更新日:2025年3月17日
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中華人民共和国河北省石家庄市(せっかそうし)
英語名Shijiazhuang
1981年(昭和56年)4月19日
北緯38°
東経114°
南部太行山脈のふもとに位置し、河北省の省都として政治、経済、文化の中心地となっている。首都北京から南西280km、中国高速鉄道で約2時間のところにある。
1,122万人(締結時、97万人)
15,848平方キロメートル(締結時、284平方キロメートル)
温帯大陸性気候
年平均気温14.2℃
年平均降水量599mm
20世紀の始めに10数戸の小さな村であった石家庄市は、京漢鉄道(北京-武漢)、石太鉄道(石家庄市-太原)が開通してから急速に発展してきた。1993年には、北京からの高速道路も開通し、内陸交通の要衝になっている。
肥沃な華北平原は、小麦と綿花の主要な産地となっている。リンゴ、梨等の果樹栽培も盛んである。
金、鉄、石油、天然ガス、大理石
製薬、機械、電子工業、紡績業が盛んで、特に製薬では華北最大の製薬工場を持ち「薬都」と呼ばれている。
また、鉄道が発展しているため商品集散地となっている。
蒼岩山、隆興寺、趙州橋
1993年7月1日には周辺地区と合併をし、人口が従来の292万人から818万人に、面積は従来の3,255平方キロメートルから14,077平方キロメートルに増加した。その後も合併が行われ現在に至っている。
受入団 |
団数 |
人数 |
派遣団 |
団数 |
人数 |
---|---|---|---|---|---|
友好代表団 |
35団 |
393人 |
友好代表団 |
14団 |
188人 |
視察団 |
37団 |
286人 |
友好訪中団(議員) |
16団 |
137人 |
視察団(自費) |
28団 |
235人 |
友好訪中団(中学生) |
39団 |
572人 |
研修生 |
34団 |
122人 |
友好訪中団(市民) |
4団 |
127人 |
その他訪日団 |
3団 |
24人 |
研修生受入企業訪中団 |
3団 |
25人 |
派遣研修生 | 3団 |
6人 |
|||
|
|
|
その他友好訪中団 |
5団 |
38人 |
合計 |
137団 |
1,060人 |
合計 |
84団 |
1,093人 |
日中平和友好条約締結(1978年)を契機として、長野市においても日中友好親善のムードが高まり、中国との友好都市提携の気運が盛り上がりました。
検討の結果、地形的、気候的に似通っており、また内陸都市として農業、特に果樹栽培の盛んな石家庄市を選定し、友好交流を深め、1980年4月、当時の柳原市長を団長とする長野市友好訪中団が石家庄市を訪問し、正式に申し入れを行いました。
これに対し、同年10月、石家庄市より友好都市締結受託の意向が伝えられ、1981年(昭和56年)4月19日、賈然石家庄市長を団長とする石家庄市友好代表団を長野市に招待し、友好都市締結の調印式が行われました。
友好都市締結以来、長野市からは、市民や中学生の友好訪中団が石家庄市を訪れ、市民との交流を通じて両市の相互理解と友好関係を深めています。石家庄市からは、友好代表団や視察団が長野市を訪れ、経済、教育、医療等の分野で幅広い交流と協力を行ってきています。また、1983年から、農業・工業・医学・語学等の研修生を受入れ、石家庄市の発展に貢献しています。
1985年、両市の友好関係を更に発展させるため、動物交換が行われました。
石家庄市からはレッサーパンダが贈られ、長野市からはチンパンジーを贈っており、両市民に愛されています。また、2001年の友好締結20周年の際には、両市長の相互訪問が行われ、石家庄市からは、中山国(戦国時代、現在の石家庄市市内にあった国)の古代中国文化を象徴した山形器が贈られました。長野市からは、そのお返しに善光寺の鐘をイメージした半鐘を贈り、石家庄市の市民広場に鐘楼を建立しています。長年の友好交流により、両市民の心に深い友情が培われています。「友好の鐘」の音は、いつまでも鳴り響くことでしょう。
平成28(2016)年4月には友好都市締結35周年を迎え、同年5月に邢国輝石家庄市人民政府市長を始めとする石家庄市友好代表団が長野市を訪れました。訪問団の来訪中は、歓迎式典や長野市内企業視察、経済団体等との懇談会を行うなど、30年の友好を振り返るとともに、今後の両市の発展を進めるための交流を行いました。
また、平成28(2016)年10月には市長、市議会議長、教育長並びに市民訪中団が石家庄市を訪問し、長野市の観光PR活動や友好都市を象徴する友好桜園の開園などを行いました。
令和3(2021)年4月には友好都市締結40周年を迎えました。直接の往来は難しいため、オンライン交流会議を行い、両市長の挨拶や両市の観光や産業の紹介映像を放映し、交流を深めました。
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