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更新日:2026年2月27日
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エイズはもはや「死の病」ではありません。治療法も大きく変化し、現在は感染していない人とほぼ同じ平均寿命となっています。HIV検査を受けることで早期発見、早期治療ができ、他の人への感染を防ぐこともできます。早期発見のためには、検査を受けることが大切です。
HIVとはヒト免疫不全ウイルスのことで、ヒトの体をさまざまな病原体から守る働きをしている免疫細胞(CD4陽性細胞)を破壊します。
HIVに感染して未治療のまま数年経過すると、体の免疫細胞がHIVにより破壊され、徐々に減っていきます。本来であれば自身の免疫力で防げていたさまざまな病気(日和見感染症等)を発症します。このような状態をエイズといいます。
HIVは血液、精液、膣分泌液、母乳などに多く分泌され、粘膜(腸管、膣、口腔内等)および、傷のある皮膚から体内に侵入します。そのため、主な感染経路は「性的接触」「血液感染」「母子感染」の3つです。
最も多い感染経路です。
精液、膣分泌液に含まれるHIVが、相手の性器や肛門、口の粘膜や傷口を通して感染します。
また、腸管粘膜は傷つきやすいため、HIVが侵入しやすく、肛門性交は、膣性交よりも感染リスクが高くなります。
輸血、注射器・注射針の共用による麻薬の回し打ち、針刺し事故などにより、感染者の血液に含まれるHIVが他者の血管に侵入することで感染が成立します。
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に子どもに感染するケースや、母乳によって感染するケースがあります。
治療をしっかり行うことや、母乳を与えないなどの対策で子どもへの感染を抑えることができます。
日本では、母子感染の予防策が実施されているため、HIV陽性の母親から赤ちゃんへの感染は非常に少なくなっています。
HIVの感染力は弱く、学校や職場での日常生活での感染はありません。また、以下のようなことでは感染しません。
HIVに感染した後は、感染初期、無症候期、エイズ発症の3つの経過をたどります。
HIVのウイルス量が急激に増加するため、感染者は発熱などのインフルエンザ様症状がみられることがあります。その後ウイルス量が減り、無症候期の状態に入ります。
この期間は数年~十数年程度かかる場合もあれば短期間のうちにエイズを発症することもあります。ただ、この期間にもウイルスは増加しており、相手にも感染させる可能性があります。
無症候期の期間中にHIVのウイルスが増殖し、免疫不全状態となった際に、日ごろかかることのないさまざまな病気にかかりやすくなり、エイズ発症となります。
長野市保健所ではHIV迅速検査を受けることができます。詳細についてはHIV/エイズ・性感染症の検査をご確認くだい。
そのほか、長野県内の保健所、エイズ治療拠点病院でも検査を受けることができます。
拠点病院については厚生労働省行政推進調査事業費補助金エイズ対策政策研究事業拠点病院診療案内(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご確認ください。
現在では、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできません。しかし、複数の抗HIV薬を服用する抗HIV療法により、体内のHIVの増殖を抑え、免疫力の低下を防ぐことができます。早期に感染を知り、早期に治療を開始することで、HIVに感染していない人と同じように長く、健康的な社会生活を送ることができるようになりました。複数の抗HIV薬は1日1剤の内服で済む薬も登場してきています。
また、治療を継続し、ウイルス量が検査で検出できない程度に最低6か月以上抑えられている感染者からは性的接触があっても、ほかの人にHIVが感染することはありません。(U=U)
日本では、令和7年12月末現在、HIV/エイズ患者が累計3万6千375人います。
令和6年の1年間の新規HIV感染者・エイズ患者の合計は994人であり、HIV感染者の年間新規報告数は前年と比べおおむね横ばいでしたが、エイズ患者の年間新規報告数は2年連続で増加しました。この背景には、新型コロナウイルス感染症の流行等により保健所等での検査件数が減少していたことで、エイズを発症するまで診断を受けていなかった患者が増えていること、外国国籍のエイズ患者報告数の増加による可能性があります。そのため、診断時に既にエイズを発症している割合は33.4パーセントであり過去20年間で最も高い割合となっています。
年齢でみると、HIV感染者新規報告数は20~30歳代が多いのに対し、エイズ患者新規報告数は30~50歳代を中心とした中高年に多くなっています。このことから、早期に自分の感染を知る機会がなかった人が多いと考えられます。
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