【予告】 令和8年度 長野市立博物館 特別展
展示概要
水族館でもおなじみのアシカやセイウチ、アザラシは、「鰭脚類(ききゃくるい)」と呼ばれる海に暮らす哺乳類です。世界中の温暖な海から寒冷な海まで、さまざまな環境に適応した種類が存在し、鰭状の手足を使って海中を巧みに泳ぎます。一方で、子育ては陸上でおこなうという特徴的な生態を持っています。
かつての長野やその周辺には海が広がっており、貝やクジラをはじめとする海の生き物の化石が数多く見つかっています。鰭脚類の化石もそのひとつで、長野市からはアシカの仲間の歯の化石や「オントケトゥス」と呼ばれる絶滅したセイウチの仲間の頭蓋化石が2点発見されています。オントケトゥスは、現生のセイウチに比べて牙が短く、前歯をもっていることから、より原始的な特徴をもつ種であり、セイウチの仲間の進化を解明するうえで非常に貴重な標本です。
本展では、長野市で発見されたこのオントケトゥスの化石を中心に、鰭脚類の進化の過程や多様な生態を、剥製や骨格標本などとともに紹介します。化石と現生生物を合わせて見ることで、かつて長野に広がっていた海の姿や、生物が環境の変化に適応してきた歩みを感じていただくとともに、海という環境と生きものとの関わりについて理解を深めていただければ幸いです。
長野市立博物館 第69回特別展
「長野にセイウチがいた! —オントケトゥスからたどる鰭脚類の進化—」
2026年7月18日(土) ~9月23日(水・祝)
特別協力:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
休館日:月曜日(7/20、8/10、9/21を除く)、7/21(火)
会場: 長野市立博物館 特別展示室
入館料: 一般500円、高校生150円、小・中学生100円
☆土曜日は子どもウェルカムデーにつき小・中学生入館無料
☆9/21(月)敬老の日、9/23(水)秋分の日は全入館者無料
☆入館料で常設展示室と特別展示室、どちらも観覧可能です
|
チラシの
PDFはこちら |
展示構成
プロローグ 長野にセイウチがいた!-中条標本と新町標本の発見
1章 海と陸を生きる-鰭脚類の世界
2章 陸から海へ-鰭脚類の進化
3章 セイウチの進化と「オントケトゥス」
4章 絶滅したもうひとつの鰭脚類「アロデスムス」
5章 なぜ長野で鰭脚類の化石がみつかるのか
6章 変わりゆく海と鰭脚類の未来
関連イベント
動物園のアシカに会いに行こう!
とき/
①7月20日(月・祝) 午前の部
②7月20日(月・祝) 午後の部
③8月30日(日) 午前の部
④8月30日(日) 午後の部
定員/各回15名程度(先着申込制)
参加費/無料(別途入館料)
|
 |
| 博物館で骨格や剥製などの展示資料を見学してから、城山動物園で飼育されているカリフォルニアアシカを見に行きましょう。飼育員さんの解説を聞きながら、アシカの体つきや泳ぎ方、行動の特徴など、生きている動物ならではの姿を間近で観察してみましょう。 |
復元模型づくり
「セイウチやオントケトゥスの頭をつくろう!」
とき/
①8月2日(日) 14時~15時30分
②8月16日(日) 14時~ 15時30分
②9月13日(日) 14時~ 15時30分
定員/各10回名(先着申込制)
参加費/1人500円(別途入館料)
お申込みの受付は現在準備中です。
開始までもうしばらくお待ちください。 |
ながはく総合講座
特別講演「長野の鰭脚類とオントケトゥス」
とき/8月8日(土) 14時~15時30分
講師/甲能直樹博士(国立科学博物館)
定員/40名(当日会場先着順)/オンラインによる配信も予定しています。
参加費/無料(別途入館料)