平成29年度 職員提案及び一課一改善運動について
平成29年度 表彰提案一覧(職員提案)
平成29年4月1日から平成29年9月30日に寄せられた162件の職員提案の中から、次の通り表彰提案を決定しました。
優 秀 賞
●「終礼でお疲れ様!」
朝のあいさつ運動に併せ、朝礼として一日の予定や諸連絡を伝達しているが、一日のけじめとして、午後5時15分に業務報告や残業予定、翌日の予定などを報告する終礼を行うことで、所属としての問題点や課題が発見できるほか、タイミングよく帰ることができる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 新年度に、時間外勤務の縮減及び適正管理の徹底についての通知で、事例の一つとして掲載予定。
●「若手職員による新規採用職員向けの講演」
1年目の職員は、日々の業務に追われ悩みや疑問を抱え込みやすいため、先輩職員が1年目の時にどのようなことで悩み、どういった姿勢で業務にあたっていたのかを知る機会を設けることにより、悩みや疑問を抱えている新規採用職員にとっては有意義な場になり、他の業務について知識を得ることもできる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 来年度の新規採用職員研修のカリキュラムの中に取り込む方向で調整を行う。
奨 励 賞
●「年次休暇取得率の向上」
ワークライフバランス向上のためには、時間外勤務の縮減に加えて休暇の積極的取得が必要であるため、部局や所属ごとに取得率向上の目標値を設定し、部局長が中心となって目標達成に向けて取り組むことで、心身の健康や仕事の質・効率が向上し、ひいては市民サービスの向上となる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 職員の健康保持増進のためにも、年次休暇の計画的な取得となるよう、引き続き周知していく。休暇取得状況の把握については新年度に検討していく。
●「文書事務に係る職員の資質向上」
決裁事務規定等により合議される際に、起案文の記載の仕方、市民や他団体等への通知文など、公文書の書き方に沿ったものになっていないため、文書事務の手引きをリメイクした上で、階層別研修の対象者に手引きを配布することで、行政事務の基礎である文書事務の能力向上となり、日常業務への気配りも増えるとともに、ケアレスミスが減少する。
★取組状況・効果等★ ⇒ 採用2年目研修のテキストに工夫を加え、文書事務の向上を図った。手引きの存在については、改めて職員に周知していく。
新 人 賞(平成29年度新規採用職員対象)
●「個別ゴミ箱の廃止、共用ゴミ箱の設置」
現在の職場は、各机の近くに個別ゴミ箱が設置されているが、職員が躓いたり蹴飛ばしたりして、ゴミ箱の中身を散乱させるケースが頻発しており、不衛生かつ窓口から見る景観もよくないため、個別ゴミ箱を廃止して共用ゴミ箱を設置することで改善につながる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 実施に向けた周知方法と周知のタイミングについて検討中。
●「インターンシップについて」
インターンシップの受け入れの際、課の業務の説明や雑用が中心となり、学生には実践的でないと思ったため、実習生同士で本市の課題などを話し合うグループワークをしてもらうことで、職員がつきっきりになる時間が減り、業務効率が上がるとともに、学生は市政が抱える様々な課題を学ぶことができ、公務員への興味がより高まる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 職員採用試験の受験者の増加に向け、実施方法の検証及び見直しを行いながら、本提案も含めて引き続き検討していく。
●「避難訓練の内容を充実させる!」
現在行われている避難訓練は、職員の避難経路の確認だけで終わってしまい、市民の方がいた場合の対応がわからないため、窓口やフロアに市民の方がいることを想定したフロアごとのデモンストレーション訓練内容にしたり、だれがどのように誘導するかなどのマニュアルを作成したりすることで、より効果的な避難訓練となる。
★取組状況・効果等★ ⇒ 自衛消防隊を中心とした情報共有を強化し、各フロアの状況や業務内容に即したマニュアル等の作成を依頼する方向で進めていく。
平成29年度 表彰事例一覧(一課一改善運動)
昨年度より、全所属が職場の日常業務を総点検し、業務における3M(ムダ、ムラ、ムリ)を排除するとともに、職員の業務改善意識の高揚を一層促進し、職場全体で改善に取組む風土を浸透させることを目的として、『一課一改善運動』を実施しています。今年度の取組状況は以下のとおりです。
主な効果 | 具体的な取組例 | 件数 |
---|---|---|
市民サービスの向上 | ・書類等のお渡しボックス設置 ・不在時の要件は、メッセージボードで確実に伝達 ・知っておこう「となりのシゴト」 | 46件 |
時間の短縮 | ・省庁等派遣職員宿舎の契約事務一本化 ・3×〇カ月先を意識した仕事をしよう ・マニュアル作成による業務効率化 | 58件 |
コストの削減 | ・印刷単価の”見える化”で、コスト削減意識の向上 ・庁用自転車の利用促進 ・電気使用量の削減及びペーパーレス化の徹底 | 27件 |
測定不能 (来年度以実施等の理由による) | ・環境にやさしい施設をめざす取り組み ・夏季の施設内省エネルギー対策 ・施設見学の充実 | 6件 |
合計137件
一課一改善運動 取組内容・効果一覧【要約】 [PDFファイル/456KB]
奨 励 賞
●「支所駐車場 スッキリ駐車できます!」 (鬼無里支所)
支所駐車場の区画のライン引きを、職員自らが手作業で実施したことにより、コスト削減と市民サービスの向上を図る。
★主な効果★ ⇒ 約285,000円のコスト削減で市民サービスの向上を図った。
●「“期限”の表示で“ご機嫌”に回答・報告」(環境政策課)
庁内や庁外からの照会があった際、各担当係長・担当者への依頼メールの表題の冒頭に、提出期限を表示するとともに、IPKの課スケジュールに、照会内容と提出期限を入力する。
★主な効果★ ⇒ 職員がより提出期限を意識するようになるとともに、報告の失念や催促の連絡が減り、報告事務をスムーズに行うことができるようになった。
●「印刷物(リーフレット)の外部発注の見直しについて」(営業課)
下水道事業受益者負担金に係る制度説明のためのリーフレットを作成しているが、印刷枚数が減少することに伴い、契約単価が割高になっていくことを見据えて、外部発注ではなく内部で印刷・製本する。
★主な効果★ ⇒ 印刷製本費約4万円のコスト削減と、契約スケジュールに縛られず、原稿校正や増刷を行うことが可能となった。
●「水道局人材バンク(業種ごとの経験者一覧表)の作成」(浄水課)
人事異動により異動してきた職員がある程度の知識や経験を習得するには時間が必要なため、局内において、業種ごとの作業に熟練した職員をリストアップし、水道局人材バンクを作成する。
★主な効果★ ⇒ 「浄水課人材バンク」を作成し、局内に情報提供しておいたところ、他課より応援依頼があり、工事を実施した。本取組が局全体の仕事量における平準化に役立つよう活用していく。