「生きている化石とは?」「顕微鏡・ルーペで見る小さな化石」「化石にさわってみよう」などのミニ展示コーナーがあります。
「顕微鏡・ルーペで見る小さな化石」のコーナーより
長野盆地と周辺の山々の生い立ち、1847年(弘化4)に起こった善光寺地震と地震の原因になった活断層の関係などについて解説するビデオ「大地はうごく!」を、50インチの大型画面で上映しています。聴覚障害のある方のために、「字幕解説付き」モードを選択することもできます。
私たちが暮らしている長野の大地はどのように形成され、移り変わってきたのでしょうか?大昔の長野にはどんな生き物がすんでいたのでしょうか? ここでは、化石や地層などをもとに、長野の大地の生い立ちと生き物の移り変わりをたどります。
中新世後期・約700~500万年前の古地理図(小坂ほか,1992より作成)
約1600万年前、日本列島と日本海を生じさせた大地の運動によって、長野市周辺などに海が広がりました。その後、周囲の山地が隆起して土砂が海へ流れ込むようになると、海が埋め立てられて海岸がだんだん北へ移って行きました。
約1600万年前のアツガキの化石(守屋層産)Crassostrea gravitesta
鮮新世・約300万年前の古地理図(小坂ほか,1992より作成)
約1600万年前、日本列島と日本海を生じさせた大地の運動によって、長野市周辺などに海が広がりました。その後、周囲の山地が隆起して土砂が海へ流れ込むようになると、海が埋め立てられて海岸がだんだん北へ移って行きました。
約300万年前のエゾギンチャクの化石(珊層産) Chlamys swifftii
氷期に山岳氷河によって浸食された地形が残る北アルプス槍穂高連峰
第四紀(約170万年前~現在)は氷河時代とも言われ、地球全体が寒くなる氷期と暖かい間氷期(かんぴょうき)が交互に訪れた時代です。氷期には日本アルプスなどで氷河が形成されました。
第四紀の初め頃、長野市周辺には平野が広がっていましたが、その後の大地の運動によって長野盆地や西部の山地がつくられました。