更新日:2023年2月24日
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高齢者虐待は、特別な家庭で起きるものではなく、どこの家庭でも起こる身近な問題です。
介護を担う家族(介護者)が心身ともに疲労し、追い詰められ、自覚がないままに、「虐待」に至ってしまうこともあります。
虐待に至る前に、周囲の人の声掛けや変化の「気づき」が、高齢の人の尊厳を守り、介護を担う家族などを救い、高齢者虐待の防止につながります。
介護や世話をする家族などから65歳以上の高齢の人に行われる次のような行為は、高齢者虐待となります。(高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律)
介護者の置かれている状況は一人ひとり異なります。子育てをしながら介護をしている人や仕事をしながら介護をしている人、病気や障害を抱えながら介護をしている人など、様々です。
また、介護を必要とする高齢の人も認知症があったり、病気や障害があったりと一人ひとり異なります。
介護者自身が追い詰められ、結果的に虐待に至ってしまうことがあります。介護の悩みや負担を一人で抱え込まないことが大切です。
ささいなことでも、介護などの悩みがあれば、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターなどに相談してみましょう。
高齢の人との接し方や介護をする上での悩みなど、家族や信頼できる周囲の人に相談してみましょう。話すことで気持ちも楽になることがあります。
高齢の人を介護する同じ立場にある方々と交流したり、話したりすることで、心に余裕が生まれることがあります。また、介護のポイントや役立つ情報が得られます。
介護者の適度な休息とリフレッシュで気分転換することも大切です。ゆとりをもって介護を続けられるために、介護保険サービスなどの福祉サービスを活用しましょう。
介護が必要な高齢の人や介護をしている家族などが地域から孤立しないようにすることが、高齢者虐待を防ぐ第一歩となります。
小さな変化にも気づけるように、日ごろから「見守り」「声掛け」「さりげない手助け」など、地域の中で一人ひとりが気軽にできることから始めてみましょう。
次のような気になることがありましたら、高齢者虐待に関する相談窓口までご連絡をお願いします。
『虐待かもしれない』を見逃さない-通報者の情報は守られます-
家庭や地域、施設などで「高齢者虐待かな?」と気になったり、気づいたり、心配になったときは、市などへの通報義務が高齢者虐待防止法で定められています。
高齢者虐待は、小さなものから大きなものにエスカレートする傾向があります。虐待の「小さな芽」を早期に発見することで、事態の深刻化を防ぐことができます。
通報は、高齢の人を守るばかりではなく、虐待をしている家族などの介護者を救うことにもなります。
高齢者虐待で困ったり、発見したら地域包括ケア推進課、福祉政策課篠ノ井分室もしくは担当地区の地域包括支援センターへご連絡ください。
担当部署 |
所在地 |
電話番号 |
担当地区 |
---|---|---|---|
地域包括ケア推進課 |
鶴賀緑町1613(長野市役所内) |
224-8929 |
福祉政策課篠ノ井分室以外の地域 |
福祉政策課篠ノ井分室 |
篠ノ井御幣川281-1(篠ノ井支所内) |
292-2596 |
篠ノ井・松代・川中島・更北・信更・大岡 |
お問い合わせ先
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