野駅整備の中で、松代地区への誘客を進めていただけるような整備を重点的にお願いしたい。

 

《回 答》

一点目についてであるが、「長野市の南の玄関口」としての環境整備促進という中で、松代地区の歴史文化財の保存整備、利活用ということで説明させていただく。現在進めている文化財に関係する事業の紹介が、中心ということになる。松代地区の文化財の保存整備については、「長野市歴史的風致維持向上計画」の中に関係事業を位置付けて事業の促進を図ることとしている。

「旧文武学校」の保存整備事業は、全体の期間としては平成25から34年度である。確定しているもので、平成23から28年度で、事業費4億3,530万円ほどで現在進めている。

「旧金箱家住宅」いわゆる寺町商家の保存整備事業は、事業期間は平成23から26年度で、工事の部分だけであるが、事業費が3億7,810万円ということで現在進めている。

国史跡の「大室古墳群」の保存整備工事は、第1期の保存整備が平成9から25年度であるが、事業費は5億3,032万7,000円ほどで、第1期整備がこれから完了するところである。

大きく三つの文化財に係る事業を進めている。今後は、国史跡の松代城跡の第1期の事業が完了し、第2期の保存整備になる。具体的な計画はまだ立っていないが、次のステップの中で松代城跡をやってまいりたい。次に、国史跡の大室古墳群である。古墳群そのものの整備は順次、かなり息の長いこととしてやっている。アクセス道路の整備がなかなか進んでいない状況の中で、何とかこの辺の整備も進めていきたい。また、三つ目であるが、真田宝物館を中心とした文化遺産の保存などということで、真田宝物館も大分古くなっているが、この辺りもどうしていくかを含めて、全体を大きく分けて、三点についてさらに調査・研究、また計画をできるものは作り、できるものから事業に着手してまいりたいと考えている。また、それぞれの調査・研究あるいは計画策定に当たっては、ご協力をお願いしたい。

最後に、住民の皆さまによる観光客のおもてなし活動の一例であるが、「松代文化財ボランティアの会」の皆さまの活動で、旧白井家の表門を拠点として、観光客の皆さまへの湯茶の接待や、各施設でのボランティアガイドなどを行っていただいている。大変ご好評を頂いている。今後も、地域住民の皆さまと連携を深めながら、文化財の利活用を拡大し、さらにボランティアなどの住民活動が一層活発となるよう、研修や支援に努めてまいりたい。

 もう一つ、順番が前後するが、回向柱寄進の歴史、松代へ回遊したくなるようなPR戦略について、その中で情報発信について説明させていただく。

善光寺御開帳や施設案内などの一般的な事項については、市のホームページにおいても必要な情報を発信している。これとは別に、真田宝物館独自のホームページも開設し、真田家の歴史や施設・展示案内など、詳細な情報を発信している。これらもご利用いただければと思う。

そういう中で、善光寺御開帳や新幹線金沢延伸に合わせての情報発信であるが、善光寺と真田家との関係や、回向柱の寄進の歴史あるいは真田信之公生誕450年というような情報も併せて、今後情報発信ができるよう進めていきたいと考えている。今後も、具体的な情報発信について工夫をさせていただきたいと思うので、ご協力をお願いしたい。

〔藤沢教育次長〕

 

新幹線延伸・善光寺御開帳対策プロジェクトについて説明させていただく。市では、新幹線延伸と善光寺御開帳対策を市長直轄の最重要プロジェクトとして位置付け、このプロジェクト推進の組織として、この2月10日に「ウェルカム長野2015実行委員会」を立ち上げ、受け入れ準備をスタートさせた。この実行委員会は、市長を会長に、関係団体・関係機関で組織されており、緊密な連携・協力を図って、総合的に取り組んでいくこととしており、長野におもてなしとにぎわいで新しい伝統をつくっていきたいと考えている。実行委員会では、善光寺御開帳奉賛会などと連携を取り、おもてなし空間の演出、おもてなし環境の充実、にぎわいイベントの実施、そして広域観光の推進など、具体的な各種事業を進めていくが、中心事業となる誘客活動と渋滞対策については、それぞれキャンペーン部会と交通渋滞対策部会を設け、それぞれ2人の副市長がこれを担い、機動的に取り組んでいく。

善光寺から松代への誘客、これはもちろん大事なテーマであり、松代地区だけでなく、市内の観光地にメリットが十分に行きわたるように、必要な対策・対応を取ってまいりたいと考えている。具体的には、松代地区を含む市内観光地への観光宣伝・誘客活動について、実行委員会のキャンペーン部会で「ながの観光コンベンションビューロー」を主体に事業を進めていく。前回以上に多くの皆さまが松代地区を訪れていただき、ゆっくりと、十分に観光を楽しんでいただけるように、しっかり取り組んでいくので、松代地区の皆さまにも、引き続き一層のご支援とご協力をお願いしたい。

