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更新日:2025年12月2日
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私が思う長野市の魅力は、大自然に囲まれていることです。その中でも、身近な田畑でつくられている農作物について、農家さんに取材しました。
お話を伺ったのは、真島町で農業と養蜂を営む牧野農園の牧野剛士さんです。
まず驚いたことは、山から洪水で流れてきた土砂が何年もの長い年月をかけてたまり、80メートルもの地層になっているということです。山から流れてきた土は栄養豊富なため、良い作物が長く育て続けられているそうです。昔は土手がなく、そこで暮らす人々は大変だっただろうとのお話でした。私が普段何気なく食べている美味しいリンゴや野菜づくりの裏には、そんな歴史があるのだと驚きです。そのことから、物事にはいろいろな見方があると教えていただきました。

牧野農園とその周辺の様子
次はミツバチについてです。ミツバチは、植物の受粉を助け、私たちに蜂蜜を分けてくれています。今回、春と秋の百花蜜やリンゴ、アカシアなど、8種類もの蜂蜜を味見させていただきました。色も味も比べてみると全然違っていて面白かったです。私は、春の百花蜜と、クローバーのハチミツが好きでした。剛士さんのお話から、ミツバチが私たちの生活にも大きく関わっていることを知りました。一方で、ミツバチは農薬などで数が減っていることが分かり、こうやって剛士さんのように養蜂をされる方が増えたらいいなと思います。
また、どこにでも生えている雑草は、農作物にとっては敵でも、ミツバチにとってはごちそうだというお話も伺い、農業と養蜂のどちらも営む剛士さんは困ったように笑っていたのが印象的でした。他にも、「雨やカエルなどにも良い面と悪い面があるんだよ」と教えていただき、どんな物事も見方次第なんだということが今回の大きな学びです。

ミツバチの巣箱を見学しました
剛士さんは、自然界の循環を感じられることや、自分で思ったことを何でもやれる面白さが農業にはあると語っていました。
中学校に入ってSDGsについて深く学び始め、環境について考えるようになった私にとって、普段からこういうことをしている農家の方はすごいなぁと感じました。でも、剛士さんから「人間もその循環の一部なんだよ」と言われ、うれしくも思いました。この循環を壊さないように、私もできることを見つけていきたいです。

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