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この街で、わたしらしく生きる。長野市

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更新日:2024年12月11日

ここから本文です。

まちづくり探訪~鬼無里編~

奥裾花を訪ねました

今回は、鬼無里奥裾花に行ってきました。
11月3日(日曜日)、前日の雨が嘘のように晴れ渡りました。天気も良くて、気持ちがいいです。
奥裾花に残されたブナの森は、ほとんど人の手が入っていない原生林で、全国的にみても貴重な財産であり、「奥裾花のブナの原生林」として、市天然記念物に指定されています。明治から鬼無里の村有林で、合併後、長野市有林になり、122.6ヘクタールの奥裾花自然園は、周辺の国有林とともに大切な緑の森として保存されています。
今回は、鬼無里の奥裾花を訪ね、その中でも、ブナの森創生と環境に優しい観光地を目指して活動している「鬼無里ブナの森を育てる会」の風間俊宣会長(旧鬼無里村の元村長)と共に、奥裾花、ブナの原生林を探訪します。

奥裾花大橋

まず初めに訪れたのは「奥裾花大橋」です。
近くで見るとやはり大きいです。

奥裾花大橋を一緒に見る風間さんと市長

風間さん「市長さん、この橋、平成16年に完成したのですが、錆びているんです。何できれいにしないと思いますか」
荻原市長「どうしてでしょうか。錆びたままの方が、味わいがあるとか」
風間さん「実は、最初から錆びているんですよ」
荻原市長「えっ。最初から」
風間さん「そうなんですよ。最初から人工的に錆びさせて、腐食の進行を抑制しているんですよ。(腐食防止の)塗装をすると10年ごとに再塗装が必要で、1億5千万円ずつ掛かるそうですが、将来このまま維持できるんで、ランニングコストが掛からないんです」
荻原市長「それはありがたい」

奥裾花大橋は最初から錆びさせて腐食を抑制していたのだ ハッ!ケン

 

奥裾花大橋の橋名板を見つけました。
風間さん「市長さん。このプレートどうですか?」
荻原市長「なんかすごい達筆で書かれていますが」
風間さん「これ、私が書いたんです」

橋名版を囲む風間さんと市長
荻原市長「えーこれを書いたんですか。すごい達筆ですよ」
風間さん「何度も練習しましたから」
荻原市長「練習したからと言ってもなかなか書けませんよ。達筆ですよ」

橋名版を風間さんが書いたと知って驚く市長

奥裾花大橋の橋名板の字は、風間さんが書いていた ハッ!ケン

 

風間さん「市長さん。この橋、どのくらいあると思いますか?」
荻原市長「どのくらいですかね。結構、直線長いですよね」
風間さん「230メートルあるんです」
荻原市長「へーー230メートルですか。登りできついですが、ここで車を通行止めにして、短距離走でもやれば面白いんじゃないですか。気持ちがいいので、ちょっと走ってみたいですね」

奥裾花大橋を走るため位置につく市長

よーいドン!

奥裾花大橋を走り出す市長

車が通りますので、気を付けて230メートルチャレンジしてみてください。
荻原市長「走った後ですが、空気が美味しくて体が喜んでいます」

「ここで、奥裾花大橋直線コースの坂路の短距離走を行ってみるのも面白いかも」

 

奥裾花自然園

奥裾花自然園平成の森広場

奥裾花自然園平成の森広場につきました。
空が真っ青だ。空気も美味しいし、清々しいな~。

奥裾花自然園平成の森広場で空を見上げる風間さんと市長

周囲は紅葉した広葉樹でいっぱいです。
奥裾花自然園は、平成7年林野庁の「水源の森100選」にも選ばれています。
ここから10分ほど行くと「モリアオガエル」の繁殖地の吉池があります。

奥裾花自然園の園内地図を見ながら話す風間さんと市長1

風間さん「いろいろな散策コースがあります」
荻原市長「全部回るとどのくらいかかりますかね」
風間さん「全部回ると半日かかりますよ。歩くと気持ちいいですよ。それから水芭蕉の群生は本州有数で、約81万本あるんです」
荻原市長「81万本ですか」
風間さん「それを含めて、この辺一帯すべてが市有林です」
荻原市長「長野市の森ですね」

約81万本の水芭蕉など、壮大な自然を実感できる長野市の森がある ハッ!ケン

 

奥裾花自然園は、約120ヘクタールあります。

奥裾花自然園の園内地図を見ながら話す風間さんと市長2

風間さん「この森は市の宝物です」
荻原市長「この宝物を未来につなげていかなくては」
風間さん「みなさんに宝物を楽しんでもらいたいですね」

”自然の豊かさは長野市の宝物です”宝物を楽しむ ハッ!ケン

 

奥裾花自然園内ブナの原生林

先へ進んでみましょう。

歩いていると大きいブナの木が目に留まります。
とても大きいブナの木です。

市長と大きなブナの木

大きいブナの木に抱きつく市長

荻原市長「すごいパワー!…だけど、パワーというより癒しだな。どのくらいなんですか樹齢は」
風間さん「400年になるんですよ」
荻原市長「400年ありがとう。400年に抱きつけるなんてめったにない」

400年を体で感じます イヤサレマス!

