肝炎ウイルス相談・検査について
もう受けましたか?肝炎ウイルス検査は一生に一度は受けるようにしましょう。
長野市保健所では、B型・C型肝炎ウイルスの相談・検査を実施しています。
対象者
B型及びC型肝炎ウイルスの感染について不安のある方
※過去に検査を受けたことがある方は対象外
あなたは対象者?チェックリスト
一つでもあてはまれば検査を受けましょう
- 肝炎ウイルス検査を受けたことがない方
- 肝機能検査で、ALT、Ast 値の異常を指摘されたが、診察や検査を受けていない方
- 家族に肝炎ウイルスキャリアまたは肝がんの患者さんがいる方
- 母子感染予防策が実施されていなかった1986 年(昭和61 年)より前に生まれた方
- 輸血や大きな手術を受けた方、長期に血液透析を受けている方、輸入非加熱血液凝固因子製剤を投与された方と、同等のリスクを有する非加熱血液凝固因子製剤を投与された方、フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む)を投与された方
- 新たに性的な関係を持つ相手ができた方
- 刺青いれずみ(タトゥー)を入れたり、医療機関以外でピアスやボディピアスの穴をあけたことがある方
とき
毎月第2及び第4水曜日(予約制)
午後1時~午後2時40分
ところ
長野市保健所(長野市若里六丁目6番1号)
検査内容
Hbs抗原検査、HCV抗体等検査 (血液検査)
費用
無料
申し込み
市保健所健康課 感染症対策担当(026-226-9964)へ
もう受けましたか?一生に一度は肝炎検査 → 肝炎検査リーフレット [PDFファイル/632KB]
ウイルス性肝炎って?
ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊れていく病気です。この病気になると、徐々に肝臓の機能が失われていき、ついには肝硬変や肝がんに至ることもあります。B型およびC型肝炎ウイルス患者・感染者は合わせて300万人を超していると推定され、国内最大の感染症とも言われています。
検査により肝炎ウイルスに感染していることがわかったら
肝炎ウイルスのキャリア※では、全く自覚症状がなくても、肝機能検査で異常値を示すことがあります。また、検査の値が変動し、知らない間に肝硬変や肝がんに進行することがあります。このため、肝炎ウイルスに感染していることがわかったら、医療機関を受診して、肝臓の状態をチェックするための検査や指導を定期的に受け、健康管理に役立てるとともに、必要に応じて適切な治療を受けることをお勧めします。県内の肝疾患専門医療機関は、以下リンク「肝疾患診療連携拠点病院について」をご参考ください。
肝炎ウイルスのキャリアであっても、定期的に肝臓の状態をチェックし、その状態に見合った健康管理に努めていれば、日常生活の制限はほとんど必要ありません。
※肝炎ウイルスのキャリア:肝臓の中に肝炎ウイルスが住みついている(持続的に感染している)状態
肝炎の経過
経過図:信州大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センター協力
他人への感染を防ぐために
日常生活では、ほとんど感染することはありません。
以下のような事項を守るように注意してください。
・歯ブラシ、カミソリなど血液が付く可能性のあるものを共有しない。
・血液や分泌物がついたものは、しっかり包んで捨てるか、流水でよく洗い流す。
・外傷、皮膚炎、鼻血などはできるだけ自分で手当をする。手当を受ける場合、手当をする人は手袋を装着するなど、血液や分泌物に直接触れないように注意する。
・他の病気で病院に行ったとき、また歯科治療の際は、医師に肝炎であることを告げる。
・乳幼児に口移しで食物を与えない。
・性交渉時にはコンドームを使用する。
・献血は絶対にしない。
新健康ながの21シンボルマーク「なっぴい」
C型・B型肝炎ウイルスの周知・早期発見治療のために、肝臓を持つなっぴいをデザイン。C型肝炎B型肝炎をイメージしてCとBでなっぴいを囲んでいます。
関連リンク
- 肝炎医療費に関すること ウイルス肝炎医療費給付制度について
- 肝疾患診療連携拠点病院について 信州大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センター「肝疾患診療連携拠点病院について」へのリンク(新しいウインドウが開きます)
- 国における肝炎対策について 厚生労働省「肝炎総合対策の推進」へのリンク(新しいウインドウが開きます)