ホンドタヌキ(2001年5月 赤外線センサーカメラで撮影)
茶臼山には、ネズミのなかまやウサギ、リス、タヌキ、キツネ、テンなどの哺乳動物(けもののなかま)が生息しています。最近ではニホンジカも目撃されています。
2003年12月9日
赤外線センサーカメラで撮影
|
里山にすむ代表的な動物です。昼間はササやぶや石積みの下などでじっとしていて、主に夜に活動します。木の実やカエル・ネズミなど何でも食べる雑食性で、人家から出る残飯もエサにしています。
疥癬症の流行などによって一時減少しましたが、最近は再び増えているようで、夜間の道路脇などでよく見かけられます。
2003年12月6日
赤外線センサーカメラで撮影
|
イタチと似ていますが、イタチよりも大型です。ネズミや昆虫などの小動物を食べるほか、マタタビやカキなどの果実も食べます。
2003年11月12日
赤外線センサーカメラで撮影
|
夜行性で木登りが得意です。鼻スジの白い線が特徴です。雑食性で、昆虫などを食べるほか、リンゴやミカンなどの果物が大好物です。このため、果樹園に出没して食べ荒らすことがあります。外国から持ち込まれた帰化動物と考えられていて、各地で分布を広げています。
長野県では、下伊那地方の一部にしか生息していない「珍獣」ということで1975年に「長野県天然記念物」に指定されましたが、その後急速に分布を広げ、果樹園の被害も増加したため、1995年に天然記念物の指定を解除されました。
長野市誌(1997)によると、長野市内では七二会(なにあい)地域で唯一の目撃報告があるだけでしたが、この写真によって茶臼山周辺にも生息していることが明らかになりました。