ホーム > 観光・文化・スポーツ > 歴史・文化財 > 歴史・史跡 > 南宮遺跡の発掘調査現地説明会を開催しました
更新日:2025年7月15日
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長野市では、2028(令和10)年に開催予定の第82回国民スポーツ大会・第27回全国障害者スポーツ大会に向けた南長野運動公園フットボール場の建設工事に先立ち、平安時代の大集落として知られる南宮遺跡の発掘調査を令和6年9月から実施しています。
市民の皆様にいち早く調査成果をご覧いただくため、令和7年6月27日(日曜日)に現地説明会を開催しました。
猛暑の中、多くの方がお越しくださいました。ありがとうございました。
埋蔵文化財センター所長の挨拶
展示遺物解説の様子
発掘調査現場説明の様子1
発掘調査現場説明の様子2
古代の官人階級の人が身につけた青銅製の巡方、丸鞆(現代でいうベルトにつけられた装飾品)が出土しました。これまでの南宮遺跡の調査では、石で作られた巡方、丸鞆が出土していましたが、青銅製のものが出土したのは南宮遺跡では初めてとなります。
南宮遺跡は、長野オリンピックスタジアムの建設に伴って平成4年度から実施された発掘調査によって1000軒を超える平安時代の建物跡が確認され、川中島扇状地一帯における拠点的な大集落であったことが分かっています。
今回の調査成果により、南宮遺跡の範囲や集落が営まれた時期、当時の人々の暮らしの様子などがさらに明らかになることが期待されます。
巡方の出土状況写真
丸鞆の出土状況写真
南長野運動公園フットボール場整備工事(事業面積約10ヘクタール)
令和6年9月から令和8年3月まで(予定)
約30,200平方メートル
今回の南宮遺跡の調査は、民間発掘調査機関(大成エンジニアリング株式会社 長野営業所)の支援を受けて長野市埋蔵文化財センターが実施しています。
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