長野市が将来にわたり、「選ばれる都市」として市内外に向けて存在感を高めていくため、令和元年度から、都市の魅力や価値である「都市ブランド」を創出する都市ブランディングに取り組んできた。
令和4年度に取組の一環として始まった「みらいのながのをえがこうプロジェクト（略称：みらながプロジェクト）」では、「長野市らしさ」や「長野市の魅力」をテーマに、若手経営者や学生、移住者などを対象としたワークショップを開催するとともに、本市の都市イメージなどに関する市民アンケート等を実施した。
令和5年度には、そうした市民との対話を重ねる中で集めた素材をもとに、「都市ブランド要素」として「自然との調和」、「人の営みへの敬意」、「良質なアクセス」という3つの不変的価値と、それらを土台に「自分らしく自然体で生きる」、「安心して挑戦できる」という2つの実現価値を導き出した。
そして、この5つの価値を基に、「都市ブランド」が標榜するメッセージを短い言葉で端的に言語化した「ブランドメッセージ（タグライン）」として「FEEL NAGANO BE NATURAL この街で、わたしらしく生きる。長野市」を決定するとともに、ブランドメッセージが伝える“まちの姿”を長野市の風景をイメージさせる5色の混ざり合いと曲線で表現した「都市ブランドデザイン（ロゴ）」（以下、「デザイン」という。）を作成した。
本業務は、以上の経緯を踏まえ、デザインの効果的な活用を通じて、市内外に向けて本市の「都市ブランド」の認知を拡大することにより、本市への関心を高めることを目的とする。