また、松代地区のことを良く知る人材をプロジェクトの方へというご要望であるが、実行委員会の中には関係団体からの委員として、都市経営研究所の市川浩一郎理事長、文化芸術協議会の宮澤博会長、そしてキャンペーン部会長でもある樋口副市長も参画しているので、松代地区のことを良く熟知している方々がおいでになることを申し沿えさせていただく。

〔柳沢企画政策部長〕

 

松代支所の人員配置について説明させていただく。まず、全体的な状況を説明させていただく。平成22年に信州新町・中条村と合併があり、その4月1日から平成25年の4月1日まで、職員数は26人ほど減になっている。その合併の前の5年間で見ると、162人ほど減になっている。これは、簡素で効率的な行政運営を行うということで、職員の定数の適正化に努めているということである。ただ、必要な新しい行政需要というのは出てくるわけであり、そういったところに職員を配置していくということである。その辺のことをまとめて言うと、全体の職員数を抑制しながら必要な部門には人を配置し、適正な職員配置を行うということだ。

そういったことで、松代地区への人的支援については、企画政策部長が申し上げたとおり、「ウェルカム長野2015実行委員会」に職員を配置するので、そちらを中心にして、ながの観光コンベンションビューローと連携し、観光客誘客を含めた支援に取り組んでまいりたいと考えているので、ご理解をお願いしたい。

〔寺田総務部長〕

 

二から五番目までの全体の観光推進について説明させていただく。松代地区においては、当然のことながら市内有数の観光資源を有しているので、善光寺御開帳を訪れた観光客が回遊できるプランが絶対必要だと考えている。

そのための具体的な話としては、現在「ながの観光コンベンションビューロー」では、シャトルバスの運行について検討している。シャトルバスを有効に運行するために、善光寺御開帳期間中に、町並み、文化財などの松代の観光資源を生かして、どのような観光を楽しんでいただくか、旅行商品作りを担当している「ながの観光コンベンションビューロー」と「松代観光推進機構」の皆さまが企画を練り上げて、魅力的な旅行プランを提供していくことが大切であると考えている。

さらに、善光寺御開帳期間中には、魅力ある「まち歩き」イベントなどを多数行っていただき、併せて地元の「おもてなし力」向上で、まちがにぎわい、活性化し、観光客の満足度が高まっていくと考えている。

こういった取り組みを地元の皆さまに行っていただくことで、ぜひとも善光寺御開帳に訪れた観光客を松代地区へ呼び込みたいと考えている。しっかりと地元の皆さまと連携して取り組み、効果的な情報発信や資金的な支援も引き続き行っていきたいと考えている。それと同時に、JR長野駅の観光案内の再整備により、バス乗り場への誘導もスムーズになるように行ってまいりたい。ハード・ソフトの両面での分かりやすい案内誘導で対応してまいりたいと考えている。

〔小山商工観光部長〕

 

五番目のJR長野駅のバス停への案内標識の設置について説明させていただく。現在、JR長野駅善光寺口駅前広場そして駅の中も工事中で、大変ご迷惑をお掛けしている。完成イメージでは、駅ビルが建ったところに大庇(おおびさし)・列柱 が設置されることになっている。バス停については、七つから九つ配置されることとなっている。全面屋根がかかり、駅からぬれずに、それぞれのバス停に行けるようになり、乗り換えについても、エレベーターやエスカレーターなどを設置する。

検討段階ではあるが、バス乗り場へのご案内については地図、路線の色分けしたもの、各バス停には拡大した時刻表もきちんと配置をしていく。バス事業者との協議も含め、「松代方面行き」など、分かりやすい表示について、十分検討して設置するように努めてまいりたい。

お客さまがぬれることなく、迷わずバス乗り場まで行くことができるようご案内していきたい。

〔根津都市整備部長〕

 

《関連要望》

大変心強い、いろいろな面での今後の計画、お話をお伺いした。ぜひ、地元も一生懸命頑張るので、今後ともご支援のほどよろしくお願いしたい。

 

 『担当課:総務部(職員課)、企画政策部(秘書課)、商工観光部(観光振興課)、都市整備部(都市計画課)、教育委員会(文化財課)』

 

《3 松代地区と小布施町との違いについて》

小布施町と松代地区の違いは何だということで、松代地区の人たちも、なぜ小布施町はあんなにお金が落ちているのだろうと、それに比べてこれだけ文化財がある松代地区がなぜこうなのだと、率直な意見としてほとんどの人が思っている。先ほど出たように、総合的な戦略というのが必要だと思う。幕末から150年くらいたつが、そろそろ松代地区の大改革をやる時期に来ているのではないかと思う。拠点づくりをして、例えば貸し切りバス10台で500人入れば、そこで松代地区の農産物を使用した食事が提供できる。長野県で一番コンパクトに、こんなに小さなところで、一番多種類の果樹や野菜を生産できるのは松代地区ぐらいであると思っている。だから、バラエティーに富んだものができ、また加工品もできる。そうすると、お土産から含めて、お金が松代地区に落ち、周辺の農村部が非常に元気になってくる。このような好循環になってくるのではないかと思う。そういう戦略を一つずつ立てて、いろいろ提案はあると思うが、ぜひお願いしたい。(回答不要)

