蚊による感染症から身を守るために
蚊に注意しましょう
平成26年8月、約70年ぶりにデング熱の国内での感染が発生しました。デング熱は、国内ではヒトスジシマカが媒介します。
ヒトスジシマカは、デング熱の他に、ジカ熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱などを媒介します。
蚊による感染症からご自身の身を守るために、蚊の発生を少なくすることや、蚊に刺されないようにすることが必要です。
各ご家庭で、次のことに気をつけましょう。
1 蚊の発生をおさえるには?
- 蚊は、屋外に放置された空き缶、空き瓶、古タイヤ、植木鉢の受皿、ビニールシートの溝などにたまったわずかな水たまりでも卵を産み、およそ2週間かけてボウフラから成虫になります。
週に1度は家の周りをチェックして、水たまりの水を取り除きましょう。
また、雨水マスや、用水路に流れ残った水などからも発生しやすいので、週に1度はたまった水を流し去りましょう。
- 蚊の成虫は、草むらや低木の葉の裏、じめじめした場所、用水路のあんきょなどにひそんでいます。定期的に草刈り、枝のせん定をして蚊のひそみやすい場所を減らしましょう。
また、ヒトスジシマカの行動範囲は50~100mと狭いため、シマ模様の蚊を見つけたら、近くに発生源があると思われますので、周囲を確認しましょう。
- 殺虫剤による駆除は、その場限りの対策です。蚊の発生をおさえるものではありません。使用方法、注意事項を守り、必要最小限の範囲に散布してください。
2 蚊に刺されないようにするには?
- 家の中での対策
網戸などで蚊の進入を防ぎましょう。
進入した場合は、捕まえて駆除するか、蚊取り線香、蚊取りマット、液体蚊取り、殺虫スプレーなどを利用しましょう。
- 家の外での対策
明るい色調の長袖、長ズボンなどを着用し、皮膚の露出を少なくしましょう。また、草むらに入るときなどは、素足にサンダル履きは避けましょう。
虫除け(液体、スプレータイプ、ウェットシートなど)も効果的です。使用するときは、用法、用量、注意事項を守りましょう。