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更新日:2025年2月20日
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皆さんは「おやき」と聞くと、どんなイメージがありますか?
お土産?郷土食?おやつ?さまざまなイメージがあると思います。
有名なおやき屋さんや、お土産コーナーに置いてあるおやきもありますが、長野市には、まちの中に個人で経営しているおやき屋さんがあります。
今回は、鶴賀にある「おやきや千代子1号店」の店主の小湊陽介さんにお話しを聞き、市民から愛されているおやきの魅力を調査しました。
このお店に並ぶおやきは、毎朝3人で15~20種類のおやきを200~300個くらい作っているそうですが、取材に行った午後1時頃にはほとんど売り切れていました。おやきの具の一部には、小湊さんが自分で育てている野菜を加えたり、できるだけ長野県産の野菜を使ったりして、地産地消に取り組んでいるそうです。
小湊さんは「おやきは長野市の良いところがつまっている。生地の中に具材を入れることで、よりおいしさを引き出すことができるし、一口で簡単に栄養を取ることができる」と教えてくれました。
魅力のあるおやきですが、小湊さんは「郷土料理はだれかに引き継いでいかないと、いつかなくなってしまう」と感じているそうです。そのため、まずは郷土料理に触れてほしいと思い、こども食堂や学校などでおやきづくりを教え、食べてもらう機会をつくっています。「おやきがおいしいと思って、家で食べてもらえたらうれしい」と小湊さんは話していました。
また、小湊さんは、おやきを食べやすく、おいしいと思ってもらうために、具の調理方法を工夫したり、近くの小学校の児童が考えたピザおやきやチョコ白玉おやきなどを限定販売したりしています。
おやきは家で作ろうとすると道具がたくさん必要だったり、作っている途中に手に粉がくっついてしまったりして大変です。皮の厚さを均一にして具を包むのもとても難しいです。作るのをためらってしまうおやきですが、まちのおやき屋さんで手軽に買うことができます。
僕は、たくさんの人におやきの魅力を伝えたり、自分が食べたりして郷土料理を守っていきたいと思います。
皆さんも長野の郷土料理「おやき」を、まちの中に隠れているおやき屋さんを訪れ、食べてみてください。
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