ホーム > 特別展・企画展

第63回 特別展
「生き仏が信濃にやって来た
ー念仏行者徳本を迎えた人々ー」

※新型コロナウィルス感染症拡大予防のため、
日程や内容は変更になる可能性があります。

△徳本曼荼羅
(市内 無常院蔵)
  △名躰不離三尊像
  (和歌山 法善寺蔵)
△徳本行者有髪尊像
(東京 一行院蔵)

☆9/21(月)、22(火)、11/3(火)は入館無料
☆土曜日は子どもウェルカムデーにつき小・中学生無料
☆常設展示室と特別展示室、どちらもご覧いただけます

<概要> 

 長野市内には、独特の字体で「南無阿弥陀仏」と刻まれた念仏塔が各所に残されています。これは江戸時代後半に念仏行者徳本が信濃に巡錫に来た記念として建てられたものです。宝暦8(1758)年に紀州で生まれた徳本上人は自身の念仏修行と民衆への念仏の教化活動を文政元(1818)年61歳で亡くなるまで行いました。
 徳本上人が信濃に来たのは晩年の頃。既に念仏行者として名高い彼を迎えた信濃では、130日の滞在期間のうちに20万人の人が彼の説法を聞きに集まるなど、熱狂的に迎えました。その影響は没後200年以上経ってもこの地に残されています。
 展示では、彼の生地である和歌山や、各地ゆかりの寺院に伝わる品々から、当時生き仏とまで呼ばれた徳本行者の生涯を辿るとともに、彼が信濃に広めた念仏信仰の跡を県内に残された資料で紹介します。
 あわせて、徳本が信濃を訪れた以前と以後のこの地の念仏信仰についても紹介していきます。

県内の徳本名号塔についてご覧になりたい方は
長野県内の徳本上人名号塔所在地図(田口義称氏作成)
をご覧ください


ページの先頭へ