更新日:2025年3月28日
ここから本文です。
魔の薬・・・麻薬・覚醒剤を断り、薬の乱用に頼らない勇気を持とう
乱用される薬物の多くが、インターネットなどで取り引きされているため、誰でも簡単に入手することができ、中には覚醒剤や危険ドラッグなどとは知らずに手を出してしまう人もいます。
また、青少年の間でも薬物乱用に対する警戒心や抵抗感の薄れから、乱用が広がっています。
乱用薬物は、一回でも使用するとやめられなくなります。さらに乱用が進むと、薬物を手に入れるためならどんなことでもするようになります。
薬物乱用は、単に乱用者の身体、生命への危害だけではなく、家庭や友人関係を崩壊させ、社会の秩序を乱すなど、計り知れない影響を及ぼします。
乱用される薬物は、多くの場合「たった一度のつもり」の使用でも、結局薬物中毒や依存症になり、身体や精神に大きなダメージを与えます。
乱用すると脳や神経に作用して興奮状態を起こし、自分の意志ではやめられなくなります。薬が切れると激しい疲労感や憂うつな気分におそわれます。
覚醒剤精神病、幻覚・妄想が現れ、薬物の使用をやめても症状が再燃(フラッシュバック)します。
若年層の使用が急増しています。
大麻草(アサ)が原料。有害なものとして世界的に規制されています。
大麻を吸うと、感覚が異常になって、訳が分からない興奮状態になることがあります。また、無動機症候群といって、毎日ゴロゴロしているだけで何もやる気のない状態になることがあります。幻覚や妄想が現れて精神異常を起こします。
ケシが原料となる麻薬で、ヘロイン、モルヒネ、アヘンなどがあります。
中枢神経を抑制する作用があり、特にヘロインは強い依存性、激しい禁断症状(激痛、嘔吐、失神など)が現れます。ヘロインは医学的な使用は一切認められていません。
南米原産のコカという木の葉を原料とした麻薬です。
中枢神経を興奮させる作用があり、短時間で依存に陥ります。幻覚・妄想などの他に、皮膚の下を虫がはい回っている様な感覚に襲われます。
幻覚、幻聴など視聴覚を変化させる作用のほか、不安、抑うつ作用が現れます。
医薬品についても「病気や傷の治療に使う」といった本来の目的以外に使えば薬物乱用となります。
医師から処方された薬や、市販薬を用法・用量を守らずに過量に摂取することは、健康被害を引き起こしたり、やめられなくなったりするおそれがあります。
トルエン、シンナー、接着剤、塗料などが乱用薬物として禁止されています。
有機溶剤を乱用すると、神経が抑制され、酔ったような感じになります。乱用を続けると大脳が萎縮し、精神障害が現れるようになるほか、内臓など身体全体に障害が起こります。
乱用目的を隠して「ハーブ」、「芳香剤」、「ビデオクリーナー」などの名目で、インターネットなどで販売されています。乱用すると身体や精神に対する影響があります。
薬物乱用を一度経験すると、その薬物だけでなく、もっと強い作用の薬物を求める傾向があります。
国では、こういった薬物も新たに「指定薬物」として規制強化を図っています。
危険ドラッグの販売・広告等の広域禁止について
令和5年12月21日、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第76条の6の2第1項に規定する、生産及び流通を広域的に規制する必要がある物品38製品が告示されました。
令和6年2月19日、上記38物品に6物品が新たに追加され、厚生労働省ホームページに公表されました。
詳しくは、下記の厚生労働省薬物乱用防止に関する情報のサイトをご覧ください。
薬物乱用に関するどんなことでもご相談ください。
平日8時30分から17時15分
窓口及び電話(026-226-9970)で随時受付
乱用薬物のこと、薬物乱用の恐ろしさ、治療、更生施設のことなどどんなことでもご相談ください。
(プライバシー厳守)
薬物乱用防止啓発用パンフレットの提供、DVD・啓発用パネルの貸し出しも行っています。
元気なまちづくり市政出前講座「薬物乱用防止について」もご活用ください。
関連リンク
薬物乱用防止「ダメ、ゼッタイ。」ホームページ(公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター)(外部サイトへリンク)
危険ドラッグ(危険ハーブ)にご注意ください(長野県ホームページ)(外部サイトへリンク)
薬物乱用防止に関する情報|厚生労働省(mhlw.go.jp)(外部サイトへリンク)
お問い合わせ先
同じカテゴリのページを見る
こちらのページも読まれています