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この街で、わたしらしく生きる。長野市

更新日:2023年10月30日

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性的マイノリティ(性的少数者)

はじめに

近年、LGBTQ、性的少数者、性的マイノリティという「言葉」はマスメディア等で取り上げられたことにより広く一般社会に定着してきました。その一方で「理解」は十分に深まっておらず、根強い偏見や差別が存在しています。性的マイノリティの方は差別的な言動に加え、異性愛や、男性と女性の性別二元論を前提とした制度そのものに直面し、困難を抱え、悩んでいます。
こうしたことを受けて、平成16年に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行されましたが、心と体の性が一致しないことにより日常生活の中で生ずる様々な問題について、市民の理解と社会的支援が必要です。
性のあり方は一人一人違っており、自分の意思で決めることや変えられるものではありません。こうした違いを理解し、尊重することが、性的マイノリティの方を含む全ての人が生きやすい社会の実現につながります。今まで当然と考えられてきた認識や制度について、改めて見つめ直し、正しい知識を身につけることが求められています。

性の多様性について

性の主な構成要素

私たちの性のあり方(セクシュアリティ)はいくつもの要素から構成されています。ここでは4つの代表的な構成要素について紹介します。

  • 性の構成要素
性の構成要素 解説
好きになる性(Sexual Orientation) どういった性別のひとを好きになるか、性的指向
性愛感情を抱かない場合もあります
こころの性(Gender Identity) 自分をどのような性別だと思うか、性自認
性表現(Gender Expression) 言葉遣い、ふるまい、服装などの表現に関する性別、見た目の性
からだの性(Sex) 出生時に割り当てられた生物学的な性
  • SOGI(ソジ)について
    性の主な構成要素である性的指向と性自認の頭文字をとってSOGIと呼ばれています。
  • 同性愛や性別不合は精神的に治療するべきものではないとされています。かつては、同性愛や性同一性障害は精神疾患とされ、それが性的マイノリティに対する差別の一因となっていましたが、すでにWHO(世界保健機関)により見直しがされ、精神疾患とはされていません。
    性的指向や性自認は治療によって変わらない一方で、成長の過程で自然に変わることもあります。大切なことは、本人も周囲もそれを受け止めて、尊重することです。

性的マイノリティ(性的少数者)、LGBTQとは

性的指向や性自認は実に多様です。これまでの異性愛や男性と女性の性別二元論を前提とした制度に対して、性のあり方が少数派に当たる人々の総称の頭文字をとってLGBTQ、性的マイノリティと呼ぶことがあります。また、性的マイノリティには、LGBTQ以外にもたくさんの性のあり方が存在します。

  • LGBTQとは

LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング又はクィア)の頭文字は、性的マイノリティと同義の言葉として用いられます。

性の要素 多様なアイデンティティの例 説明
性的指向 レズビアン(Lesbian) 女性として女性が好きな人
ゲイ(Gay) 男性として男性が好きな人
バイセクシュアル(Bisexual) 男女どちらにも性愛感情を抱く人
性自認 トランスジェンダー(Transgender) 出生時に割り当てられた生物学的な性と性自認が異なる人
  • クエスチョニング(Questioning):性自認や性的指向が明確でない人
  • クィア(Queer):性的マイノリティの総称

アライとレインボーフラッグについて

アライ(ALLY)とは、性的マイノリティの方を理解し、応援する人々のことです。アライがいることで性的マイノリティの方に安心感をもたらすと言われています。性的マイノリティの方を理解し、応援しようと思われる場合には、まず正しい知識を身につけ、その上で6色のレインボーフラッグを机に置くなど、アライであることを表明しましょう。
レインボーフラッグとは、性の多様性を表すシンボルで、性的マイノリティ支援の意思表明に使われています。

カミングアウトとアウティングについて

「カミングアウト」とは、公にしていなかった性的指向や性自認、性別等を本人が自分の意志で相手に伝えることを言います。
「アウティング」とは、公にしていない性的指向や性自認、性別等を他人が本人の意思に反して暴露する(第三者に開示する)ことを指します。
性的マイノリティの方は、相手を選んでカミングアウトします。カミングアウトされた場合は、あなたを信頼している証でもあるので肯定的に受け止めることが大切です。
カミングアウトされたことは他人に言うべきではありません。具体的に対応を求められた場合は、対応のために必要な人に伝えてよいか、あるいは本人から伝えるかを確認することが大切です。良かれと思って本人の了解を得ずに勝手に他者にアウティングすることはプライバシーの侵害です。性的マイノリティに対する差別や偏見により、本人と家族や同僚、友人との関係が断絶する恐れもありますので、アウティングは絶対に行ってはいけません。
もし、カミングアウトされてどう対応すればよいか戸惑った場合は、一人で抱えて悩む必要はありません。本人に対し、どうすればよいか戸惑っていることを正直に話し、これからのことを一緒に考えましょう。
また、個人情報を伏せたうえで、守秘義務のある相談機関に相談することもできます。

性の多様性に関する相談窓口

LGBTQ(性の多様性)相談室~令和5年開設しました~

  • 相談日時:毎月第4火曜日、午後1時から5時まで
  • 相談方法:面談又は電話
  • 相談会場:長野市中央隣保館1階(長野県若里1丁目19ー5)
  • 電話番号:026-223-2220
  • 本人のほか、家族・学校・職場等で当事者に接する方からの相談もお受けします。
  • LGBTQや性の多様性に関する研修についても相談に応じます。

LGBTQ(性の多様性)相談室を開設します

長野市の取組

長野市は、平成30年9月「LGBTなど性の多様性を認め尊重する人権施策の実施に関する請願」が採択され、企業や地域でも関心が高まりつつあります。このことを大切にし、当事者をお呼びしての講演会やラジオ放送等、様々な啓発活動を実施しています。
また、市民の方へ性的マイノリティに関する意識調査を実施するとともに、性的マイノリティの方を支援するための各種施策を実施しています。

関連リンク

お問い合わせ先

地域・市民生活部
人権・男女共同参画課 

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第一庁舎4階

ファックス番号:026-224-7547

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