更新日:2024年10月17日
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平成30年7月下旬以降、関東地方を中心に風しんの大規模な流行がありました。患者の9割以上が成人で、男性が女性の5倍多い状況でした。
日本では三日ばしかとも呼ばれる、風しんウイルスによる感染症です。
発熱とともに全身に淡い発疹が出現しますが、通常3日程度で消失します。その他の症状として、耳の後ろや頚部あるいは後頭下部のリンパ節が腫れることも特徴です。
飛沫により感染し、発疹出現前7日から、出現後7日くらいまで感染性があるとされます。潜伏期間は14日間から21日間です。
国立感染症研究所「風しんQ&A」へのリンク(外部サイトへリンク)
妊娠した女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんにかかると、胎盤を介して胎児に感染し、耳が聞こえにくくなる、心臓に奇形が生じる、目が見えにくくなる、精神や身体の発達に遅れが生じるなどの障害(Crs:先天性風しん症候群)がある赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。
国立感染症研究所「先天性風しん症候群Q&A」へのリンク(外部サイトへリンク)
麻しん・風しん混合ワクチンをお勧めします。(麻しん、風しんそれぞれの単独ワクチンでの接種もできますが、生産数が少ないため、取り扱いがない医療機関もあります。)
以下の方が定期予防接種の対象となります。
第1期:1歳から2歳未満
第2期:小学校就学前1年の間(保育園または幼稚園の年長相当)
詳しくは、予防接種の種類とスケジュールのページをご覧ください。
定期予防接種の対象以外の方は、任意での接種となります。妊娠している女性は接種できません。1か月避妊後に接種し、接種後2か月程度の避妊が必要です。
接種をご希望される場合は、かかりつけ医にご相談ください。
かかりつけ医がない、またはかかりつけ医で風しんの予防接種を実施していない場合は、厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」から検索して実施医療機関を探すことができます。
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