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茶臼山の自然


ふもとから見た茶臼山。左側の山腹に自然史館が見えます。


自然史館周辺に広がっている里山環境

 長野市篠ノ井の西側に位置する茶臼山(北峰の標高730m)は、武田信玄と上杉謙信が戦った川中島合戦の際に信玄が布陣したという伝説のある山です。しかし信玄が陣を敷いたという南峰は「茶臼山地すべり」のために崩れて今は無く、そこは植物化石を多産する大きな露頭になっています。
 茶臼山の周辺には、雑木林と棚田やため池など多様な生態が混在する豊かな里山環境が広がっています。雑木林には、タヌキ・キツネ・テン・アナグマなどの動物たちがすんでいて、最近はニホンジカも目撃されています。ため池には魚などの水辺の生き物が生息していて、環境が保たれた一部のため池には絶滅危惧種の「シナイモツゴ」という魚が生息しています。

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