更新日:2023年2月8日
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大腸菌は人や動物の腸管に存在する常在菌のひとつで、ある種の大腸菌は人に対して病原性を持っています。これらの大腸菌を総称して下痢原性大腸菌(病原大腸菌)と呼んでいます。
腸管出血性大腸菌は、下痢原性大腸菌のグループのひとつで、「ベロ毒素」を産生し出血性の大腸炎を起こします。抵抗力が弱い乳幼児や小児、高齢者は重症化しやすく、腹痛や血便などの出血性腸炎のほか、重症の場合、急性腎不全、血小板の減少、貧血などの症状(溶血性尿毒症症候群:HUS)を引き起こすことがあります。
全国で年間3,000~4,000の症例が報告されています。原因食品は、肉類やその加工品のほか、浅漬けやサラダ、井戸水などさまざまです。
例年、夏期(6月から9月)に増加する傾向があります。
腸管出血性大腸菌は少量の菌数(100個程度)で感染します。食品を介して、あるいはヒトからヒトへ感染が拡大する傾向があります。
以下のことに注意しましょう。
詳しくはこちら:
腸管出血性大腸菌の食中毒予防について(PDF:126KB)
食中毒予防の3原則(PDF:303KB)
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