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日程や内容は変更になる可能性があります。

展示概要

本展では、信州にかつて存在した大名家の中で、松代藩真田家、上田藩松平家、松本藩小笠原家、戸田家、高島藩諏訪家、高遠藩内藤家、飯田藩堀家に伝わった婚礼道具に焦点をあて、その華麗な技法を紹介します。
婚礼道具の代表といえる徳川家ゆかりの品、そして信濃の大名家に伝わる調度品を紹介し、婚礼道具がどのように管理され後世に伝わったのか、残された文献史料から道具の伝来にせまります。煌びやかな大名美術の世界をお楽しみください。


「煌びやかなお嫁入り-信濃の大名道具-」

・前期 2022年9月23日(
金・祝)~10月16日()
・後期 2022年10月18日(
)~11月20日()


休館日11/4(金),7(月),14(月)

会場: 博物館特別展示室

入館料: 一般300円、高校生150円、小・中学生100円


☆11/3(木・祝)は文化の日につき入館無料
☆土曜日は子どもウェルカムデーにつき小・中学生無料
☆入館料で常設展示室と特別展示室、どちらもご覧いただけます




~図録販売中~

 「煌びやかなお嫁入り-信濃の大名道具-」
  
  内容:
   第一章 煌びやかなお嫁入り
       婚礼道具の移り変わり
       徳川家ゆかりの婚礼道具
   第二章 信濃の大名道具
       松代藩真田家 真松院の道具
              真月院の道具
              貞松院の道具
       上田藩松平家 栄昌院の道具
       松平家ゆかりの品
       松本藩小笠原家ゆかりの品
       松本藩戸田家 松姫の道具
              寿美姫の道具
       高島藩諏訪家 清昌院の道具
       高遠藩内藤家ゆかりの品
       飯田藩堀家ゆかりの品
   第三章 受け継がれる道具

    発行年:2022年 価格1000円 送料310円
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前期・後期の各展示品についてはこちらをご覧ください
【煌びやかなお嫁入り展 出品一覧表】
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第1章 煌びやかなお嫁入り

江戸時代の大名は武家の嗜みとして、様々な文化に親しみ、教養を深めることが求められました。そのため大名家には多くの道具があり、このような道具類を大名道具といいます。 大名道具は大きく2つに分けられ、備蓄しておくべき武具刀剣類を表道具、藩主やその家族たちがプライベートな場で使った道具類を奥道具といいます。奥道具の中で最も華やかなものが、婚礼道具です。 ここでは婚礼道具の代表ともいえる、徳川家ゆかりの品々をご紹介します。

 
△料紙箱【後期展示】
長野県立歴史館 蔵


第2章 信濃の大名道具

松代藩真田家、上田藩松平家、松本藩小笠原家、戸田家、高島藩諏訪家、高遠藩内藤家、飯田藩堀家の大名道具を展示します。これらの家は徳川家とのつながりが深く、幕府の重要な役職に登用される家でした。 こうした家の格式によって、大名道具がそろえられたのです。所有者が判明している道具に関しては、その姫君にも焦点をあて、ご紹介します。

△花岡塗 花見重【後期展示】
個人 蔵

△三階菱紋付金蒔絵書箪笥【後期展示】
碩水寺 蔵



△戸田家伝来茶弁当一式のうち貝桶
【後期展示】
個人蔵・松本市教育委員会寄託
△敷盤・什器【前・後期展示】
飯田市美術博物館 蔵



△朱塗鶴亀梅鹿紅葉扇牡丹蒔絵三ツ組盃
【後期展示】
個人蔵・諏訪市博物館寄託

△婦人用手鏡【後期展示】
伊那市立高遠町歴史博物館 蔵

△掻巻(かいまき)【後期展示】
真田宝物館 蔵

第3章 受け継がれる道具

当初の揃いの姿や所有者、伝来がわかりにくい大名道具ですが、参考となる文献史料として、道具帳と呼ばれるものがあります。道具帳には品名や点数など、道具に関する詳細な情報が記されています。 この記録をもとに道具類が管理され、蔵などにまとめて大切に保管されました。この章では道具帳など残された史料を中心にご覧いただき、道具の伝来にせまります。


△清昌院様御残置御道具帳【前・後期展示】
諏訪市博物館 蔵

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