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この街で、わたしらしく生きる。長野市

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更新日:2023年7月28日

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ムクドリ・カラス対策について

ムクドリの生態

ムクドリは、体長24cmほど、体重は75gから90gほどで、全体的には灰色で、頭やおなかには白い部分があり、足とくちばしは、だいだい色をしています。雑食性で木の実・果物・小動物・昆虫等をエサとしています。繁殖期は、3月から7月の間で、番い(つがい)で分散し、木が腐った隙間(すきま)や人家の軒先などの穴に巣を作ります。1回で4個から7個の卵を産み、オスとメスが抱卵し、約12日で孵化(ふか)し、その後、23日ほどでヒナは巣立ちますが、約1か月は親と行動を共にします。

ムクドリによる被害

ムクドリが市街地に集まり大集団になることで、ねぐら周辺での鳴き声による騒音、フン害による汚損・悪臭などがあります。

ムクドリ対策

ムクドリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、むやみに捕獲したり処分したりすることは禁じられているため、大集団化させないようにすること、ねぐらとして住み着かないようにすることが重要です。

大きな音を出す・光を当てる

  • 手を叩いたり、バケツを叩いたりして、音を鳴らして追い払う。
  • 近隣への事前の周知が必要になりますが、ロケット花火や爆竹を鳴らしたり、ムクドリが嫌がる音や声をスピーカーで飛来する群れやねぐらに向けて流したりして追い払う。
  • 人に光を向けないように注意しながら、LEDライト、懐中電灯による強い光で追い払う。

周辺の住民の方への周知、了解を得た上で行ってください。

寄せ付けないために

  • 防鳥ネットや不要なCD等の防除グッズを活用して追い払う。
  • ねぐらとなる樹木の剪定、またはネットにより樹木を覆う。
  • ムクドリが増えてしまうため餌やりをしない。
  • 電線・電話線に止まる場合は、下記にご相談ください。
    • 犀川以北の電線は、中部電力パワーグリッド長野支社(電話0120-984-385)
    • 犀川以南、旧上水内郡信州新町の電線は、中部電力パワーグリッド篠ノ井サービスステーション(電話0120-984-495)
    • 電話線は、NTT東日本(電話0120-444-113)

カラスの生態

市内でよく見られるカラスには、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。どちらのカラスも外見上はよく似ており、また、どちらのカラスも雑食性で人の出す生ごみもエサとなります。

  • ハシブトガラスは、体長56cmほど、体重は550gから750gほどで、全体的に黒色をしています。ひたいが出っ張っており、くちばしが太くて彎曲しています。鳴き声は、カアカアと澄んでいます。雑食性で、特に樹木の種子や肉類を好みます。繁殖期は、3月から7月の間で、茂った常緑樹に巣を作るが多く、1回で3個から6個の卵を産み、メスが抱卵し、20日から22日で孵化(ふか)し、その後、1か月ほどで巣立ちます。
  • ハシボソガラスは、体長50cmほど、体重は320gから690gほどで、全体的に黒色をしています。ひたいがなだらかで、くちばしが細めでまっすぐな形をしています。鳴き声は、ガアガアと濁っています。雑食性で、特に農作物、昆虫を好みます。繁殖期は3月から6月の間で、見通しのよい高い木に巣を作ることが多く、1回で3個から5個の卵を産み、メスが抱卵し、19日から20日で孵化(ふか)し、その後、1か月ほどで巣立ちます。

カラスによる被害

ねぐら周辺での鳴き声による騒音、フン害による汚損・悪臭、ごみ集積所でのごみ漁り、農地での果実への食害など農作物への被害があります。

カラス対策

昼間は農地などを餌場にし、夕方から長野駅周辺の中心市街地などにカラスの集団ねぐらがつくられています。
カラスは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、むやみに捕獲したり処分したりすることは禁じられているため、大集団化させないようにすること、ねぐらとして住み着かないようにすることが重要です。

音を出す・光を当てる

ムクドリと同じように大きな音を出したり、懐中電灯などで光を頻繁に当てたりすると効果的です。

 

餌を与えない

  • 収穫後に不要となった果実や果樹などは速やかに撤去し、農地が餌場にならないようにしてください。
  • すでにカラスの被害を受けた農作物は農地に放置せず、堆肥化や農地へのすき込み(土に加えながら耕す)をするなど、適切に処理してください。

寄せ付けないために

巣をつくらせないように、巣の材料となる針金ハンガーなどを放置しない。

 

野天のごみ集積所への生ごみの出し方など

  • 生ごみは水切りをしっかりと行い、外から見えないように新聞紙やチラシなどで包み、可燃ごみ指定袋に入れる。
  • ごみは収集日当日に出し、カラスよけネットを使用する。

カラスよけネット(大きさ3m×4m)の購入には、市の有償頒布制度をご利用ください。(1枚2,200円)申請方法などは、生活環境課(電話224-7635)へお問い合わせください。

 

最後に

ムクドリ対策は、鳥の個体数を減らすものでないことから、人が追い払うとムクドリが集団で他の地区に移動してしまうなど、なかなか抜本的な対策が見出せない状況にあります。
まずは、個人で手をたたいたり大きな音を出して鳥を脅かしていただくことから始めていただき、隣組や地区・自治会など地域ぐるみで追い払いなどのムクドリ・カラス対策を継続的に実施していただくこと重要になりますので、地域住民の皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

環境部
環境保全温暖化対策課環境保全担当

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第二庁舎3階

ファックス番号:026-224-5108

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