更新日:2023年7月4日
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令和5年6月29日に長野市篠ノ井御幣川地区において特定外来生物のセアカゴケグモの疑いのある個体が確認されました。
攻撃性のあるクモではありませんが、触ると咬まれることがあります。
咬まれると、はじめは針で刺したような痛みを感じ、やがて咬まれた部分が腫れて赤くなります。悪化すると全身症状(吐き気、腹痛等)が表れることもあります。
通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、まれに脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が現れることがあります。
素手で捕まえたり触ったりせずに、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法により駆除してください。
駆除を行った後に、発見日時、発見者、発見場所、発見時の状況について下記まで連絡してください。
また、疑わしいクモを発見し、判別がつかない場合にも、下記まで連絡してください。
原産地はオーストラリア。
日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息。
メスの体長は12.0mm程度。足が細長く、腹部が球形。腹部の背面に目立った赤色の縦帯状の斑紋あり。
オスの体長は3.0mm程度。腹部はやや細長く、腹面に砂時計状の赤い模様あり。
雌雄共に毒を有する。オスについては牙が極めて小さく加害の可能性はほとんどない。
【セアカゴケグモ(メス)】
平成29年5月、兵庫県尼崎市内においてヒアリが確認されたのに続き、神戸港、名古屋港、大阪港等の湾岸関係地域で発見されています。
ヒアリは、攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシーショックを起こす可能性があるなど人体にとって危険な生物です。世界各地に定着が見られることから、いったん定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
長野市内で「ヒアリ」と思われるアリを見つけた場合には、次の連絡先へご連絡ください。
ヒアリは強い毒をもつため、触らないようにしてください。
市販のアリ用殺虫剤で駆除は可能ですが、刺激しないように気をつけてください。
また、発見した場合は、発見日時、発見者、発見場所、発見時の状況について下記まで連絡してください。
原産地は南米。米国、中国、台湾など環太平洋諸国に分布が急速に拡大。
亜熱帯~暖温帯に生息し、草地などの比較的開けた環境を好む。
土で直径25~60cm、高さ15~50cmのドーム状のアリ塚を作る。
雑食性で、節足動物、小型脊椎動物、樹液、花蜜などを餌とする。
判別方法の詳細は
を参考にしてください。
もともとその地域に生息していなかったのに、人間活動によって、他の地域から持ち込まれた生物のことを「外来生物」といいます。外来生物のうち、生態系、人の生命・身体、農業水産業への被害を及ぼすもの、または及ぼす恐れがあるものとして政令で定めたものを「特定外来生物」といいます。特定外来生物は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称『外来生物法』)」により飼育、栽培、保管、運搬、譲渡等が原則禁止されています。
特定外来生物(148種)のうち、長野県内では以下の23種が確認されています。(2018年4月末現在)
アライグマ、アメリカミンク
ガビチョウ、ソウシチョウ、カオグロガビチョウ、カナダガン*1
カミツキガメ
ウシガエル
カダヤシ、ブルーギル、コクチバス、オオクチバス、ガー科魚類
ウチダザリガニ
セイヨウオオマルハナバチ、アカボシゴマダラ、アカカミアリ*2、セアカゴケグモ
オオキンケイギク、オオハンゴンソウ、オオカワヂシャ、アレチウリ、オオフサモ、アゾラ・クリスタータ
1カナダガンは県内で根絶している
*2アカカミアリは2018年4月14日に住宅内で確認された1個体のみ
特定外来生物は非常に生命力が強く、放置しておくと、私たちが暮らす地域の生態系を乱したり、壊したりする恐れがあります。生態系を守るためには早めの駆除(防除)が大切ですが、その生態については、いまだに分からないことも多くあります。
気になる動植物が特定外来生物であるかどうかの判断や、駆除の方法についてご不明な点は、環境保全温暖化対策課へご相談ください。
原則として、特定外来生物を生きたまま運搬することは禁止されていますが、団体の活動として駆除活動する場合は、次の全ての事項を守っていただくことで、駆除することができます。
地域などで駆除活動を実施する場合の処分方法についてご不明な点は、生活環境課へご相談ください。
アレチウリは、5月頃から10月頃まで芽生えの時期があります。花は、8月下旬から咲き始め、10月まで続き、9月下旬には果実が熟し始めます。1つの果実の中には、種子が1個入っています。丈夫なので、冬を越した種が翌年、翌々年に発芽します。
アレチウリの一生(長野県ホームページより※複写・転載する場合は長野県の許諾を得てください。)
もっとも原始的ですが、“抜き取り”の方法が効果的で、環境への影響が小さいと考えられています。
引き抜いた後、飛び散らないように、ビニール袋で密閉し、燃えるごみとして処分してください。
外来生物についての詳細は下記ホームページをご覧ください。
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