更新日:2025年2月19日
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農福連携のススメ第14号[PDFファイル/00KB](PDF:801KB)
長野市若穂の「アトリエCoCo」では、ヘーゼルナッツの栽培をはじめます。30本の苗木を防寒のため数本ずつまとめて仮植えし、藁を巻いて越冬しています。
農福連携でヘーゼルナッツを栽培することは、福祉施設において栽培からお菓子等の販売までのすべてを施設で行うという、新たな事業モデルとなる可能性があり、関係者から注目され始めています。
ヘーゼルナッツ栽培の特徴
・落下した果実を集める収穫方法なので、高所作業は比較的少ない。
・落下してもすぐには腐敗し始めないため、収穫期間を調整しやすい。
・果実は日持ちする上に、加工することで価値があがる。
アトリエCoCoの皆さん
カバノキ科ハシバミ属の落葉低木の果実で、アーモンドやカシューナッツと並んで「世界三大ナッツ」といわれ、主にお菓子の材料としてクッキーやチョコレートなどに用いられます。
強い抗酸化作用があり、血管を健康に保ち、細胞の酸化を抑制する働きをする「若返りのビタミン」といわれるビタミンEの含有量も豊富で、生活習慣病の予防やアンチエイジングの効果にも期待できます。
長野市は令和6年4月からヘーゼルナッツ苗木の購入に対して補助を行っています。
補助要件
(1)おおむね2アール以上の市内のほ場であること。
(2)この要綱による補助金を充てる経費について、国、県又は市から補助金の交付を受けていないこと。
補助率
10分の5以内。ただし、50万円を限度とする。
令和6年12月4日(水曜日)に開催された令和6年度第4回農作業体験会には、5事業所から28名の利用者と7名の職員の合計35名が参加しました。
今回はふじりんごの収穫作業です。体験会の中でも人気の収穫作業。園主さんから収穫のやり方と注意点を教わり、次々に収穫され、みるみるうちにりんごでいっぱいのコンテナの壁ができるほどでした。
参加者にお話を伺うと「作業は大変でしたが少しづつコツをつかむことができ、楽しかった」「自分が収穫したりんごがたくさんの人に届くのはうれしい」などの感想が聞かれました。
農業公社ではこのような体験会を通じて皆さんに技術を習得していただき、今後の農作業受託に繋がるように応援します。
園主さんの説明を聞く参加者の皆さん
むすびの森ワーク稲葉:大橋良隆様
農業体験会に参加し、いつもとは違う施設利用者の姿を見ることができました。いつもの仕事場と違う場所での作業は、とても新鮮であり、いつも以上に積極的に作業していました。
他事業所の利用者と農作業を一緒に行うことで協調性やコミュニケーションをとる良い機会にもなりました。
一般社団法人長野市農業公社
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