ホーム > 観光・文化・スポーツ > ようこそ長野へ > 観光スポット・観光施設 > 茶臼山動物園など > 茶臼山動物園再整備事業 > これまでの取り組みその2(オランウータンの森)
更新日:2025年3月10日
ここから本文です。
平成21年に完成したレッサーパンダの森に続き現在整備中なのが、絶滅危惧種のオランウータンの森です。
2018年から整備基金を募ったところ、たくさんのご寄附をいただき、無事工事に着手し、令和3年7月17日にオープンすることができました。
たくさんのあたたかいご支援をありがとうございました。
オランウータンは東南アジアに生息し、一生の大部分を木の上ですごし、人間に遺伝的に近いこともあり大人になるのは15歳前後、寿命は60歳ぐらいとされています。
また、オランウータンは6~9年に1回,1頭の子供しか出産しないそうで、この出産間隔は陸上棲哺乳類の中では最長で、ゾウなどの大型哺乳類よりも長いそうです。
近年の温暖化や、森林伐採で生息地の減少に加え、繁殖スピードが遅いこともあり、種の保存の重要性が世界的にも課題となっています。
檻に囲また狭い獣舎では、オランウータンが生き生きと動き回れず、大好きな木登りもできません。
檻があるため、オランウータンの表情豊かな顔も見づらいです。
屋内展示室も狭く、無機質な壁と床に囲まれて十分に遊べません。
寝小屋もさらに狭いため、繁殖に必要なスペースがありません。
オランウータンたちの生き生きとした生活を確保するため、2021年度オープンを目指してオランウータンの森を整備しています。
現在の獣舎のすぐ下にある森を活かして、オランウータンたちがのびのびと野生に近い姿ですごせるように計画しています。
また、実際の森で暮らす彼らの姿を通して森林の大切さもお伝えします。
完成した様子
既存の樹林を使うのでオランウータンの大好きな木登りもできるようになりました。
屋内も床暖房やミストシャワーがあり快適です。
お問い合わせ先
同じカテゴリのページを見る
こちらのページも読まれています