更新日:2024年2月20日
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明るい選挙を推進する団体として「明るい選挙推進協議会」が、全国の市町村において組織されています。しかし、明推協は各種団体の代表者が構成員(あて職)となっていることが多く、企画立案はできても、実践的な活動が伴わないことが多く見受けられます。
このため、多くの市町村において「白バラ会」などのボランティア団体が設立され、会員相互が政治や選挙に関する知識を高めつつ、会員の親睦を図りながら、明るい選挙推進運動の原動力として、自主的な啓発活動を行なっています。
長野市においては、平成3年の松代地区を始めとし順次設立され、現在は市内全32地区で約800名の会員が活動しています。各地区の会員は、明るい選挙推進活動に積極的に参加いただける方を、住民自治協議会または行政連絡区等から推薦いただいています。
私たち国民が、買収や供応といった選挙犯罪や、義理人情などによるゆがんだ選挙を排し、選挙が公正かつ適正に行なわれ、私たちの意思が政治に正しく反映される選挙を「明るい選挙」と言います。そしてこの「明るい選挙」を進めるための運動が「明るい選挙推進運動」です。
この運動は、私たちの一票が正しく投票されることを目的としており、同時に、国民一人ひとりの政治に対する関心と意義を深めていくものです。
また、特定の政党、政策、候補者を支持したり、反対したりする政治活動や選挙運動とははっきり区別されるものです。
明るい選挙の実現に向けた運動が全国的な広がりを見せる中、長野市においても昭和36年、民間団体有志により「公明選挙推進協議会」が結成されました。
昭和41年の合併と共に、旧市町村ごとに組織されていた「明るく正しい選挙推進協議会」が一本化され、各支所単位に「支部」を結成。その後「明るい選挙推進協議会」に改称しました。(昭和43年には長野市が「明るい選挙都市宣言」)
長年、区長会と白バラ会(前述)を中心に老人クラブ、青年会議所など関係団体の協力のもと活動をしてきましたが、都市内分権の流れのもと、平成22年3月、より地域と連携した選挙啓発活動を行うため、市内各地区の白バラ会を中心とした組織に改編し、より地域に密着した活動を展開することを目指しています。
なお「長野市明るい選挙推進協議会」の事務局は「長野市選挙管理委員会」の事務局です。
各地区の実情に応じて、次のような活動に取り組んでいます。
なお、白バラ会の運営費は、市からの長野市明るい選挙推進活動交付金(22年度から)や各地区の実状に応じて住民自治協議会(区長会)からの補助金、会員会費などが充てられていますが、基本的に会員のボランティア活動に支えられています。
都市内分権を進める中で、市が主導して設置した団体や委嘱制度は廃止され、各地区の自治組織は「住民自治協議会」として再編され、平成22年度から本格稼動しています。
「白バラ会」は、地区ごとに独立した組織であり、市からの委嘱も無いことから、廃止する団体には該当せず、現在も各地区の住民自治協議会と協力・協調しながら活動しています。
白バラ会の各地区における位置づけは、住民自治協議会の構成団体になっている場合や、協力団体となっている場合、会員が住民自治協議会の部会員になっている場合などさまざまですが、いずれの地区でも会員の推薦や活動費の助成、啓発活動への協力など、住民自治協議会(区長会)から全面的な支援をいただいています。
「いつまでも変わらない」「私はあなたにいちばんふさわしい」という花言葉を持った白バラ。白バラがいつ頃からシンボルとして使用されたか明らかではありませんが、記録によりますと、明治時代に普通選挙の実現のために運動していた人達が胸に白バラを付けて奮闘していたそうです。
その後、昭和30年に開催された普通選挙30周年、婦人参政10周年記念式典のシンボルに使用されて以来、各地で候補者に白バラを贈ったり、明るい選挙の象徴として用いられるようになりました。白バラの持つ清楚な感じが、明るい選挙の目標のひとつである“清潔さ”を象徴するものとして、現在では広く一般的に使われています。
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