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※新型コロナウィルス感染症拡大予防のため、
日程や内容は変更になる可能性があります。

展示概要

 善光寺御開帳にあわせ、見て楽しむ文化について展示を行います。
 江戸時代には、庶民の間で信仰的な事物が娯楽と結びついていきました。御開帳には信仰のためだけでなく善光寺本尊の前立がみられるという物見遊山的な理由からも多くの人が集まりました。 珍品や芸を披露し、見て楽しむ文化は、町や都市が発展した江戸時代に花開き、見世物小屋や見る者を楽しませるような祭礼が広がりました。 そのような町の文化は善光寺の門前町でも盛んとなり、御開帳にあわせては屋台の巡行や博覧会も行われてきました。
 今回の展示では見て楽しむ文化に着目し、長野市でこれまで行われてきた見世物・祭礼・博覧会などをみることで、御開帳が様々なものとつながっていく姿を追います。

※作品保全のため、展示替えを行い、掲載作品が展示されていないことがあります。

☆5/5(木)と土曜日は子どもウェルカムデーにつき小・中学生無料
☆入館料で常設展示室と特別展示室、どちらもご覧いただけます


~図録販売中~

 ・特別展示
「御開帳 めくるめく ミル ミラレル ミセル」
  
  内容:
   プロローグ 善光寺を訪ねる人々
   第1章 見世物
    第1節 出開帳と見世物
    第2節 堂庭の見世物
   第2章 祭礼
    第1節 祭礼をすること
    第2節 祭礼図
   第3章 博覧会-ミル ミラレル ミセル-
    第1節 明治の博覧会
    第2節 戦後の博覧会
   エピローグ 長野市と御開帳-現在-

    発行年:2022年 価格1000円 送料310円



第一章 見世物

江戸時代に行われた江戸での出開帳や、江戸時代から近代にかけて御開帳にあわせて行われた「見世物」について紹介します。
江戸時代の伝説的力士・雷電の遺品の手形・軍配や、生き人形などを展示します。
△生き人形「道成寺」
吉徳資料室 蔵

△生き人形(菊人形)頭
「五代尾上菊五郎」
吉徳資料室 蔵



第二章 祭礼

御開帳に合わせて行われた祭礼行列を描いた作品などを展示します。
善光寺門前の祇園祭や松代天王祭にかかわるもの、近年新たに見つかった妻科神社御柱祭の祭礼絵馬なども紹介します。
△松代天王祭礼図巻
真田宝物館 蔵


△信陽松城祭礼競馬図巻模本
当館 蔵


△大正九年御柱祭絵馬
妻科神社 蔵



第三章 博覧会 - ミル ミラレル ミセル -

近現代に善光寺周辺で行われた博覧会について紹介します。戦後最初の御開帳は、長野平和博覧会という博覧会と同時に開催されました。その後も御開帳にあわせて何回か博覧会が行われました。
かつての博覧会で出品されてきたものを振り返り、人魚のミイラ(複製)や重要文化財の遊行上人縁起絵巻、戸隠神社の法華経、白鳳期の銅造観音菩薩立像などを展示します。
△人魚のミイラ
国立歴史民俗博物館 蔵

△善光寺御開帳と長野平和博覧会
―パンフレット―
(株)乃村工藝社 蔵

△長野産業文化博覧会―たばこ―
(株)乃村工藝社 蔵


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