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展示概要

  貝の仲間は、私たちになじみ深い巻貝や二枚貝の仲間をはじめ、タコやイカの仲間や細長い筒状の殻をもつツノガイの仲間など、地球上の動物の中で昆虫に次いで多くの種が確認され、大繁栄しています。貝殻の色彩や形態は多様性に富み、生息域も深海から淡水そして陸上にまでおよびます。
 長野市では、かつて海の底だった地層中から様々な貝の化石が発見され、その種類及び生息域から、当時の長野地域の自然環境を復元することができています。また、長野市内から出土した縄文時代の貝形土製品、江戸時代に貝に魅せられた人々が収集した貝コレクションや美しさを活かした調度品など、人々と関わり深い貝も数多くあります。
 今回の展示では、 現生の貝の多様性と長野の貝化石、貝を利用してきた人々の知恵や好奇心についてご紹介します。





「見るカイあり!貝の魅力大集合—長野の貝化石から現在の貝殻まで—」

会期2025年4月26日(土) ~6月29日()

休館日5/7(水)、12(月),19(月),26(月)、6/2(月),9(月),16(月),23(月)

会場: 博物館特別展示室

入館料: 一般500円、高校生150円、小・中学生100円

☆土曜日は子どもウェルカムデーにつき小・中学生入館無料
こどもの日(5/5)は小・中学生入館無料
☆入館料で常設展示室と特別展示室、どちらもご覧いただけます

協力: 鳥羽水族館


関連イベント  ながはく総合講座

①「貝にさわってみよう! 」
とき/5月5日(月・祝) 午前11時~12時
講師/田村遼(当館学芸員・地質)

②「もっと知りたい貝 」
とき/6月8日(日) 午後2時~3時
講師/成田健(当館学芸員・地質)


【展示構成と主な展示品】
第1章 貝ってどんな生き物?

 貝の生態と分類について紹介します。 貝の仲間は、知られているものだけで10万種を超えます。とても多様性豊かな動物のグループで、見た目や体のつくりもバリエーションに富んでいます。カタツムリやイカ・タコも貝の仲間です。

△コウイカ
画像提供:鳥羽水族館
△ヒザラガイ
信州大学理学部 蔵
△オウムガイ断面
信州大学理学部 蔵



第2章 世界の貝・日本の貝

 様々なテーマで日本と世界各国の魅力的な現生の貝を紹介します。


△タガヤサンミナシ
信州大学理学部 蔵
△サオトメイトヒキマイマイ
信州大学理学部 蔵
△チサラガイ
信州大学理学部 蔵
△セブチリメンクマサカ
信州大学理学部 蔵



第3章 長野の貝

 長野市に生息する現生貝と北信地域で産出する貝化石を紹介します。


△コガタカワシンジュガイ
画像提供:小林収
△ナガノホタテ
当館 蔵



第4章 貝と人々

 貝を使った道具や江戸時代に収集された貝コレクションなど、貝と人々の関わりを紹介します。
△タカラガイ形土製品
当館 蔵
△貝類及名所天産物採集品
真田宝物館 蔵

△貝殻製の杓子
信州大学理学部 蔵

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