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この街で、わたしらしく生きる。長野市

ホーム > 市政情報 > 市長室へようこそ > 市長エッセー(最新号)

更新日:2025年4月14日

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~共にある、暮らしの中で~市長エッセー

「健幸(けんこう)増進都市・長野」を目指す荻原健司市長が、日頃考えていることや感じたことなどを市民の皆さんにお伝えする「市長エッセー」を広報ながのに掲載しています。ぜひご愛読ください。

vol.40(広報ながの9月号掲載)

「昔は気温が30度を超えるなんて、わずか数日しかなかったのになぁ。」との嘆きにも似た声を、市内のあちこちで聞く。連日、30度を超える真夏日が続くから当然のことだ。真夏日を超える35度以上で「猛暑日」。気象庁が気象用語として正式に猛暑日を導入したのが2007年度からで、それまでは35度以上の日は、酷暑日や猛暑といった言葉で表現されていたようだから、いかに暑い日が増えてきたかを物語る出来事だろう。テレビやラジオのニュースでは連日、猛暑日への備えなどについて放送されている。天気予報での注意喚起だけでは、人命に関わるほどの暑さのリスクを十分に伝えきれないという、マスコミ側の放送事情の変化なのだろう。

ところで、この暑さにも関わらず、「熱さ」を求める若者たちが近年増えているそうだ。それはサウナ愛好者のことで、市民の中にも相当の「サウナー(サウナ愛好者)」がいるのではないかと思う。そんなサウナー共通の「ととのう」という言葉がある。熱いサウナで汗をかき、冷水で体を冷やしてまたサウナへ。これを繰り返すことで心身ともにリフレッシュする、その状態や心境を「ととのう」というようだ。私はといえばサウナーを自負するには至らないが、かつてはスキー選手として訪問したフィンランドで、よくサウナに入った。フィンランドはほとんどの家庭にサウナが設置されているし、宿泊施設には必ずあった。サウナの室温は80度から100度で、サウナストーブの上にある石に、たくさん水を掛けて、その蒸気で汗を出す。サウナの外に出れば、気温はマイナス20度で、夜はオーロラが見えたりもした。熱いサウナで過ごしてから、外へ出る。それを繰り返して、よく「ととのった」ものだ。蒸気に熱せられた体で、積もった冷たい雪の中へ飛び込んだことは今でも忘れられない。

さて、気温が30度を超えるような日は、サウナではないが、外へ出れば汗が吹き出る。「適度な冷房の利用を」とニュースでも伝えている。とにかく体調管理が大事な季節。皆さんなりに「ととのう」方法を見つけて、健康に過ごしてほしいと思う。

お問い合わせ先

企画政策部
秘書課政策調整担当

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第一庁舎5階

ファックス番号:026-227-1302

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