屋外広告物適正化旬間

9月1日から10日は屋外広告物適正化旬間です
平成22年度から、国土交通省では、屋外広告物の適正化について、意識啓発を図るために、9月1日から9月10日までを全国一斉の「屋外広告物適正化旬間」と定めています。
市民の皆様には、この旬間を通して屋外広告物の制度について理解を深めていただき、お店や会社の「顔」である看板の安全性を確保し、より良いまちづくりにご協力いただくきっかけとしていただくよう、お願いします。
屋外広告物とは…
営利目的、非営利目的に関わらず、次の4つの要件をすべて満たすものは屋外広告物となります。
- 常時または一定の期間を継続して表示されるもの
※1日のうち数時間のみ屋外で公衆に表示されるものを含む。
- 屋外で表示されるもの
- 公衆に表示されるもの
- 看板、立看板、はり紙及びはり札並びに広告塔、広告板、建物その他の工作物等に掲出され、または表示されたもの並びにこれらに類するもの
落下事故が発生しています
劣化した屋外広告物が引き起こす事故が、全国で発生しています。
- 平成9年には、渋谷のセンター街で屋外広告物の落下による死亡事故が発生しました。
- 平成27年には、札幌市の繁華街で屋外広告物が落下し通行者が重傷を負う事故が発生しました。
- 令和3年には、県内で倒壊した屋外広告物により通行人が軽傷、車両1台を損傷する事故が発生しました。
安全点検を行いましょう
- 屋外広告物は、長年の雨や風、強い日差しなどにさらされ、知らず知らずのうちに、部材にさびや亀裂、ボルトの緩みなどが発生している場合があります。
- 安全点検義務は、表示者や設置者、管理者にありますので、定期的な安全点検の実施や、事故防止対策について専門の事業者に相談しましょう。
- 使わなくなった屋外広告物は、事故を未然に防ぐために、速やかに撤去しましょう。
- まずは、セルフチェックを行ってみましょう。
ひとつでも当てはまる項目がある場合は、専門の事業者に相談しましょう。
看板のセルフチェック
- 支柱の根元やブラケット部からサビが出ていますか?
- 看板が傾いていますか?
- パネル(表示面)にヒビが入っていますか?
- パネル(表示面)が外れそうですか?
- パネル(表示面)ががたついていますか?
- 照明の不点灯などはありますか?
- 照明器具が傾いたり、外れかけたりしていますか?
- 看板の部材が欠落していますか?
- 看板の基礎などにヒビが入っていますか?
- 看板を設置してから5年以上経過していますか?
長野市の取り組み
長野市では、屋外広告物適正化旬間に合わせ、市民の皆様に、屋外広告物の適正化について理解を深めていただけるよう、一斉パトロールの実施などの活動を行っています。
一斉パトロールでは、中心市街地で条例に違反して表示されている、はり紙、はり札、立看板などの除却作業を行っています。