 

『担当課:都市整備部(まちづくり推進課)』

 

《4 長野インターチェンジにおける周辺観光地などの案内表示について》

この間、高速道路を走っていたら、豊科インターチェンジが安曇野インターチェンジに名称が変わり、以前は豊科インターチェンジという表示しかなかったが、今は看板の周りに穂高や白馬などの、周辺の地名や観光地をサインとしてバラエティーに表示している。ぜひ、長野インターチェンジも、そこに松代、戸隠、善光寺などといった地名表示について、高速道路株式会社も敏感になっており、かなり可能性は広がっていると思うので、善光寺御開帳に間に合うようにサインを行政の方でもご検討いただければと思う。(回答不要)

 

『担当課:商工観光部(観光振興課)』

 

《5 松代支所横の水路の安全対策について》

松代支所の横に水路がある。松代町は城下町なので南から北に水路がたくさんある。それぞれの水路に名前が付いている。この支所の横の堰(せき)は、「小鮒(こぶな)川」という。支所のところと前後20、30メートルが開放になっていて、石垣が組んであり風情がある。ただ、ちょっと難点なのは、深さが50センチメートルから1メートルくらいあり、落ちると危険である。事実、この4、5年の間に2人の方が転落して、1人の方は電動車椅子で車椅子ごと転落して全身打撲、それから救急車が来たり、レスキュー隊が来たり大騒ぎになった。もう1人の方は全盲の方で、転落して右脚骨折という重症を負った。治療に半年もかかった。その事実を昨年知り陳情したところ、行政側では、安全対策をするのはやぶさかではないが、地元の合意が必要ということで、区長の印鑑をもらうようにと言われて、各区長に意見を求めた。そうしたら、区長は、誠に結構だが地元の意見を聴いてみるということで、付帯意見というのが三つ付いた。1点目は、支所の前の通りは、中・高生の自転車通学が多いので、安全対策をすればかえって危ないのではないかということ。2点目が、冬季に雪の捨て場になっているため、下手な安全対策はやめてもらいたいということ。3点目は、環境整備の指定地区地域として歴史的松代町の風情を守る意味から、景観いわゆる美観を配慮した防護柵を継続すべきということが求められた。それで、この三つの付帯意見を付けて陳情した。ところが、この道路は県の道路で、河川は長野市の河川課である。それぞれに出したところ、県の方では、地元の意見がこういう意見では賛成できないということで、長野市の河川課に丸投げしてしまった。丸投げした状態で、地元意見も整合が付かないから、いまだに安全対策は何もできていない。言いたいことは、支所の上の方も下の方も暗渠(きょ)になっているが、暗渠にしてくれということではない。松代町は城下町だから、先人の知恵がいっぱい詰まっている。この城下町をぜひ残していただきたいが、さらなる犠牲者を出さないよう、知恵を出して、美観や景観に合った安全対策をとってもらいたい。(回答不要)

 

『担当課:建設部(河川課)』

《市長総括》

松代地区には、大変大きな資産がある。皆さまが一致して、この問題をどうやって解決するかということを考えてやっていただくのが一番である。とにかく一致して、このおもてなしを含めて、松代地区をどうするのかということを考えていくことが大事だと思っている。例えば、今は松代町松代だけしかないけれども、これが昔の名前に早くなればと言っているが、これもなかなか進んでいない。住民の方の合意も必要であるが、例えば善光寺御開帳までに、取りあえず観光客が通る所については旧町名の標識を出すといったことや、これだけ武家屋敷も含めて相当復旧ができてきているので、これを生かして、ここはこういう町だったのだなというようなことが分かるようになれば、さらにまた魅力が高まるのではないかと思う。

また、お土産と食堂のこの両方が、前々からお金を落とす手段としては一番大きい手段である。今回お聞きして、松代地区の周りに非常に特色のある農産物があるということなので、どうやってそれらを、松代地区に来たお客さまに提供できるような形にできるのか、市もできる限りご支援をしてまいりたい。また、松代地区が回向柱の寄進をしている勧進元であるので、何としても地元が潤わなければいけない。皆さま共々意見を出し合って、成果を一つ一つ上げていきたい。いつも言っているだけで終わってしまうというふうにならないようにお願いしたい。市もできる限りのことはしていきたいと思っているので、よろしくお願いする。

より良いホームページにするため、皆さまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?
この情報をすぐに見つけることができましたか?

このページに対するご意見・ご要望を記入してください(個人に関する情報は記入しないでください)。
なお、お答えが必要なご意見等はこちらではお受けできません。直接担当部署または市へのご意見・ご提案へお願いします。

※いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。

このページに関するお問い合わせ先
〒380-8512 長野市大字鶴賀緑町1613番地
広聴担当
Tel:026-224-5004
Fax:026-224-5102
お問い合わせはこちらから
前のページに戻る ページトップに戻る