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平成27年度 長野市下水道事業会計決算

下水道事業の状況

下水道事業の目的は、公衆衛生の向上に加え、汚水を浄化し最終的な放流先である川や海をきれいに保つこと、また、雨水の流れをコントロールして浸水などの災害を未然に防ぐことにあります。

長野市の下水道事業は、中心市街地を対象範囲とする第1期計画(昭和28年認可)への着手を始めとして、順次整備の範囲を拡大してきました。現在では長野市の全域を対象に、市が管理する単独公共下水道、県の処理場を利用する流域関連公共下水道、市街化調整区域を主な対象とする特定環境保全公共下水道などの公共下水道のほか、農業集落排水、戸別浄化槽などの施設を効果的に組み合わせ、平成29年度の全戸水洗化を目指し整備に取り組んでいます。

その結果、平成27年度末の農業集落排水事業等を含めた市域全体の下水道等に接続可能な人口(汚水処理区内人口)は、前年度と比べ682人増の371,977人となり、現に下水道等を使用している人口(水洗化人口)は、前年度と比べ4,517人増の352,672人となっています。

下水道事業の状況

収支状況

下水道事業の経理は、一般会計と明瞭に区分するため特別会計を設置して行っています。

さらに、施設の運転、管理など下水道を運営するための収益的収支と施設の整備、改修など建設事業を賄う資本的収支に分けて経理しています。

収益的収支

下水道事業のうち、汚水の処理はお客様からの使用料収入で、雨水の処理は税金で賄うこととされています。しかしながら汚水の処理費用を使用料のみで賄うとすれば、使用料は大変高額なものとなってしまい、下水道普及の妨げの一因となってしまいます。そのため、処理費用の一部は、法令等に基づき一般会計が負担します。これらの収益は、借入金の利息の支払い、処理場の運転、管路の維持管理、県の施設の負担金、職員の給与などの費用に使われています。

平成27年度の収益的収支のうち、収入は142.9億円となっています。前年度と比べ0.9%の増加となりました。

また、支出は118.9億円となっています。前年度と比べ1.6%の減少となりました。

その結果、平成27年度の純利益は24.0億円となり、この全額を借入金の返済に充てるため減債積立金に積み立てました。

収益的収支

資本的収支

終末処理場や管路の建設には多額の資金が必要です。これらの資金は、企業債(借入金)、国からの補助、一般会計からの繰入れなどによって調達しています。

平成27年度の資本的収支のうち、収入は46.5億円となっています。企業債発行による借入金の減少等により、前年度と比べ23.6%の減少となりました。

また、支出は105.3億円となっています。工事の減少等に伴う建設改良費等の減少により、前年度と比べ10.4%の減少となりました。

なお、収入が支出に対し不足する額58.8億円は内部留保資金で補填しました。

資本的収支

損益計算書(単位:円)

 科目

平成27年度
(平成27年4月1日
から
平成28年3月31日)

平成26年度
(平成26年4月1日
から
平成27年3月31日)

増減
1.営業収益 7,225,675,291円7,173,708,335円51,966,956円
 下水道使用料 7,198,986,940円7,148,676,495円50,310,445円
 その他営業収益26,688,351円25,031,840円1,656,511円
2.営業費用9,498,427,784円9,480,276,932円 18,150,852円
 排水設備費 91,113,536円91,805,615円 △692,079円
 管渠費 357,328,748円342,956,262円 14,372,486円
 処理場費 929,477,299円998,254,145円△68,776,846円
 ポンプ場費 17,797,869円16,075,709円1,722,160円
 浄化槽費 44,311,423円40,324,993円3,986,430円
 業務費 1,482,236,443円1,470,875,123円 11,361,320円
 総係費 135,874,831円131,668,829円 4,206,002円
 減価償却費 6,395,257,002円6,360,912,024円 34,344,978円
 資産減耗費 45,030,633円27,404,232円 17,626,401円
3.営業損(△)益
(1-2)
 △2,272,752,493円△2,306,568,597円 33,816,104円
4.営業外収益 7,069,235,676円6,987,063,253円82,172,423円
 受取利息及び配当金 17,728,849円18,470,545円 △741,696円
 国庫補助金 10,128,000円7,222,500円 2,905,500円
 他会計負担金 3,647,830,000円3,621,498,000円 26,332,000円
 長期前受金戻入3,158,617,867円3,139,924,380円 18,693,487円
 雑収益 234,930,960円199,947,828円 34,983,132円
5.営業外費用 2,391,605,411円2,515,308,345円 △123,702,934円
 支払利息及び
企業債取扱諸費
 2,374,602,880円2,495,027,273円 △120,424,393円
 雑支出 17,002,531円20,281,072円 △3,278,541円
6.経常損(△)益
(3+4-5)
 2,404,877,772円2,165,186,311円 239,691,461円
7.特別損失 0円89,801,070円 △89,801,070円
 その他特別損失 0円89,801,070円 △89,801,070円
8.当年度純利益
(6-7)
2,404,877,772円2,075,385,241円329,492,531円
9.前年度繰越利益剰余金0円0円0円
10.その他未処分利益剰余金変動額2,075,385,241円23,121,991,186円△21,046,605,945円
当年度未処分利益剰余金
(8+9+10)
4,480,263,013円25,197,376,427円△20,717,113,414円

貸借対照表(平成28年3月31日)(単位:円)

借方貸方
科目金額科目金額
(資産の部)(負債の部)
固定資産227,740,049,753円固定負債98,371,709,784円
 土地3,249,172,283円 企業債98,192,518,256円
 建物6,710,743,665円 退職給付引当金179,191,528円
 構築物199,933,434,751円流動負債7,664,167,050円
 機械及び装置5,545,976,585円 企業債6,634,272,564円
 車両運搬具28,053,214円 未払金986,215,162円
 工具器具及び備品27,177,972円 預り金1,394,925円
 建設仮勘定1,081,014,661円 引当金42,284,399円
 施設利用権11,164,476,622円 繰延収益95,401,252,411円
流動資産7,413,295,968円 長期前受金95,401,252,411円
 現金預金5,248,355,005円 (資産の部)
 未収金2,220,110,403円 資本金28,378,785,628円
 貸倒引当金△55,232,811円 自己資本金28,378,785,628円
 仮払金63,371円 剰余金5,337,430,848円
    資本剰余金857,167,835円
    利益剰余金4,480,263,013円
資産合計235,153,345,721円負債・資本合計235,153,345,721円

平成27年度長野市下水道事業会計決算書[PDFファイル/858KB]

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