 

風間さん「春はブナの木に耳をつけると(水が流れる)音がするっていいますよ」

聞こえるかな?耳を当ててみます(今の時期は無理でしょうか)

大きなブナの木に抱きつきながら耳を当てる市長

二人で手を広げても届かないぐらいの大きいブナの木

大きなブナの木の大きさを確認する風間さんと市長1

大きなブナの木の大きさを確認する風間さんと市長2

ブナは保水力があるそうです
このブナ林は何本あるのかな。すごいな~。

奥裾花に樹齢400年程のブナの木がある ハッ!ケン

ブナの木に耳を当てると水を吸い上げる音が聞こえるかも ハッ!ケン

水芭蕉は5月がとても見ごろです オシラセ!

 

大きなブナの木に触れる市長

 

奥裾花自然園内見通しのいい場所で

見通しの良いところがありました。
過去、ここで地すべりがあったそうです。

風間さん「地すべりしてしまったところに2,000本のブナを植樹したんです」
荻原市長「2,000本ですか。大きく育って欲しいですね」

見通しの良いところからブナ林を眺める風間さんと市長

風間さん「雨が降ると滝が現れるんです。普段は枯れているんですけどね。20~30年経って湧き水として出てくるのが裾花の源流なんです」
荻原市長「20~30年経った水が裾花川として流れているんですね。風景もいいなー。春も気持ちいいでしょうね」
風間さん「山には、春は春の顔があるんです。また、春にお越しください」

地すべり箇所に2,000本のブナの木が植樹されている ハッ!ケン

20~30年経った後に湧き出た水が裾花川の源流になっている ハッ!ケン

山には、春には春の顔がある。また、春の顔を見に来よう タノシミ!

 

見通しの良いところからブナ林を眺める市長

(まちづくり探訪撮影)

 

奥裾花観光センター付近

植樹から10ほど経過したブナを確認する風間さんと市長

奥裾花観光センター付近にブナの木を植樹しています。
この木は植樹してから10年ぐらい経過しているそうです。
雪が積もると枝が欠けてしまうので、大事に育てています。

風間さん「植樹は、近くでブナの木を見ていただくために始めたんです」

笑顔で話す風間さん

風間さん「水芭蕉もありますが、奥裾花のブナの原生林には、幹の回りが4メートルの樹木が何百本とあるんです。長野市の宝ですよ」

 

奥裾花観光センター隣の食堂

奥裾花観光センターの隣に、食堂があります。
ここで、地元のきのこを使った「きのこ汁」をいただきました。

きのこ汁を食べる市長

その他に山菜を使った料理もあり、山の幸を堪能しました。

食堂の皆さんと市長
(食堂の皆さんと)鬼無里に来なされ~

 

鬼無里奥裾花を探訪して

今回、鬼無里奥裾花を探訪し、鬼無里の自然を地域の方々と巡る中で、自分たちがこの地域をしっかり守って、未来につなげていくんだという気概や思いを感じさせていただきました。
ふるさとを大切にしている人たちの気持ちを、私も改めて感じることができましたし、活動などが継続していけるように、行政としても、お手伝いしていきたいと思います。

奥裾花自然園は、今ちょうど紅葉真っ盛りで、多くのお客様に来ていただいておりますが、より多くの皆さんに来ていただきたいと思います。
この後は、雪で閉ざされてしまう期間(冬期は閉園します)もありますが、雪が解け始めたら、今度は、いよいよ本格的な水芭蕉のシーズンです。

奥裾花の水芭蕉
(写真提供:鬼無里観光振興会)

春の水芭蕉から秋の紅葉まで自然豊かな鬼無里奥裾花自然園を楽しんでいただければと思います。

長野市の自然豊かな奥裾花
詳しくは、鬼無里観光振興会のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

奥裾花の自然(夏)
(写真提供:鬼無里観光振興会)

奥裾花の紅葉を見る風間さんと市長
(奥裾花の紅葉を見る風間さんと市長)

長野市には、いろいろ地域があり、それぞれのまち、地域の特色があります。
地域の方々の地域に対する深い愛情もあります。
その地域の方と直接お会いして、地域のよさを見聞きしたいと思いますし、さらに引き出したいとも考えていますので、住民の未来につなぐ活動や自然の持つ力など、新しい「出会い」と「ハッ!ケン」を探しに、各地を探訪して、魅力あふれる長野市を紹介していきたいと思います。

次は長野市のどこを探訪しようかな。

探訪してほしい「場所」「人」などの情報も受け付けております。

お問い合わせ先

企画政策部
広報広聴課 

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第一庁舎6階

ファックス番号:026-224-5102

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