更新日:2024年6月10日
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現代社会は、少子高齢化や人口減少による人口構造の変化、大規模災害・感染症などの新たなリスクの顕在化、デジタル技術(AI)の進展、人々の価値観の多様化など、大きくかつ急速に変化しており、将来の予測が困難なVUCA*の時代を迎えています。
加えて本市では、女性職員や社会人経験者採用職員の増加、長野オリンピック時に採用した職員が役職定年を迎える等、職員構成も大きく変化しつつあります。
こうした環境下においては、社会変化を柔軟に捉え、市民ニーズや行政課題の本質を見抜き、これまでにない新しい発想で政策立案していくための職員の能力向上と、問題解決に向けてスピーディに実行していく組織力が求められます。
また、異なるバッググラウンド、価値観及び人生設計を持つ職員一人ひとりが、自身のキャリアを主体的に考え、高い意欲とやりがいを持って躍動できる環境を整備していくことが重要です。
そのため令和6年度においては、変化に対応できる人材の育成と、職員の望む多様なキャリアの実現に向けた、学習支援と職員研修の充実を図ります。
*VUCAとは
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとった造語で、未来予測が難しくなる状況を意味します。
客観的データに基づいた政策立案をするEBPM研修、行動変容を促すナッジ理論研修、ユーザー視点で解決策を共創していくデザイン思考研修等の新たな手法・思考法を取り入れ、より効果的な政策立案のために必要な能力の向上を図ります。
若手職員がキャリアを主体的に考える契機として、階層別キャリアデザイン研修を早期化するとともに、経験豊富な部局長等による知識・経験の継承のための研修を実施します。また、役職定年を意識した50歳代職員向けのキャリアチェンジ研修を新設します。
職員のキャリアアップや将来の自己実現に向けて、自発的に学ぶ意欲を高め、職員の望む学習機会が提供できるよう、通信教育費の助成や夜間講座、大学院修学支援に加え、いつでもどこでも好きなだけ学べるオンライン動画学習サービスの導入や、自主研究グループの活動など、多様な学びを支援します。
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